バルセロナにて“Where Did We Lose Each Other”の撮影!

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

私たちは、雨の雫によってにじんだ車の窓を通して、白と明るい黄色の建物がかすかなコントラストを見せている、灰色の空に包まれたカンヌを出発しました。この場所を離れるのは寂しかったです。だってもう既にとても意味深い思い出ができたので…この日の天気は私たちの心を完璧に表していました。しかし、同時に、私たちの心は穏やかでした。この思い出がカンヌに位置しているのではなく、私たちの一部となって、今後のツアーへも一緒に連れて行くと分かっていたので。

私たちはフレンチミュージックのチェーン店FNACに立ち寄り、音楽DVDを買いました。スクリーンは未だに直らないので、我慢しなければいけないと分かっていましたが…!

これまで、毎日数時間の睡眠時間で、“睡眠”というよりも“昼寝”に近くなってきていたので、車の移動で眠れることは、みんな大歓迎でした!いびきは誰もかきませんでしたが、ほとんどの人が、目が覚めた時に口の中が乾いていました!

午後8時、私たちはみんな目覚め、Marky Ramoneによって撮影されたラモーンズのドキュメンタリー映画RAWのDVDを見ることにしました。バンドのツアー中の姿からバックステージまで…とても感銘を受けるドキュメンタリーです。タイトルも内容にぴったりでした。もしもラモーンズのファンや音楽好きで、まだこのDVDを見ていないのなら、次に皆さんが見るべき映画に強くお勧めします!

私たちはバルセロナに午後10時頃着きました。機材等をアパートに運び込みます。良いニュースは、私たちのアパートがとても広いということ。悪いニュースは、エレベーターが壊れてるということ!幸運にも、1階だったので、ちょっと助かりました!ジェフはビデオのプロデューサーから電話を受け取りました。彼は今すぐに会いたいとのことでした!ビデオにワクワクしながら(そして、もう荷物を降ろす必要のないことに喜びながら)私たちは彼に会いに行きました…昨年の10月に来たときに何度も歩いた道を、再び歩けるのは素晴らしいことです。色々な思い出が甦ってきました…たとえ2月でも、街は活気づいていて、人で溢れています…そう、私たちはこの街が大好きになりました!アレックスが言ったように、この街は第2の故郷です!プロデューサーとの時間も最高でした!彼は私たちと同じくらい、このビデオクリップの撮影にワクワクしていて、色々なシーンや、スクリプト、様々な場所などについて話しました!彼の熱意が、私たちを更に熱くさせました!

アパートに帰ってきて、プロデューサーとの話を残りのバンドメンバーに伝え、シナリオについても話しました。この時までずっと秘密にしていたんです!このシナリオは、アレックスが思いついたもの。この曲の、何層にも及ぶ理解の一つに基づいて考えたものです。あまり詳しくは言えませんが、私たちは食事をシェアし、早めにベッドに行くことにしました…まぁ、それは、私たちについて、ファミリーとしての私たちについて話し始めるまでのプランでしたが。あなたを含む、ファミリーについて。私たちが聞いた面白い話や、私たちが経験してきたこと、現在の私たち、受け取った恵みや、今も大事に学んでいるものについて…そして、私たちはYFE本部にいるファミリーとスカイプをしました。その後ベッドに行ったのです…午前2時でした!通常の“早く寝る”という概念からはずれていると思いますが、YFEの世界ではそこまで遅くない時間です。数名は更に起き続け、全員がベッドに行ったのは午前4時を過ぎた頃でした… 😉

午前6時半、アラームクロック!最悪な気分になる一時です!でも、たとえ2時間だけの睡眠でも、ワクワク感は消えませんでした。なので、少なくとも私は、結構簡単に起きれました。スターバックスに一瞬寄り、撮影のローケーションへと向かいました!

古い木造の扉に、レンガの壁、かつてお城だったインテリアがある中庭…今日はここで撮影をします!まだ足を踏み入れていなくても、既にに大好きになっていました!そして、扉が開き…暗くて、冷えていて、湿度が高い場所…ワオ!私たちは今日一緒に仕事をするプロデューサー、クルーと、俳優さんたちに会いました!朝早かったので、みんなあまり寝ていませんでしたが、とてもワクワクしていました!

