MOST LIVE TO SAY GOODBYE, SOME DIE TO FEEL ALIVE

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ニューヨークは、僕にとって魅惑的な存在だ。アイコニックな響きによるものではなくて、街全体が一つの世界のようにして回っているような、ほとんど架空のコンセプトのような…まるで、旋回する動きには時間さえ権威を無くしているような。過去、現在、未来、その全ての中心にいるような感覚。幸福に満ちた喜びと、無感動の不幸。忘れようとしたもの全てと、ずっと望んできたもの。依存と自由。コミュニティと自立。シンボリックな解放のイメージと、無慈悲で豪華な要塞。ポルノグラフィックな極貧と神聖な欲望。

鏡が世界のヴィジョンを映し出すように、創造しては、破壊する。永遠の愛を信じる者にとってのロマンチックな幻想。新たな始まりを求める者にとっての避難所。輝くための明るい光を望んでいる者にとってのシアター。よそ者にとっての隠れ家。自身の沈黙から逃れてきた者にとってのうるさい人混み。過去のノスタルジアを写し続ける写真、思い描く未来。無名の作家、神秘的な炎、膝間づきたいという謎の欲望、縮んでいく自己の上昇…それらにとっては、忙しい通りだ。クリエーションの美しさ、そして、それと共にあるカオティックな自然災害。自らの権利の中で神となることがどんな味か、そして、真の人間らしさとは何かを意味してる。

僕は嵐の中で育った。それ以来、信じるには歳を取りすぎ、本当に気にかけるには若すぎる。多くが別れを言うために生きるとき、生きていると感じるために死ぬ者もいる。家のすぐ近くだと感じられるのと同じくらい、現実はたどり着くのに最も遠い場所のようにも思える。まるで、夢と実現のあいだの距離が、乗り越えるべき最も大きなものであるかのように。2016年3月1日、霧雨の夜、ブロードウェイを歩き、愛する人たちの笑いや驚きに囲まれながらワインを飲んだ…あの瞬間はニューヨークの街じゃなかった。そこに存在した眩しい光や輝くスカイラインよりも、断固として素晴らしいものだった。あの瞬間は家族だった…それほど素晴らしくシンプルだった。それほど勇気付けられた。家族…それが何であろうと、ありのままでいさせてくれるユニークな力。夢とその実現のあいだ。


ニューヨーク…”多くが別れを言うために生きるとき – 生きていると感じるために死ぬ者もいる”

– Alex

俺たちのための空の図

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ニューヨークのPianosで開催する特別コンサートを、俺はとても楽しみにしていたのを覚えてる!考えてもみろよ、世界中からバンドの友人やファンたちが50人集まり、バスに乗ってケベックからニューヨークでのコンサートに参加したんだぜ!それだけじゃなくて、ニューヨークへ行くのは初めてって人もいれば、自分の国を出るのが初めてって人もいた!とてもエキサイティングだったんだ!

俺は、クレイジーなアイディアなんて考えるだけにしとけっていうような環境で育った…夢について話したり、リスクを負ったり、自分の心地良いゾーンから出る…なんてことは、話題に出たこともない。アレックスと知り合って、友達になってから、夢や、不可能を可能にすること、自分が思い描く未来を実現させることについて話しを聞くのは、とても特別で未知のことだった。人が自分のことをどう思うか考えるのではなく、自分がすごく熱くなっているからこそ、周りの人もその旅に混ざりたいって思うんだって話したよ。”不可能”なんて言葉はアレックスの中には存在しなかった!ずっと昔、アレックスがコンサートで演奏しないかって声をかけてくれた時のことを覚えてる。俺がアコースティックギターを弾いて、アレックスが歌うとか、そんな感じだろうと思ってたんだけど…違ったんだ!アレックスはすごく興奮して、俺たちにはドラマー、ベーシストが必要だって言った。あと彼はバックヴォーカルを務められる人を知ってるって…。ワオ…!フルバンドじゃないか!!!この瞬間こそ、俺が生きてきたもの、そして、本当に思い描く人生を映し出していたよ。”大きな期待をするな。行動する前に今一度考えろ” Pianosでのコンサートについて考えるとき、そうやって生きていたことを思い出すんだ。ただバンドだけでNYに行って、コンサートすることもできた。けど!このクレイジーな旅に俺たちの友人、ファン、ファミリーたちを連れていくってのはどうだ?!昼間はニューヨークを楽しんでもらって、夜はコンサートと、最後にタイムズスクエアで乾杯しよう!ってな。

