“Outside it’s America”ツアー、南へ!

Written by Your Favorite Enemies. Posted in Outside It's America

朝早くカーボロに到着しました。私は誰よりも早く起き、一番近いスターバックスへと行くことにしました。歩いて15分のところにあるとのことでした。それか、45分です。私のように写真を撮るために何度も立ち止まった場合は。正直、街にはあまり期待していませんでした。カーボロなんて聞いたこともなかったし。でも、少し歩いたところに、古くて赤いピックアップトラックと出会ってから、私は魔法にかかってしまったんです!小さくて、静かだけど、生き生きとしていて、晴れていて、新しい…完璧な街でした!もっと”田舎”を想像していたんですが、全然違いました。そのあとすぐに、アレックスとジェフが合流し、サウンドチェクの時間になるまでには、ほとんどのバンドメンバーが混ざりました。

サウンドチェック後、私たちは外へ出ました。そこで長年の友人Tina(またの名をhippiechick)と会いました!バンドが演奏している間に、彼女はこのノートを置いたんです。ステージ上で、この紙が跳ねるのを見て、クールだと思いました。そして、この夜のライブに多くのエネルギーを与えてくれたことと思います!

そして、実際のライブ!この夜、アレックスも他のみんなも少し疲れていました。それだけでなく、アレックスの声が少し嗄れているように聞こえて、そのおかげでいつもとは少し違う雰囲気の夜となりました。アレックスの曲の解釈もいつもとは少し違いましたが、変わらずにソウルフルで意味深かったです。曲に対する新しい視点を与えてくれました。私は全てのアルバムバージョンの曲を覚えています。もちろん、ライブバージョンも同じように。でも、今回は全く新しい曲たちのように聴こえました。聞いたこともない街での思い出深い夜です。きっと一生忘れないでしょう!

アトランタにて朝は遅めに起きました。私だけなく全員。寝たのが遅かったわけではありませんが、これまでのツアーの疲れが溜まってきています… ツアーバス内では、家のベッドのように眠れるわけではありません。正直言って良いですか?私は荒れ果てた街を想像していたんです。ありがとう、ウォーキング・デッド。でも、違いました。人は普通だし、誰も私を食べようとしませんでした。一番近いスターバックスは143m先ーというか、スターバックスのアプリはそう言ってたんです。実際は、私がいた場所からスターバックスまで、まっすぐな道がないこともあって、1km以上あったんです…まぁ、その価値はありましたけどね。今までで一番素敵なスターバックスを発見しましたから 🙂

Your Favorite Enemiesとスターバックスにはラブストーリーがあります。 それが愛のお返しなのか、それとも私たちに良くしてくれるのがスターバックスだけなのかは分かりませんが、どこへ行っても、一番近いスターバックスをチェックします。全ての場所でそうなんです。ほとんどの場合、ライブハウスよりも良い雰囲気です。正直になりましょう。サウンドチェックは大事ですが、聞くに耐えないんです!でも、だからと言って、スターバックスで流れている音楽がいつも良いというわけではありません。というわけで、言わせて下さい。私はたいてい誰よりも早く起きます。起きて一番最初にすることは、そこから近いスターバックスの位置確認。どうやら、私は”スターバックス発見者”に指名されているようです。ということは、一番近いスターバックスを見つけなきゃいけません。でも、スターバックス、お願いだから、21日間アメリカ国内であなたのロケーションを歩き回って探すために、この3つのお願いを聞いてもらえませんかーそれか、少なくとも、毎回アプリと格闘している私のだけでも聞いてくれません?

1) 全ての場所でWiFiが使えるようにしてください。訪れた店の半分は、WiFiが全く使えませんでした。
2) 実際のお店の位置を認識してくれませんか?スーパーマーケット内のバカげたスタンドじゃなくて。ワシントンDCのありえない日差しの中、15分も歩いてスーパーにたどり着いたときは、完全にがっかりしました!
3) 全店にワインを取り入れて下さいません?アトランタで行った支店は今まででも最高でした。もっと、こういうの欲しいです!

それでも大好きですよ、スターバックス。ブルックリンのAngusと、アトランタのTesley、そしてショート・ブロンドヘアの女の子に特別な賛辞を!朝から晩までスターバックスで過ごす人は、あまり一般的でないばかりか、ロン毛&髭にタトゥーをした団体客は、人々の注目を浴びました!