撮影を始めた瞬間からすぐに、パッションが感じられました!光の闇のコントラストが多くありました。照明だけにではなく、様々なキャラクターを演じる中にも、そしてバンドのライヴパフォーマンスにも(そして最高の演奏でした!)、更には近寄ったり、離れたりするカメラワークの中にもそれが感じられました。10時間の撮影!1日の最後には、完全に疲れ果て、足の感覚もなくなり、震えていましたが、ワクワク感は更に高まるばかりでした!

再び短い夜を過ごし、2つあるうちの最初の撮影場所へと向かいました!小さな場所ですが、素晴らしい雰囲気、クリアで、良く光りが照らされていて、ほとんどが白いイメージでしたが、とても温かく、昨日いた場所とは全く対照的な場所でした!ほんの数時間しかここにはいませんでしたが、とてもソウルフルで温かい2時間でした!

次の撮影場所に向かいます!時間の過ぎる早さが信じられないほどでした!向かう途中に少し道に迷い、大きなイギリスのツアーバンが、スペインの狭い通りでバックをしようとしながら、The Bunkerと呼ばれる山の頂上に着きました。この場所は、スペインにて内乱が激しく起きていた場所です。午後3時半、太陽は輝いていました…スペインで最も美しい日、遠くにMallorcaという島が見れるほどでした。この島があんなにもはっきりと見えるのは、15年間で初めてだそうです。いつもは、とても良く晴れた日であっても、島が人の目に映ることはありません…このビデオクリップが、際限なく恵まれているということを知らせるウインクでした!この山は、前回私たちがバルセロナに来た時に登った山と、とても近い場所にありました。景色の中にその山を見ることができました…それは、再び私たちの人生を変えるような、意味深い瞬間の素晴らしい証でした。日没で、バルセロナの街の明かりが、自分たちの上にではなく、下の方に輝き始めるまで、そこにいました。

人数が多すぎたので、私たちは2つのグループに分かれてアパートへ帰りました。ミス・イザベルと私は、ほとんどのクルーと一緒に。そして残りのバンドメンバーと、その他のクルーで。両方のグループで、とても素晴らしいディスカッションをし、意味深い瞬間を過ごしました。自分たちについて、人生というものについて、そしてカタロニアの文化や旅をすること、それを通して自分自身を知るということについて。渋滞に巻き込まれるのが、これほど楽しかったことはありません!

バルセロナの中心街に着いて、互いにさよならをし、きっとすぐにまた会う約束をして分かれました。そしてミス・イザベルと私は、The Cat Factoryへと走ったのです。前回バルセロナに来た時に発見し、仲良くなった人が営んでいるパン屋さんです!私たちは秘密で、ジェフへの特別な誕生日ケーキを準備していました。なので私たちは狭い通りを走り、可能な限り地図を読もうとしました。何度か行き止まりにぶちあたりましたけど…!ケーキをピックアップする時間に、なんとか間に合いました!アパートへと帰る途中、マルチメディアのプレゼンテーションをしている広場に立ち寄りました。教会の壁で行っていたのです。2月に、人々は外に集まり、写真やビデオを撮ったりして、楽しい時間を過ごしていました。そして同時に新しい人と出会う機会も得ていたのです…そう、ようこそ、バルセロナへ!

幸運にもジェフが到着する前に全ての準備を済ますことができたので、完璧なサプライズを送ることができました。また、ジェフの大好きな食べ物の一つも買いにきました(バーガーです)。それとジェフのための完璧な夜にするために、ワインも購入しました。何て言うか、これ以上のことがあるでしょうか?バーガーに、赤ワインに、ケーキに…完璧でしょう?違いますか? 😉

このブログを書き終えようとしている時、私たちは伝統的なカタロニアのレストランへと行こうとしています。「Where Did We Lose Each Other」のビデオクリップ撮影のお祝いをするため…でも特に、この撮影を通して築いた新しい友情をお祝いするために! 🙂

– Stephanie 

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