ロンドンへ

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

昨日の夜遅く、私たちはロンドンに到着しました…フェリーでの移動は通常の3倍、90分のはずが5時間くらいかかりました。風がとても強くて、フェリーに乗る前からバンは揺れていました!数名のサーカスメンバーが船酔いにやられたので、すぐさま酔い止めを飲みました!私たちが昼間にフェリーに乗って移動するのは初めてだったので、何となくワクワクしていました!これまではいつも夜中の移動だったので、海の景色を見るのを楽しみにしていたのです!

フェリーに乗り込み、私たちは大喜びしました。私たちのための、最高の“ラウンジエリア”が広がっていたのです!そのフェリーは私たちのお気に入りのフェリーでした!え、何ですか?もう何度も乗っているので、P&Oに愛着があるんですよ… 😉 とても座り心地の良いソファを確保して、そこに座り、コーヒーを飲んで、少し食事もとりました!

食べ終わった頃には、もうサンセットの時間だったので、YBと私は写真を撮るためにデッキへと行くことにしました!風がとても強かったので、数秒ほどしか海を直接見ることができませんでした。息ができなかったんです。荒波の激しさと共に見るサンセットりは、更にマジカルで平和な光景でした…暗い海とのコントラストがきいた、美しく温かい色をしていました。


フェリーの中へと戻ると、みんな気持ち良さそうに寝ていました!

ヒースロー近くのホテルまでの運転も、とても長いものとなりました。私たちが通る予定だった道の多くが、イギリスを襲った強風のダメージと洪水のせいで、通行禁止になっていたのです。

夜遅くにホテルに着いて、ほんの一瞬眠ったら、もう既に朝でした…朝起きて、みんなが驚いたのは、素晴らしい太陽!これまでの天気や通常の気候から、イギリスで太陽を見れるなんて期待してなかったんです…!でも、この鮮やかな天気を、今後私たちを待ち受けるものへの、良いサインとして受け取りました!

今日のサーカスはみんな別行動をしました…数名は、明日の楽器機材をピックアップしに、他の人たちは明日から始まるCoffee House Sessionsの代表の人たちに会いに行き、アレックス、ベン、セフと私はホテルに残り、3人はリハーサルをし、私は明日や今後の詳細を準備していました!

そして夜は全員、男部屋に集まってソウルフルなアコースティックのリハーサルを行いました!彼らは“Where Did We Lose Each Other”を演奏しましたが、他の数曲も練習しました。彼らの気分によって、行く大学ごとに、選曲されるのです…その曲の中には、“Kerosene”, “First Day Of My Life”, “Sketching Dreams”, “Old Noisy Friend”, “City On Fire”などが含まれていました。とても激しくて、リアルで、4つ先のホテルの部屋や廊下にまで聞こえるくらいでした…私は、こういうリハーサルの場にいることができて、本当に光栄に思います。いつも本当にインスピレーションに溢れていて、その瞬間に自分の身を任せたとしたら、人生が変わるような経験です…!

リハーサルを終え、今日1日のことについて少し話しました。まぁ、“少し”というのは、全ての詳細以上を意味するんですけどね…!私たちはどこにいても、いつも一緒にいて、全てを分かち合うことに慣れているので、私たちの大好きな人々に全ての出来事をその詳細に至るまで知らせるんです!そうするのが好きなんですよ…どんな詳細も分かち合う…それぞれ一人一人が、とても大事だと信じているので… 😉

Coffee House Sessionsへと出発するまで、あとほんの数時間です…ラジオインタビュー1つ + ライヴパフォーマンス、続いて3つの大学にて3回のパフォーマンスを行います。ロックンロールが何かを、改めて定義できそうですね…たとえアコースティックでも!

– Stephanie

また会おう、パリ!

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私たちは今フランスを発とうとしています。行き先はロンドン。10日間で25回のアコースティックライヴを行うCoffee House Sessionツアーをスタートするのです!パリで過ごした5日間は、本当に素晴らしいものでした。言葉で表すことができないくらいです!

パリでの滞在はとても忙しく始まりました。「Where Did We Lose Each Other」アコースティックバージョンのリリースについて、最終調整をしていたからです!このバージョンをようやく皆さんに披露することができるとあって、私たちはとってもワクワクしていました!オリジナルのロックバージョンよりはソフトですが、同じようにソウルフルで、深くて、激しいです!もしもまだ見ていなかったら、今すぐ見ることを強くお勧めします!!!!