そして、ライブがありました。ファッキンなくらいのライブがあったんです!!!ブログを書くとき、私は汚い言葉をあまり使いません。自分の言葉に気をつけているし、公開される前に、それが”正当”なものであるかチェックする人がいるんです。でも今夜は、ファッキンなくらい、最高でした!ツアー中、アレックスは“Midnight’s Crashing”のブリッジの歌詞を変え始めます。“the girl outside in the parking lot who’s thinking of jumping”(外の駐車場にいる女の子は、飛ぼうか考えている)というところです。彼女は飛ぶことについて考えるのを止めた、もしくは、もう飛んだとか、またはためらっていた一歩を踏み出したかもしれない。飛ぶ必要はないんだと気付いたのかも。方向を変えたのかも。何か新しいものに目を開けたのかも。でも、このとき女の子は“Outside It’s America”について考えていました。

そして今夜、アレックスがこの歌詞を歌っているときに、フロアにいた私は、人が反応する声を聞いたんです:「そうだ、これだ!アメリカをつくっているのはこれだ。僕らが今生きているこの瞬間、音楽を通して経験するこのコネクション…それがアメリカだ。このカナダ人が、アメリカに住む人々以上に、このことを良く理解してるっていうのはクレイジーだ」

この街にユニークな雰囲気があるのは否定できません。ずっとスターバックスにいたので、あまり街を見ていませんが。このツアーはまたスターバックスツアーになったと、良く冗談を言っています。上の文章を読めば、それも間違いじゃないと分かりますよね 😉 夜は有名なバーボン通りで過ごしました。活気ある通りです。バーから、レストラン、オイスターバー、キャバレー、アブサンラウンジまで、何でも見つけられます!建物はほんの数回建てなんですが、高層ビルが立ち並ぶような大きな街にいるという印象を受けます。音、アクション、光やネオンサインが至るところにあり、街の雰囲気をつくっています。というか、少なくともこの通りはそうでした。

オフの前に3夜しかないのは、変な感じがしました。私たちは楽しみましたが、この休日は特に土曜日だったので、ライブをしても良かったのではないかと思いました。でも翌日にはライブハウスGasa Gasaで働く人々によって素晴らしく歓迎されました。昼間は小さなレコードストアとしてもオープンしている場所です。ここでのライブは、この街にある幾多の心と魂のように温かく、カラフルなものでした。

ツアーも残り4夜となりました。全てテキサスでのライブです!

May 11 – Houston, TX @ Fitzgeralds
May 12 – San Antonio, TX @ Korova
May 13 – Dallas, TX @ Club Dada
May 14 – Austin, TX @ Holy Mountain

チケットはこちらから

– Stephanie

フィリー、休日&ワシントンDC

Written by Your Favorite Enemies. Posted in Outside It's America

11夜連続のライブ最後の日です。フィリーでのライブは疲労困憊の中、行われようとしていました。それでも、街中を少し歩く時間がありましたけど。ライブハウスはダウンタウンに近かったので、スターバックスまで行く途中で、街中を少し探索しました。自由の鐘は見ませんでしたが、街自体に感動しました。建築物がとてもアーティスティックだったんです。チャイナタウンを通り、ダウンタウンへとたどり着きました。生活が溢れている場所、大都市に期待するものです。この日は暖かく、湿度も高い、私たちにとっては夏日であり、太陽の光を浴びるのは気持ちが良かったです。(必要なビタミンD!)特に寒すぎるツアーバスの中で長く時間を過ごしたあとには!サウンドチェックの時間ぴったりにバックステージに戻り、今夜の新しいラインアップであるPine Baronsのショーを楽しむ前に少し話をして、ストレッチしました! 

ライブハウス自体はとても綺麗でアーティスティックな場所でした。”アンダーグラウンド・アート”&”ブラックボックス”にふさわしい雰囲気でした。それにヒッピーの雰囲気も少しあって、壁は真っ黒に塗られていました…ライブは最高でしたよ。11夜連続で、毎晩こんなにも激しくライブができるなんて、きっと想像もできないと思います。そして、再び、バンドメンバーは大満足してステージを降りましたーライブの出来にとても喜んでいたんです。とても嬉しかったので、そのハイテンションなままのアレックスは、”ステージを片付けるのを手伝おう”としてアンプを壊しかけたほどでした。そのあと、ベンはアレックスに優しく”ライブ後のエネルギーを落ち着かせるために数分休む”よう提案しました。というのも、まだツアーは半分残っているので機材を壊されてはたまらなかったのです 😉

そして、そのあと…ツアー最初の連続11夜が終わって、ようやく初めての休日を取ることができました!信じてください、私たち全員が待ち望んでいた休日だったんです!私たちだけではなく、一緒にツアーをしているTrail of DeadとBoyfrndzのメンバーも全員!ツアー最初の半分が終わり、バックステージで乾杯をしました。そして、それはバスの車内でも続けられました。この日のライブはシンプルに最高だったので、お祝いする理由は一つだけではなかったんです!バスの中でパーティーを続け、アレックスは天井を歩きました… 😉 パーティーは午前5時に終わり、私たちのうち数名はその影響を受けていました… 😉

誰にも良い影響を及ぼさなかった夜のあと、私たちはみんな遅くに起きました。休日はグラマラスだと思う人もいるでしょう。けど、現実は全然違うんです。私たちの半分は、コインランドリーのパーティーとなり、他の半分はスターバックスを占領してブログを書いていました…!多くの人がそう思わないかもしれませんが、これもインスパイアされる、また 別の方法なんですよ!でも夜は、少し街を探索しました!だって、フィラデルフィアにいながら、有名なフィリー・チーズステーキ(とプレッツェルも!)を食べないわけにいきません!