だから、俺は親友たちとニューヨークで音楽を演奏し、俺たちに人生へのアクセスを許してくれた素晴らしい人たちと、それを分かち合った。ほら、時々、立ち止まって自分の周りにあるものを考えることって大事だろ…自分が何かをしているときって、自分を囲むものや、自分がどれだけ恵まれてるかってのを忘れがちだ。俺たちみんなでコンサートのあとタイムズスクエアにいたとき、俺はみんながシンプルに歩いたり、走ったりするのを見て、みんなの笑顔や笑い声を聞いた…それは、とても貴重な瞬間だったぜ!みんなの目の輝きは、タイムズスクエアの光よりも何千倍も明るかった!そして、何年も前にバンドを組むことについて話したアレックスの目と同じ輝きだったと思う!このとき、俺は自分が新しい環境へと歩いていく感じがしたんだ。体験したことのない何かに包まれているような…自分に言い聞かせたよ:”そうさ、可能だ!”ってね。俺にとって、ニューヨークへの旅はそれだったんだ…クレイジーすぎて経験できないことなんてないだぜ!

俺たちはこの瞬間を心に刻むために、タイムズスクエアで乾杯したんだ!この機会に、”セレステ”という特別なワインを選んだよ。ワインボトルには、夜空に輝く星が描かれてるんだ。空を見上げても、その先のリミットは見えない。測れないんだ。自分を超えたもの。自分の理解を超えたものなんだよ。それは、俺たちが分かち合って、共に経験している夢も一緒だと思ってるんだ…そして、このニューヨークでのコンサートは、それを表現していたのさ!

– Sef

タイムズスクエアが更に輝くとき

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ニューヨーク、希望に満ちた隠れ家
ニューヨークで過ごした時間を思い出すときに僕の頭に浮かぶイメージを見てもらえたらいいのに。僕の心に刻まれたもの、それがどれだけ贖い的であるかを。湖のそばに立つ秘密の隠れ家を思い浮かべる人もいるだろう。静かなリビング、本、ヘッドフォンで聴く素晴らしいアルバム、親友たちと集まるカフェなど…僕にとってニューヨークは、ブッシュウィック・インレットパークにある川のそばでの乾杯、CMJでパフォーマンスした時間、マンハッタンやウイリアムズバーグでの散歩、恒例となったEatalyでの夕食、コニーアイランド・ビーチ、10年前にしたジェフとのロードトリップ、The Ramones、Sonic Youth、アートの面で僕らをインスパイアしたシーンたちなどなど…アルバム『Between Illness And Migration』を書き上げて、レコーディングするためにニューヨークに移動しようかと考えたくらいだよ。こうやって、いつまでも続けられる…ニューヨークで分かち合ったことは、僕に何度も希望を与えてくれた。きっと君も、自分にとって意味深い場所や出来事があるんじゃないかな。他の人も招待したいような特別な場所が。このロードトリップは僕にとって、まさにそんな感じなんだ。僕らと一緒に分かち合う世界への招待。

永遠の場所
1年後、何で僕はこのイベントについて書いてるんだろう?特別な意味を持つ場所や自分が感動したイベントに名前をつけたり日付を書き留めたりして、記憶に残しておこうとする人がいるよね。でも、覚えておくためっていうのを超えて、僕らがあの日、経験した豊さは疑いようもないくらい、少なくとも君と分かち合っておきたいことなんだ。年齢的なこともあって、ライブハウスに入れないって分かっていながら、それでも皆と一緒にいたいと思って、このロードトリップに参加した人もいる。または、この経験が人生の転機だと思って参加を決意した人たちもいる。僕の親愛なる兄弟、姉妹たち、それが君だよ。君たちは、こういうことを僕に見させ、参加させてくれているんだ。