「Where Did We Lose Each Other」は、アルバム『Between Illness And Migration』からの3rdシングルです。とても深くて、意味のある曲…アレックスが歌詞を書いたのは2010年。そしてこの曲は、彼が心と魂に平和を見つけるために、当時かろうじて囁くことのできた必死の祈りに対する答えとなっていきました。

アレックスがモントリオールの本部にいるカヌと、この曲のアートワークに取り組んでいた間(オンラインだけのやり取りで決めるのはすごく難しいです!)、ベンとセフはCoffee House Sessionsツアーの間に演奏するアコースティック曲のリハーサルをしていました…そのうち一曲は「Where Did We Lose Each Other」で、もう一曲はその日ごとに変わるんだと思います…!アコースティックセッションで、色々なオプションから選べるように、多くの曲を準備していました!アートワークの作業が終わったあと、アレックスがリハーサルに混ざりました。もう既に十分ソウルフルだったデュオに、更に特別なタッチを加えます。アコースティックバージョンのパワーと激しさに、私は毎回驚かされます…ただ、無感情にそこにいるということができません。それを望もうが、望むまいが、人を感動させる力強い何かが、そこにはあるのです!

そして木曜の夜、私たちはパリで特別なジェフの誕生日会を行いました!ちょっと日を遡らせて下さい…ビジネスのためにパリに行かなければいけないと分かったとき、ジェフの誕生日に何かできたらクールじゃないかと思いつきました。たとえ、彼の誕生日当日でなかったとしても、フランスはジェフだけでなく、私たちにとっても、いつも意味深い国だったので、大好きな人々と、この特別な夜を計画することはこれ以上ないくらいの楽しみでした!でもそれは、もっと早めにロンドンに行かなければいけないと、ジェフが私たちに伝えるまでです…全ての計画をキープし続け、このイベントをみんなに伝えたのは、ほんの数日前…そこからSNSを使い、ジェフに秘密にしたまま、このイベントの招待をみんなに拡散しました…ジェフは常にオンライン上にいます! 😉 幸運にも、ジュリエット&ヴァレリーが、本部にて素晴らしい方法で全てを準備してくれました!場所を見つけ、人々とコンタクトをとり、ジェフには絶対に秘密にしておくことまで…;)

イベント当日!ジェフと私は午後にミーティングがありました。そして、その少し後にBercy Villageというお店にて、残りのバンドと落ち合う予定でした。ミス・イザベル以外、全員そこにいました。彼女は“体調が悪いので、家にいることにした”のです…少しショッピングをしたあと、出発する時間。私たちとしては、少し焦っていました。というのも、とても特別な瞬間のために、人々が私たちを待っていると知っていたので…車に乗り、La Bodegaへと向かいました。ラッキーなことに、渋滞はありませんでした。でも、駐車はまさに悪夢でした!マットは私たちを道の角で降ろし、自分は後で合流すると言いました。でも、ジェフは理解できなかったんです。私たちは“パリの町を少し散歩する”予定なのに、どうやってマットが後で合流できる?私たちは少し歩き、あるバーに立ち寄りました。何故なら、“良い感じに見えるから”…。予定していた場所じゃありません。しかも、既に人でいっぱいでした。数名が地下にある、薄汚れたトイレに寄っている間、私は、今夜用意されているはずの場所が、隣の建物だということを知らされました!なので、隣のバーの地下に行くよう、メンバーに言いました。先頭をジェフにして、地下へと向かいました。天井は低く、とても暗い場所…しかも満員!そして、ジェフは気づいたのです…ミス・イザベルが部屋の隅にいることに。そして彼は部屋を見回しました…彼が知っている人々…。ジェフの表情が変わっていくのが見えました。そうして聞こえたのは“サプラーーーイズ”の声!そして更に、“Joyeux anniversaiiiire”(誕生日おめでとう)の歌が歌われました。ジェフは言葉を失っていました。そんなことは、めったにありません。私たちは部屋の奥まで入り、人々と挨拶を交わして、会話をし始めました。みんながそこにいるには、狭すぎる場所でした。人の足を踏みながら、歩いていました。そして汗をかくくらい、暑かったです!数分前に到着したばかりなのに!でも、それはファミリータイムでした。私が立っていた階段の上からは、顔を見分けるのが難しかったですが、唯一簡単に分かったこと:人々の目にある輝きと笑顔!私たちは素晴らしい会話をし、最高の瞬間を過ごしました。笑いや喜びの涙を分かち合い、音楽について、自由について、解放について話しました…私たち、ファミリーについて。私たちはみんな違いますが、自分たちよりもはるかに大きなものによって、結びつけられていました!!!