みんなで集まったスターバックスから、歴史深い地区を歩き、自由の鐘(正直、思ったよりも大きかったです!)を見ました。綺麗に咲いたチューリップに囲まれながら、それでも景色は痛々しいと感じました。周辺の素晴らしい通りを歩き、そうしてサウスストリートへと辿り着きました。バーやレストラン、テラスなどに溢れた場所で、ここで有名なフィリー・チーズステーキを食べたんです!私たちは行き先をJim’sにしました。チーズウィズが挟んである有名なサンドイッチを生んだオリジナルのお店なんです。私たちはみんな半分ずつ食べました。サンドイッチを2つ食べたジェフを除いて。そして、ホットペッパーを食べることにしたセフを除いて。というのも結局、テキサスでそれを食べたからです。そう、セフにとって確実なこと…!

野球の試合を見たかったので、早めにバスに戻ってきました。でもインターネットの繋がりが悪く、結局見れませんでした。なのでインターステラーの映画を観ることにしました。TVに問題があったので、バス内のTVセットを建て直して、なんとか観ることができました。YB、ベンとコンラッドに感謝です… 😉 また、休日の夜ということもあって、カナダでは見つけられない IPA ビールを飲みました!

思ったよりも遅く、DCに到着しました。周辺を歩く前に、ライブハウスを訪れる時間をとりました。とても大きくて、広々としていて、ステージ上には何段ものフロアがあり、バンドのためのバックルーム(各バンドにつき一部屋です!13人でバスをシェアしてることを考えたら豪華です!)、壁には音楽について書いてある新聞記事が貼られていました。そこらじゅうにフレームがありました。天井から羽のついたギターがぶら下がっていました。そして360度死角なしの鏡!Rock And Roll Hotelは元葬儀場だったところをライブ会場にしたんです。今回のツアーで立ち寄ったライブ会場は”元”何々というのが多い気がします。それはとてもクールだと思います。”死んだ”ものに命を吹き込み、音楽が中心となって人を集める場所にしたいという人々の願いを物語っていますね。

そしてライブは…WOW! なんて最高だったんでしょうか!只々、すごかったです。クラウドは驚くほど夢中になって、バンドにとっても意味深い場所、DCのような街のステージに必要な蹴りを入れてくれました!まるでバンドが街全体を嵐でさらっていったかのようでした。改めて、今夜、言葉では言い表せない何かがありました。唯一できるのは感じることだけのような、永遠にずっと心に生き続けるものが…今後のライブが益々楽しみになるような、生き生きとした夜でした…あと7夜です。今夜は、ノースカロライナのカーボロへ向かいます! 🙂

残りのツアー日程を逃さないでください!ライブ会場のどこかで会いましょう!

May 7 – Carrboro, NC @ Cats Cradle
May 8 – Atlanta, GA @ Shaky Knees Music Festival
May 10 – New Orleans, LA @ Gasa Gasa
May 11 – Houston, TX @ Fitzgeralds
May 12 – San Antonio, TX @ Korova
May 13 – Dallas, TX @ Club Dada
May 14 – Austin, TX @ Holy Mountain

チケットの購入はこちら!

– Stephanie

目に映る限り

Written by Your Favorite Enemies. Posted in Outside It's America

これまで立ち寄ってきたアメリカの都市すべてで(そしてカナダで唯一、立ち寄ったトロントも忘れずに)、私たちは全く期待していなかった現実や、存在していなかったもの、もしくは、先入観から全くかけ離れたものへと目を開ける必要がありました…

シカゴでのライブハウス、Thalia Hallに到着しました。元々は劇場だった場所を、ライブ会場へと改造した場所です。私たちの家、スタジオ(とそれ以上に大きな意味を持つ場所)へと変身させた旧カトリック教会を思い出します。オーナーと素晴らしい会話をしました。ライブ会場としてちゃんと使えるようになるまで、どれだけ手を加える必要があったか説明してくれました。それについても、私たちの教会スタジオを思い出しました。ときに、普通に見えるものーもしくは、それよりも酷く見えるものーは、ほんの少しのヴィジョンと信念で、家と呼べる場所になります。このライブ会場や私たちの教会は、人としての私たちを完璧に表しているんじゃないかと思います…希望がすべて無くなっても、ほんの少しの閃きで、全く新しいものへと目を開くことができるんです…

シカゴは私たちみんなが楽しみにしていた都市でしたが、ロードイン、インタビューとスターバックスへ立ち寄るという義務(WiFiと、そして何よりもコーヒー!)のため、あまり周辺を歩くことはできませんでした。バンで市内を運転し、建物の写真などを撮りました。ライブの時間になって、人と出会うときになって、ようやくこの都市のエッセンスを味わうことができました!

そうしてショータイムです。バックステージでは、この会場のスピリットや、その夜の私たちのエネルギーについて話をした素晴らしい瞬間を過ごしました。この日あった出来事について話したり、会うのを楽しみにしている人たちについても話しました。MySpace時代に知り合った古い友人たちも来ることになっていましたが、実際に会うのはこの時が初めてだったんです…

そして何というライブだったんでしょうか!本当に素晴らしかったです!ライブ会場が家のように感じたからでしょうか。クラウドの中にファミリーがいて応援してくれてると分かっていたからでしょうか。もしくは、この瞬間を永遠にしたいと思ったからでしょうか。バンドメンバーはステージ上で、本当に素晴らしく、最高でした。毎回見るたびに、彼らはどんどん良くなっていきます。”今回は今まででベストなライブだ”と思っても、すぐに新しいタイプのステージ・ビーストとなって、どんどん進化していきます…!