このコンサートが新しいバージョンの「A View From Within」と「Empire of Sorrows」を初めて演奏したときだった。この約2ヶ月後にリリースされた”Tokyo Sessions’’のために、新しくアレンジされたんだ。ライブ会場へ向かうとき、そして到着してからも、「Empire of Sorrows」の最後のセクションがどんなだったか、すっぽり頭から抜け落ちていた。ステージに立つ前に、思い出さなきゃって一生懸命、頭の中を探したよ。コンサート前にバンドメンバー全員で集まる時間をとって、そこで全て思い出した。この瞬間は重要すぎるくらいだった。この曲たちは、このコンサートで演奏されるべき曲たちだった。演奏中、僕の頭の中では色々な感情が駆け巡っていた。でも突然、その瞬間に必要でないものを頭の中から排除して、ここでみんなの顔を見れることが、どれだけ最高かってことに集中したんだ。The Pianosのマネジャーが「えっ?!カナダから大型バスに乗って今夜のライブに来る人たちがいるの?!」って驚いていたのを覚えてるよ。こんなことは自然なことじゃなかった…それよりも、もっと大きなことだったんだ。みんなと分かち合いたいという意思にチャンスを与えたアイディアであって、それは誰にも奪えないものだったんだ。親愛なる僕の兄弟、姉妹たち、どうもありがとう。これからもお互いを励ましあっていこう。だって、人生は、ありのままでいること、今を抱きしめることにあるから。

– Moose

人生への盲信

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あの瞬間に立ち返って、どれだけクレイジーだったかって考えるのは楽しいよ!俺が期待した以上に素晴らしい時間だったんだ。思い出すだけでも、あの旅は本当に楽しかったよ!だって、想像してみて。俺は新しいライブ・サウンドエンジニアのボブと7時間の移動をしたんだ。彼は素晴らしいサウンドエンジニアというだけでなく、人としても、すごく良い奴で寛大なんだ。


俺たちは音楽、サウンド、ギアについて話した…悪いね、俺は中毒なんだ!特にスタジオギアはね!ボブはVoivodというバンドとのツアーなど、色々な経験を話してくれたよ。音楽が彼に大きな影響を与えたからこそ、自分の人生でずっと音楽に関わっていきたいって思ったんだって。彼の話を聞きながら、音楽がどれだけパワフルになれるかってことに驚きと喜びを覚えた。少し自分の人生についても考えてみて、俺も同じだって気づいたんだ。音楽こそ、俺が人と話し、分かち合うための言語だった。繋がるため、触れるため、生きるための…

俺にとっては、助けを求める叫びとして始まったんだ…愛されるため、エネルギーを発散するために…でも、それは兄弟、姉妹たちとの交流へと変わり、自分が期待した以上にパワフルなものとなった。NYのコンサートはその素晴らしい証だった。俺たちはいつだって、アーティストがすべきこと、すべきでないことのバリアを壊したいと思ってきたんだ。演奏する側と、それを体験する側にある違いから生まれる境界線(または、それがあるって思い込んでる幻想)をぶち壊したいと思ってきた。俺たちにとっては、いつだって、みんなで一緒に解放できるビッグな集まりであり、心の奥深くにあるものを解き放って、みんなで一つになって体験する機会なんだ。

YFEファミリーたちを俺らと一緒に連れていくっていう魔法を生み出すアイディアを聞いたとき、俺はすごく感動したよ。と、同時に俺は思った。「もしも、俺の大好きなバンドがこんなことしてくれたら、俺の人生を変え、人との関係作りを手助けしてくれただろう」って。だから、俺はすっごく楽しみにしていたんだ!

ライブの前に、お世話になってるTech21の人と会うチャンスがあった。顔と顔を合わせるのは初めてだったけど、もう既に大歓迎のハグで愛情いっぱいだった。すごく感動したよ。そして、気づいた。これが、俺たちが周りにいる人たちと耕しているもので、それが全てをパワフルにするんだってね。

コンサートは、ものすごいエネルギーに満ちていて、自分が爆発するかと思ったよ!音楽への心を解き放っている人たちの顔を見るのは、俺にとってこの上ないくらいの幸せだった。この瞬間が終わってほしくないと思った。そして、終わったあとは、10分くらいしか演奏してないんじゃないかっていう感覚だったよ。