永遠となった瞬間…私たちが一生忘れないであろう夜でした!

みんな大好き!みんなと再び会うことを、どれだけ楽しみにしているかは、言葉では表しきれません!(アレックスは5月か9月と言っていました…すぐに詳細をお知らせします!)

– Stephanie 

バルセロナにて“Where Did We Lose Each Other”の撮影!

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私たちは、雨の雫によってにじんだ車の窓を通して、白と明るい黄色の建物がかすかなコントラストを見せている、灰色の空に包まれたカンヌを出発しました。この場所を離れるのは寂しかったです。だってもう既にとても意味深い思い出ができたので…この日の天気は私たちの心を完璧に表していました。しかし、同時に、私たちの心は穏やかでした。この思い出がカンヌに位置しているのではなく、私たちの一部となって、今後のツアーへも一緒に連れて行くと分かっていたので。

私たちはフレンチミュージックのチェーン店FNACに立ち寄り、音楽DVDを買いました。スクリーンは未だに直らないので、我慢しなければいけないと分かっていましたが…!

これまで、毎日数時間の睡眠時間で、“睡眠”というよりも“昼寝”に近くなってきていたので、車の移動で眠れることは、みんな大歓迎でした!いびきは誰もかきませんでしたが、ほとんどの人が、目が覚めた時に口の中が乾いていました!

午後8時、私たちはみんな目覚め、Marky Ramoneによって撮影されたラモーンズのドキュメンタリー映画RAWのDVDを見ることにしました。バンドのツアー中の姿からバックステージまで…とても感銘を受けるドキュメンタリーです。タイトルも内容にぴったりでした。もしもラモーンズのファンや音楽好きで、まだこのDVDを見ていないのなら、次に皆さんが見るべき映画に強くお勧めします!

私たちはバルセロナに午後10時頃着きました。機材等をアパートに運び込みます。良いニュースは、私たちのアパートがとても広いということ。悪いニュースは、エレベーターが壊れてるということ!幸運にも、1階だったので、ちょっと助かりました!ジェフはビデオのプロデューサーから電話を受け取りました。彼は今すぐに会いたいとのことでした!ビデオにワクワクしながら(そして、もう荷物を降ろす必要のないことに喜びながら)私たちは彼に会いに行きました…昨年の10月に来たときに何度も歩いた道を、再び歩けるのは素晴らしいことです。色々な思い出が甦ってきました…たとえ2月でも、街は活気づいていて、人で溢れています…そう、私たちはこの街が大好きになりました!アレックスが言ったように、この街は第2の故郷です!プロデューサーとの時間も最高でした!彼は私たちと同じくらい、このビデオクリップの撮影にワクワクしていて、色々なシーンや、スクリプト、様々な場所などについて話しました!彼の熱意が、私たちを更に熱くさせました!

アパートに帰ってきて、プロデューサーとの話を残りのバンドメンバーに伝え、シナリオについても話しました。この時までずっと秘密にしていたんです!このシナリオは、アレックスが思いついたもの。この曲の、何層にも及ぶ理解の一つに基づいて考えたものです。あまり詳しくは言えませんが、私たちは食事をシェアし、早めにベッドに行くことにしました…まぁ、それは、私たちについて、ファミリーとしての私たちについて話し始めるまでのプランでしたが。あなたを含む、ファミリーについて。私たちが聞いた面白い話や、私たちが経験してきたこと、現在の私たち、受け取った恵みや、今も大事に学んでいるものについて…そして、私たちはYFE本部にいるファミリーとスカイプをしました。その後ベッドに行ったのです…午前2時でした!通常の“早く寝る”という概念からはずれていると思いますが、YFEの世界ではそこまで遅くない時間です。数名は更に起き続け、全員がベッドに行ったのは午前4時を過ぎた頃でした… 😉

午前6時半、アラームクロック!最悪な気分になる一時です!でも、たとえ2時間だけの睡眠でも、ワクワク感は消えませんでした。なので、少なくとも私は、結構簡単に起きれました。スターバックスに一瞬寄り、撮影のローケーションへと向かいました!