長年の友人Feteshaが、ライブについてレビューを書いてくれました。ここから読むことができます。

次のライブはデトロイト。正確にはファーンデールです。ライブハウスは新しい建物で、角にはグリーンルームがあり、床から天井まで植物が壁を覆っていました。息を飲むほど美しかったです!私が思っていたデトロイトとは全く違うものでした。デトロイトという場所の噂とは少し異なり、このライブハウスThe Loving Touchに穏やかなオアシスを見つけました。

アレックスは少し日記を書く時間をとりました。今回彼の”日記”は、ドラモンビルの街へのオープンレターです。ドラモンビル誕生200周年記念の企画委員会は、”センシティブな耳を持つ人々が祝祭から逃げてしまうのを恐れた”ために、YFEを祝祭には呼ばないと決めました。このような決断にリアクションをとるのはアレックスらしくありませんが、“Your Favorite Enemies” と “fear”(恐れ)という文字が同じ文章の中にあることは、反応を示すのに十分な理由だったのです。アレックスのオープンレター「恐怖心が招かれざる者を祝福するとき」は、SFCCで読むことができます。

そしてライブは… WOW! 最っ高でした!このライブについては、ある話があります。長年の友人ですが、今回初めて会うこととなったHowardは、YFEのライブに来ることにしました。移動にかかる時間は3時間。しかし、その途中で車がエンストしたので、自分で車を押さないといけませんでした。約8キロほど車を押し、タイヤが徐々に凹んできました。しかし、フラットタイヤを修理してくれる場所がある出口まで何とか押し続け、そこでタイヤを修理して、今度は車を修理してくれる場所がある次の出口まで車を押しました。トータルで16キロも、道路で車を押しながら進んだんです。車の修理工場へ着き、事情を説明しました。すると、その修理工場の人が車を貸してくれると言ったのです!「明日の朝、持って帰ってきてくれればいいよ。それまでに車の修理は終わってるだろうし、そうすれば今夜のライブにも行けるだろうから」。1日のうち、どんなに色々なハプニングが起きても、人生には起こるべくして起こることがあるのだという、その証拠だと思いませんか?自分のいるべき場所、出会うべき出会いがあるのだという…!そして、Shandeeと彼女のお父さんと再び会えたことも嬉しかったです!2つの素晴らしい魂!Shandeeのお父さんは、もう何度もバンドを見ていますが、今夜のライブがこれまでで一番のライブだったと言っていました!私も完全に同感です!毎晩、演奏するたびに、どんどん良くなっていってるんです、本当ですよ!

そして、トロント。何事もなく国境を越えたあと、クイーン・シティに戻ってきました。あまり好きになったことがない街に。でも正直、今回はこの街を好きになろうと頑張る必要はありませんでした。2015年に入ってから、この街に対する印象がガラッと変わった気がします。以前は毎回トロントに来るたびに、ビジネスが絡んできていました。自分たちの価値を証明しなきゃいけないというプレッシャーがあったんです。でも今回は、すべてが違いました。それについて、”バックステージ”でみんなと話していたのです。ーというか、バックステージはなかったのでツアーバスの中でーステージに上がる前に、話していました!なんとなく、この街はどんどん意味深い街になっていっているような気がします。 悪い経験と結びついていようとも、それは徐々に消えていき、全くポジティブな経験に変わっていっているような気がします。

YFE本部からも数人、ライブを 観に来ました!“Outside It’s America”コレクションからのTシャツを着て、Marjo, Momoka, Kosho と Kanuはトロントまで足を運んでくれました!誇らしさが見えますか?もちろん、そう見えると言って良いと思います! 🙂 そして、彼らはライブにも夢中でしたよ!本当に!

また、今年1月にトロントで行われたJuno賞のプレスカンフェレンスで出会ったPaulにも、再び会うことができました。私たちが野球のーSFジャイアンツのーファンと知って、ジェフにプレゼントまでくれました。今このプレゼントは誇りをもってツアーバス内に飾られています! 😉 Go Giants! Paulもバンドのパフォーマンスのレビューを書き、The Canadian Music Sceneのために撮った写真を公開しました。全てここから見ることができます!