もう、これクレイジーすぎるだろって思ったのが、俺たちがみんなが乗ってきたバスの中に入っていったとき。素晴らしく、美しい笑顔と笑いを目にしたよ。俺は力をもらった。だって、ただコンサートを観に行くだけじゃなかったから。そうしたきゃ、毎晩だって行けるさ。でも、バスの中へ入った瞬間、そこにはイントロダクションも必要なかったんだ。自分はみんなと友達だった。ワオ!それってすごくないか?誰もがチャンスを掴み、普段と何か違うことを味わいたいって思って、この冒険に参加した。みんなの心に永遠の印をつけたのはニューヨークの背の高いビルだとは思わない。ここは自分の居場所だっていう感覚さ…愛の感覚…みんなで一緒にいるっていう感覚だ。俺たちの心と魂をつなぐ音楽、そして、人生の流れを外へ向かって解き放ちたいという望み。

タイムズスクエアでの写真は、この瞬間の精神とエッセンスを完全に不滅にした。みんな一緒。ゲームも、ルールもなく、ただの俺ら、一緒にいて、このクレイジーな旅を経験していた。自分の隣にいる人なしでは、意味がないんだって知りながら。俺たちがどんな時代に生きていようと、愛は人を変え、癒す力がある。

唯一、悲しかったことは、帰りがボブと一緒の車じゃなかったこと。彼は先に出発しなきゃいけなかったんだ…俺のスタジオギア・トークへの渇きは癒えてない!

みんな大好きだよ

– Ben

エネルギーに溢れた瞬間

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私はPianosでのライブを楽しみに(そして、緊張も!)していたわ。だって、このライブはバンドにとって大事なショーケースで、私がYour Favorite Enemiesと演奏するのは久しぶりでもあったから。ライブを観るために、沢山の人が大きなバスに乗ってアメリカの国境をまたいで来るって聞いて、私の興奮は高まるばかりだった!このイベントに参加するために、初めてパスポートを作成した人がいたり、休みをくれるよう上司にお願いしなきゃいけなかった人もいた。(もしくは嘘ついたりね…人によるわ!笑)そして、何よりも、そのほとんどの人たちが、お互い全く知らない人たちと同じバスに乗って、ユニークで予測不可能な旅に乗り出したのよ。 

ライブ会場の扉が開くのを車の中で待っていたのを覚えてる。ニューヨークのガヤガヤした通りを見つめながら、「もしかしたら、私たちは歴史をつくっているのかも?」って思ったわ。パティ・スミスやキム・ゴードンが、あるとき、この通りを歩いて、コーヒーを飲んだり、マディソン・スクエア(NYでもお気に入りの公園よ)を歩いたりしたみたいに、もしかしたら、今回のライブは私が理解できる以上に意味のあることなのかもってね。ニューヨークは夢を刺激すると思うわ。だって、最初は社会不適合者のようだと思われていた、たくさんの人たちが、のちにパイオニアとなり、トレンドセッターとなり、アート世界に変化を与える人たちとなったんだもの。

でも、私は疑いを抱いた…「歴史をつくってるなんて、自分を誰だと思ってるのかしら?」私は時々、矛盾した考えを持つの…自分は世界を変えられるって思った次の瞬間、自分の人生を生きるのが怖くなったりする。勇気と疑いの間で思いを巡らせながら、それでも、この写真を撮った。自分の疑いの声に「いつか、この写真が今日起きたことの証になる」って囁きながら。

あの夜、私はみんなが心を開いてくれたことに感動したの。ライブ中のとってもインスピレーションに溢れた瞬間や、そのあとも、コンサートに来てくれた人たちと一緒にタイムズ・スクエアまで歩き、ワインを一緒に飲んで、パッションやコミュニティについての言葉をシェアした。

あれは1年前。そして、今なら「私たちは歴史をつくった」って言えるわ。だって、この日のことは、私たちの心に深く刻まれてるもの。ニューヨークのガヤガヤした日常を見たけれど、それよりも、もっとよく覚えているのは、お互いに与えあったものが、どれだけ私たちの心を活気付けてくれたかということ。それは今でも心にあって、さらなる望みを生んでる。もっと音楽を、もっと情熱を、もっと心の繋がりを、もっと人生をってね。

– Miss Isabel