古い木造の扉に、レンガの壁、かつてお城だったインテリアがある中庭…今日はここで撮影をします!まだ足を踏み入れていなくても、既にに大好きになっていました!そして、扉が開き…暗くて、冷えていて、湿度が高い場所…ワオ!私たちは今日一緒に仕事をするプロデューサー、クルーと、俳優さんたちに会いました!朝早かったので、みんなあまり寝ていませんでしたが、とてもワクワクしていました!

撮影を始めた瞬間からすぐに、パッションが感じられました!光の闇のコントラストが多くありました。照明だけにではなく、様々なキャラクターを演じる中にも、そしてバンドのライヴパフォーマンスにも(そして最高の演奏でした!)、更には近寄ったり、離れたりするカメラワークの中にもそれが感じられました。10時間の撮影!1日の最後には、完全に疲れ果て、足の感覚もなくなり、震えていましたが、ワクワク感は更に高まるばかりでした!

再び短い夜を過ごし、2つあるうちの最初の撮影場所へと向かいました!小さな場所ですが、素晴らしい雰囲気、クリアで、良く光りが照らされていて、ほとんどが白いイメージでしたが、とても温かく、昨日いた場所とは全く対照的な場所でした!ほんの数時間しかここにはいませんでしたが、とてもソウルフルで温かい2時間でした!

次の撮影場所に向かいます!時間の過ぎる早さが信じられないほどでした!向かう途中に少し道に迷い、大きなイギリスのツアーバンが、スペインの狭い通りでバックをしようとしながら、The Bunkerと呼ばれる山の頂上に着きました。この場所は、スペインにて内乱が激しく起きていた場所です。午後3時半、太陽は輝いていました…スペインで最も美しい日、遠くにMallorcaという島が見れるほどでした。この島があんなにもはっきりと見えるのは、15年間で初めてだそうです。いつもは、とても良く晴れた日であっても、島が人の目に映ることはありません…このビデオクリップが、際限なく恵まれているということを知らせるウインクでした!この山は、前回私たちがバルセロナに来た時に登った山と、とても近い場所にありました。景色の中にその山を見ることができました…それは、再び私たちの人生を変えるような、意味深い瞬間の素晴らしい証でした。日没で、バルセロナの街の明かりが、自分たちの上にではなく、下の方に輝き始めるまで、そこにいました。

人数が多すぎたので、私たちは2つのグループに分かれてアパートへ帰りました。ミス・イザベルと私は、ほとんどのクルーと一緒に。そして残りのバンドメンバーと、その他のクルーで。両方のグループで、とても素晴らしいディスカッションをし、意味深い瞬間を過ごしました。自分たちについて、人生というものについて、そしてカタロニアの文化や旅をすること、それを通して自分自身を知るということについて。渋滞に巻き込まれるのが、これほど楽しかったことはありません!

バルセロナの中心街に着いて、互いにさよならをし、きっとすぐにまた会う約束をして分かれました。そしてミス・イザベルと私は、The Cat Factoryへと走ったのです。前回バルセロナに来た時に発見し、仲良くなった人が営んでいるパン屋さんです!私たちは秘密で、ジェフへの特別な誕生日ケーキを準備していました。なので私たちは狭い通りを走り、可能な限り地図を読もうとしました。何度か行き止まりにぶちあたりましたけど…!ケーキをピックアップする時間に、なんとか間に合いました!アパートへと帰る途中、マルチメディアのプレゼンテーションをしている広場に立ち寄りました。教会の壁で行っていたのです。2月に、人々は外に集まり、写真やビデオを撮ったりして、楽しい時間を過ごしていました。そして同時に新しい人と出会う機会も得ていたのです…そう、ようこそ、バルセロナへ!

幸運にもジェフが到着する前に全ての準備を済ますことができたので、完璧なサプライズを送ることができました。また、ジェフの大好きな食べ物の一つも買いにきました(バーガーです)。それとジェフのための完璧な夜にするために、ワインも購入しました。何て言うか、これ以上のことがあるでしょうか?バーガーに、赤ワインに、ケーキに…完璧でしょう?違いますか? 😉

このブログを書き終えようとしている時、私たちは伝統的なカタロニアのレストランへと行こうとしています。「Where Did We Lose Each Other」のビデオクリップ撮影のお祝いをするため…でも特に、この撮影を通して築いた新しい友情をお祝いするために! 🙂

– Stephanie 

カンヌ最終日、狂乱の20年代の回想!