アレックスもチャレンジを遂行して、トロントにてSFCCフラッグとともに写真を撮りました。サプライズで私たちに会いに来てくれたファミリーメンバーの人たちと、このチャレンジを遂行することができました!本当に素晴らしい瞬間でした…前回のアンコール(ここから観れます)でトロントを引いたときのアレックスのリアクションをずっと忘れないだろうと思います。

そしてライブ自体は…とっても素晴らしい瞬間でした!きっと満場一致でそう言えると思いますー忘れられない瞬間を作ってくれました!バンドを聞いたことがあろうとなかろうと、あの場にいたすべての人にとって記憶に残る瞬間だったと思います… 🙂

ジェフ、ミス・イザベルとムースは、ステージに上がる前にとてもインスピレーションに溢れるインタビューも行いました!下のビデオでインタビューを観て下さい 🙂

この日の夜は変な感じでした。再び国境を越えるのです。この夜は、色々なナンセンスが飛び交いました。他でもないセフ(もちろん、他に誰がいますか?!)から!それが何だったか気になりますか?アレックスがSFCCにアップしているツアー日記の中でシェアしますよー私を信じて下さい。ここには逃せないものが色々とありますから!

そうしてピッツバーグのライブ会場に着きました。すべてが灰色と茶色の街。ライブ会場は旧教会(通りの向こう側にはまた別の教会があります)でした。何となくまだ建設中のようで、一瞬見た限りではすべてが冷たく見え、周りからも少しずれている感じがしました。天候や建物の色や、通りに誰もいなかったせいかもしれません…

バックステージでは乾杯をしました。目に見えない色への乾杯です。そして、周りを囲むものが何だろうと、自分たちの色を与えることへの…それまでこの街から受けた雰囲気にふさわしい乾杯でした。どこをとっても印象に残らない街、ですが、それを特徴づけるのはそこにいる人なんです。

ツアーに”欠かせないもの”がこれです。ジョニー・ウォーカー・ブラックで、時々ライブの前や後に乾杯します。そして、チップスにつけるための“salsa con queso”。ツアー中、ヘルシーな食事を心がけますが、簡単じゃないんです。そして自分が持つ力以上に全力を注いだライブのあとは、美味しいセロリのスティックもチップスには勝てないんです 😉

ライブは街のイメージと似ていました…何となく、距離があって冷たい感じ。それでもなお、とても良いライブでした。何かが欠けているという印象にも関わらず…でも、そんな思いはバックステージに集まって、曲中でのお気に入りの瞬間などについて話したり、撮ったばかりの写真やビデオを観ているうちに、すぐに消えました!

翌日はブルックリンで目覚めました。ここは、アルバム『Between Illness And Migration』がミックスされた場所なので、バンドにとって、とても意味深い場所です。この旅の歴史において、重要なスタンドポイントとなったのです。また、NYCのどこへ行こうとも、ブルックリンに留まりますーこの街には意味深い理由が色々あるんです。ここには人がたくさんいます。NYCに戻ってきて、これこそ他の街に欠けていたものだと思いました…目に映る限りの人。どことも言えないような場所の陰った路地にいようとも、人に会います。そういう場所に本当の人生があるんです;人々の中に。みんなそれぞれ違う、ユニークな人々が、すでに響き渡っている街に独自の色を与えています。そして、めちゃくちゃになるのではなく、それがハーモニーとなって混ざり合っているんです…

私たちはいつもRough Trade Recordsに立ち寄ります。そして、その近くにはマンハッタンが望める公園があります。この眺めを何度見ようとも、畏怖の念を抱かずにはいられません。そう、ニューヨークはすべてが可能な街…そこで見つける成功が、想像したものと違っていたとしても。すべてが可能なのだと認めざるを得ない場所です。街全体が”可能性”というものに逆らっています。それを外から眺めるとき、その理由が簡単に分かります。外から見ると、ニューヨークはレゴで造られた建物のようです。それを積み上げる人々は、常により大きなものを探していますー建物の高さは、自分が探し求めているものとは何の関係もないんだと気づくまで。彼らが本当に探し求めているものは、建物の下深くに埋められているんです。

この夜は、ジョン・アグネロとも会うことができました。アルバム『Between Illness And Migration』をミックスしただけでなく、可能だと思っていなかったサウンドの地平線を開かせてくれた素晴らしい人物です…

とても遅くに始まるライブでしたが(深夜にステージに立ちました)、激しさいっぱいの瞬間でした。アレックスはクラウドサーフィンをし、ドラムは最後フロアで終わりました。上の写真からはほとばしる汗が見えると思います 😉

そして、ニューヨークはLe Poisson Rougeでのライブ。ジェフ、ベン、アレックスが一緒にいる姿は、サウンドチェックやライブ前によく見る光景です。ジェフは、ライブ前にケリをつけなければいけないビジネス関連のことを携帯で対処します。ベンはライブを録音するかしないか、ステージでイヤモニをミックスすることができるか、その可能性について自分の考えを話します。そしてアレックスは会場の雰囲気に浸るんです…

11夜連続の、これが9夜目でした。疲れ切っていたという表現でさえ、柔からく聞こえます。そんなものではありませんでした。しかし、YFE本部からはたくさんのクルーが駆けつけ、ケベックやオンタリオからもサプライズで来てくれた人たちがいました。プラスして、このライブはSFCCで生中継される予定だったんです。そのアイディアだけでも、その後来る夜に対して、メンバーを熱くさせました。そして、何というライブだったんでしょうか!こんなバンドを今まで見たことがありません。メンバーは熱く燃えていただけでなく…彼らの心にあった炎は、これまで見たことがないものでした。本当に最っ高でした!このライブに来た誰もが、それを証明できると思います。そして、このライブをオンラインで見たSFCCの皆さんも!

他のフォトグラファーが撮った写真がここここで見られます – 写真を見るために少しスクロールダウンして下さいね ;)。

そうして、ボストン…色んな文化が混ざったとってもカラフルな街…ベツレヘムというのは実は韓国料理屋さん、オッパ(韓国語)はお寿司屋さん、そして“kebabs”(ケバブ)のスペルを“kabobs”(ケボブ)と書いていました。一つだけ何ともミックスされていないのは、人々のレッドソックスに対する愛でした。どこを見ても、有名な赤い “B” の文字が、キャップやTシャツ、パーカーやワピースにまで付いていましたーどこにも逃げ場所がないくらい!ステージが下に見渡せる、とても暑くて湿度の高いバックステージでストレッチしたあとは、バンドがステージに立つ時間…!

ライブは最高でした。本当に文字通り。たいてい、バンドメンバーはライブの出来に満足しますーそうじゃない時は簡単に分かります。でも今回は、本当に燃えてました!あの場にいた誰もがそう感じたと思います!いつもと同じ長さのライブでしたが、誰もがいつもより短く感じたと言っていました!この50分は本当にあっという間でした。そして、私が覚えている限り、メンバーが”ネガティブなポイント”を見つけられなかったライブですー正すべきところも、改善すべきことも、変えることもない。完璧なライブだったようですーそして、もちろん来てくれた人たちも、まさにそのように経験しました!

このブログはもうだいぶ長いのですが、皆さんに見せれるだけ、見せたかったんです。次回のツアーブログは数日後。フィラデルフィアでのライブと休日、そしてワシントンDCでのライブについて書きます! 🙂 楽しみです!:)

– Stephanie

オースティンからインディアナポリスまで…!

Written by Your Favorite Enemies. Posted in Outside It's America

ツアーは面白く始まりました。アメリカの真ん中で、というかテキサスと言うべきでしょうか。というのも、テキサス人はテキサス 人だからです。これまで出会った人たちみんな、自分をアメリカ人ではなく、テキサス人だと考えています。だからこそ、テキサス州のニックネームがひとつ星の州なんですね。なんとなく、普段は聞けないようなテキサスの話や文化的アイデンティティについて話を聞いているうちに、少し故郷を思い出しましたー彼らの物語は、もちろん同じではないものの、ケベックの歴史と似ていたのです。

翌朝、別世界かと思われる場所で目を覚ましました。私たちの現実とは全く違ったんです! 外から、ニワトリの鳴き声が聞こえ、2 頭の馬がほぼ自由に走り回っていました。ボウイとスーは、みんなとすぐに友達になりました。ほんのちょっとでも、彼らに人参をあげたのが良かったんだと思います!そして、この世界に誕生してからたった3週間しか経っていない可愛い子犬たちにも会いました。

楽器機材を広げ、すべて壊れずにちゃんと動くかどうか確認しました。ジェフの緑色をしたデューゼンバーグのギターの上にポテトチップス(しかも超巨大)が乗っていたこと以外は、すべて正常でした。そして残るはこの問題:車の故障。ダウンタウンまで行ってムースのドラムキットをピックアップしなければいけないのに。ドラムキットは場所を取ります。大きなスペースが必要なんです。優しく寛大な心を持った人が、私たちのためにドラムキットを取りに行ってくれることになりました。そして信じようと、信じまいと(私たちは完全に無理だと思ってました!)ドラムキットとカーペットとアンプの全てがフィアットにしっかり収まったんです。そう、本当ですよ…!

そして、そのあとの1日はみんなでソウルフルな会話をしました。人生について、手放して解放することと、しがみつくことについて、人生の魔法を信じることについて、そして目には見えないものの証について。私たちはまだオースティンに到着したばかりですが、既に相性の良さを感じています。”家というのは自分の心がある場所”だと、人は言います。いつも大人数で移動しているからか、私は家から遠く離れたと感じたことがありません。きっと、大好きな人たちと、大好きなことをしているからなんでしょうね。きっと、本当の意味で家から遠く離れたことがないからでしょう。家というのは概念であり、家族に強く関係していること。私はここ数年でそれを理解しました。 建物や特定の場所は必要ありません。血で繋がった関係だけが家族ではないように。家とは、自分の心がある場所ですー自分の存在意義を見つけられる場所。安全ではない、安心感を得られる場所。ありのままの自分でいられ、でも自分自身のまま居心地良くさせてくれない場所、というのも(時に本人よりも)その人には、もっと可能性があると知っているから。そして時に、周りにいる人が、兄弟仲のコンセプトを改めて教えてくれます。この日のセフとアレックスのように…(そしてこの日、セフはジェフのことも邪魔し続けたんです… Secret Family Cult Clubに書いたアレックスのブログ から読むことができますよ!)

Trail of Deadのメンバーたちと合流してバスに乗り、オースティンを午前3時に出発しました。この2つのバンド間にある素晴らしい友情!ほんの数ヶ月ぶりですが(そしてコンラッドはソロプロジェクトのために私たちの教会にレコーディングをしに来たのでほんの数日ぶりですが)再び親愛なる家族のメンバーと再会したような気分でした!

これまでの移動は、オクラホマ、セントルイス、そしてインディアナポリス。1,000マイル以上の移動を経て、この3日間で、“Outside It’s America”ツアー最初の3日間のライブを終えました…”アメリカ”と呼ばれる国内の3都市です。そしてこれまでのツアー経験だけでも、本をそのカバーだけで判断すべきではないことが明かされた気がします。オクラホマは見渡す限り荒廃した建物ばかりで、ここ数十年誰も住んでいないんじゃないかという感じでした。ライブハウスは音楽学校だったんですが、1階建ての建物で、横に広く、外観は真っ黒。全て、全てが真っ黒に塗られていました。ライブハウスの前には、かつてのネオンサインが建っていましたが、中は空っぽで、全く光っていませんでした。セントルイスはオクラホマと同じように荒廃していましたが、ストリートアートがそこらじゅうにあって、とてもカラフルでした。再活性化を試みているのが、至るところに感じられました。その日、降り続けた雨のせいかもしれませんが、見るものすべてが明るく見えました。壁に描かれた絵から、近くのカフェを通り過ぎる際に聞こえてくる笑い声まで。色と笑い声が、この場所の”現実”とぶつかり合い、外から来た私の目にはより一層美しく見えました。地元に住む人も私と同じように感じているんでしょうか?笑い声をあげていた地元の人々が、このペイントを施し、人生は自分のいる状況とは違うものだということを覚えておこうとしたんでしょうか?それとも、外から来た人たちが、ここに住む人々も一人ではなく、人生は黒と白だけじゃないと伝えるために描いたんでしょうか?それは私には分からないし、きっと一生知ることもないだろうし、きっと答えを知ることはそんなに重要なことでもないんでしょう。インディアナポリスは、高層ビルが立ち並ぶ、とても新しい都市のように見えます。歴史的な面影を残した建物もありましたが、街のほとんどは輝いていました。それでも、それは上を見上げたときだけ。下を見ると、ホームレスの人々が道路に座り、カードボードを持って物乞いしています。雲ひとつない青空で太陽が輝く中でも、少し肌寒い日でした。そして、ある一人がスターバックスにいた私たちの横に座りました。人と繋がりたいという望みを持った、よく喋る、とても良い人でした。お金のためではなく、純粋な心で。写真を撮りながら歩いていたとき、誰かが私に叫ぶ声が聞こえました。というか、少なくとも私にはそう感じたんです。声が聞こえた方を向くと、通りの向こう側から手を振っている人がいました。私の知っている人ではありません。そして、私は自分の後ろを見て、また別のホームレスの人がいるのを知りました。彼女はゆっくりと立ち上がって、通りの向こう側にいる男性を見ていました。黒のパンツに白いシャツと、明らかに汚れていたけど白いハットを被った男性、その人は明らかに、レストランのシェフでした。彼は私の後ろにいたホームレスの女性に再び叫びました。今度ははっきりと彼の言葉を聞きました:「ここにおいで!食べるものがあるよ!外は寒いから、中に入って来なよ!レストランももう閉まるから!」私の後ろにいたホームレスの女性は完全に立ち上がって、ためらいながらも足を踏み出し、目には涙を浮かべていました…彼女が通りの向こう側にたどり着くのを見て、私はその場を去りました…

そんな中、バンドがライブをした全てのライブハウスでは、これまで見たこともないくらいのパッションで溢れていました。激しいパッションとともにステージをジャンプしまくるバンドメンバーから、始まりから終わりまで完全に燃えているオーディエンスまで。頭を振ってリズムをとることから、完全なヘッドバンギングも!

“こんなの今まで見たことない。俺は音楽に生きてんだ。でも君たちは…君たちみたいなのは初めて見たよ。こんな気持ちにさせてくれてどうもありがとう。俺はライブが生きがいなんだ。そして今夜は、それを生きがいにする新しい理由を与えてくれたよ”

“今夜 Your Favorite Enemiesのライブは完全にヤバかったわ。バンドが楽器をフロアに投げて、そこで演奏するなんて凄すぎるわよ。最高のライブをありがとう!ここに新しいファンができたわよ。私は新しいお気に入りのバンドを見つけたわ”

“あなたたち何者?野獣?普通の人間じゃ、こんなライブできないわよ!今夜は完全に最っ高だったわ!”

“僕はあまり感情を表に出すタイプじゃない。そうしたことはないんだ。特にコンサート中はね。感情を出すためにライブを見に来てるわけじゃない。でも今夜は、一晩中、頭を振って、足でフロアを踏んでリズムを取らずにはいられなかったよ。このツアーが終わる前までに、絶対もう一度見にこなきゃ”

そう。外はアメリカ。夢が不思議の中にぶら下がる場所。でも、私たちこそが夢を生み出してる。旗がなびくように、彼らが風へと飛び立てるだけでなく、それを本当の意味で味わえるように…

– Stephanie

ケベックシティ、忘れられない一夜

Written by Your Favorite Enemies. Posted in カテゴリーなし

今夜のライブで何を期待して良いのかわかりませんでした。1月にYFE本部で共有した時間のあと、再びあのような感情を味わうのは正直難しいのではないかと思ったんです。Your Favorite Enemiesにおいて、瞬間は本当にその”瞬間”だけ。二度と戻ってきません。これについては良く知っています。彼らと一緒に住んでいるだけでなく、私はツアーにもついて行きますから。そして今回は、正直言って、何を期待して良いのか分かりませんでした。私は、この日のためにリハーサルしてきたバンドを見ています。これまでにないくらい、その時の瞬間へと自分をさらけ出し、今回のライブも一生に一度のものだと確信をしていました。でもライブ当日、私はある気持ちを振り落とせずにいたのです…もしもライブがYFE本部で行ったものに匹敵しなかったら?前回のライブに参加した人が今夜のライブに満足しなかったら?それが周りの人にも影響したら?そして、当日の朝ケベックシティへと出発したときも、この不安はまだ私の中に残っていました。私の頭の片隅にあり、はっきりとは見えないけど、確実にあると感じざるを得なかったのです。ケベックシティに到着してからは、インタビュアーがもう既に待っていたので、急いでコートを脱ぎ、すぐさまインタビューを行いました。

午後の予定はこんな感じです:インタビューとサウンドチェック。全てスムーズにいきました。とってもスムーズに!すごく良かったので、心にあった疑いがいつの間にか消えていました。私の心にあったのは唯一、今夜のライブへの興奮だけ。サウンドチェックが終わり、インタビューも終わりに近づこうとした頃、ライブ会場に人が集まり始めました。会場への扉が開くまでにはあと一時間ありましたが、建物のドアはもう開いていたのです。徐々に、ワクワクしていきました。YFEのクルーたちは会場近くのレストランで、ライブ前に集まってくれた60人もの人たちとディナーを楽しんでいました。それを見て、今夜もきっと大丈夫だと思えたのです。こんな不安を抱くなんて、きっと私だけだったでしょうね。人がライブに来るときに期待することはパフォーマンスを見ることではなく、その瞬間を生きることですから。

そして、その瞬間がようやく来ました…バンドがステージに上がる時間。会場内に流れていた音楽が止まり、部屋は暗くなり、バンドメンバーの背後に映るプロジェクションとともに、1曲目が始まりました!最初の 2曲は、テクニカルな面において、いつも大変なんです。ストロボライトの演出で、タイミングが合わず写真は真っ白か真っ暗。なので、いつも最初はあまり写真を撮らずに、その瞬間を少し楽しみます。でも、その数秒間だけでも、今回のライブが他と比べても、YFE本部で行ったライブと比べたとしても、引けを取らないだろうと確信しました。とてもユニークな瞬間になると思ったのです。でも、それがどれくらいのものかは、全く予想できませんでした。私は自分の感情をあまり表に出すタイプではありませんが(というか少なくとも、隠すのは上手いと思ってます!)、この日の、この瞬間は、何も気にしませんでした。その瞬間は、私と音楽だけでした。まるで、誰も、何も周りにないかのように。もしくは、自分の周りに300人の人がいたと分かっていても、全く気にしませんでした。ステージ上での解放のレベルや、曲をインプロで行い、リハーサルと全く違うことをする彼らに、私はふいをつかれたのです。もちろん、私のカメラとともに。だけど、主には私の感情が!そして、クラウドを見渡しました。何時間もかけてここまで来てくれた人、飛行機が怖いのに意を決して初めて乗って、私たちに会いに来てくれた人、この週末のためだけにUKからサプライズで来てくれた人、何時間もかけて運転し、このユニークな時間を共有しに来てくれた人…。体調を崩してるのにも関わらず、足を運んでくれた人や、「YFEがどういう人たちで、ライブ前やライブ中、そしてライブ後に分かち合う瞬間を見せたいと思って」恋人や家族を連れて来た人たちなど…私たちはみんな違いますが、みんな同じです。私たちが欲しいもの、本当に必要としているもの、それは自分の居場所を見つけることであり、家と呼べる場所を見つけること。愛されていると感じる場所を見つけることです。それがYFEの瞬間の全てなんだと思います…それぞれの理由と、それぞれの方法で、この夜、私たちは家を見つけました。

カメラを持ち直して、写真を撮り続けたことを少し後悔しています。たとえ、解放という感情が今も私にとって未知なるものだったとしても、そういう感情が最初は怖かったとしても、真実に他ありません。そして、これを書いている今も、その感情はしっかりと残っています。Your Favorite Enemiesのライブは本当に素晴らしい経験です。あなた自身もそれを経験できる 日が来ると良いのですが。あなた自身の感情こそ、私が伝える言葉よりも大きな声となるでしょう。そして願わくば、私の心に響いたものと同じコードがあなたにも響きますように!このライブは再び、未知なるものへと飛び込むことの大切さを見せてくれました。疑いによって自分を止めることはしちゃいけないんです。結局、私たちは後悔するには若すぎるんですよ 😉

– Stephanie