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私たちは1日中カンヌで過ごしました…私たちが到着してからずっと見ているのと同じ、灰色の空の下で…でも数時間、太陽が拝めた日もありました。寒くて、湿気の多い、曇り空の中では、コート・ダジュールを華やかな場所として考えるのが難しいです。そう、この場所は輝かしい日々として知られる場所なのです…

文学が好きなアレックスのために、私たちはカンヌでの最後の日に、 Juan-les-Pinsへ行くことにしました。カンヌから車で30分ほどの場所にあり、かつて狂乱の20年代と呼ばれた時代に、アメリカの作家たちが夏を過ごしに来ていた場所です…フィッツジェラルドがヘミングウェイのような人々と時間を過ごし、“Tender Is The Night”が書かれた場所…他にも多くのアーティストや、ミュージシャン、画家や詩人がインスピレーションを見つけた場所を見たかったのです…

昼間することが沢山あったので、私たちは家を午後8時に出ました。私たちがどうしても見たかったものは、ホテル Belles Rives。多くの人がかつて夏を過ごしにきたVilla St-Louisです…私たちは運転をし、その場に向かい、駐車場を見つけて車を停め、そのホテルを直接見れるとあって、みんなとてもワクワクしながら向かったら…ホテルは閉まっていました。閉まっていたんです!ホテルって、閉めることできるんですね…でも、コート・ダジュールが美しい季節になる3月辺りからしか、ホテルの営業をしないのではないかと思います。1月のJuan-les-Pinsの町は死んでます…この町の美しい通りを歩く人は誰もいません。ホテルもレストランもバーも全て閉まっています。また再び扉を開けるために、太陽に輝く日々を待っているんです。なので、私たちはホテルを通り過ぎ、歩き続けました。もしかしたら何かが待っているかもしれないと思いながら…そしてガーデンテラスの鍵が開いていることに気づきました。誰にも見られないように中に入り、息を飲むほど美しい景色に出会いました。夜だったのであまり良く見えませんでしたし、寒くて湿度も高かったのですが、一瞬、まるで狂乱の20年代の美しい夏のコート・ダジュールに戻ったような感覚になりました…ホテルの大きなガラス窓を覗いて、当時のまま残っている姿を見ました。時代に残されたもの、でも忘れられてはいないものを…そして町の中を少し歩きました。バーやクラブやレストランが、いつもなら賑わいでいる場所…キューバ式建築を思い起こさせ、ヘミングウェイの存在を、そして彼がこの町やキューバにて時間を過ごしたことは、明らかでした!

今は狂乱の20年代ではないかもしれませんが、その精神は今も息づいています…この町を見て、私が大好きなその時代のことを想うと、Your Favorite Enemiesについて考えずにはいられません…私たちの全て、この行き過ぎなくらいの、非現実的なサーカスのような雰囲気に包まれる私たちは、結局、私がイメージするこの時代の人々とそんなに変わらないんじゃないかと思うのです。何て言うか…私たちのように、世界中にファミリーがいるなんて、他に誰が言えるでしょうか?私たちのファミリーは理にかなっていないかもしれませんが、私が今まで見た中で最も美しいものです… 😉

カンヌに戻り、ジェフは彼のお気に入りの場所 Le Suquetを案内してくれました。彼らが“古いカンヌ”と呼ぶ場所です。石造りの狭い通り。車も通れない、古代の建築が立ち並ぶ道…その少し後、私たちはアパートに戻り、毎回その土地を離れるときに行っている“コミュニオン”の時間を分かち合いました。ボルドーワインにパンとチーズ…抑えることなく、シンプルに“自分”になれる、その自由と、それがもたらす幸福に。そして、ワイングラスなどなかったので、普通のグラスで飲まなければいけませんでした。典型的なフレンチではないですが、ワインは美味しかったですよ…そして、グラスが何であろうと、この瞬間は素晴らしいままです!

私がこれを書いている今は、午前4時…私は最も有名ないびき常習犯と一緒にいます。寝ているときに喋る人。そしてモントリオール・カナディアンのホッケーの試合を、ちょっとだけ大きすぎる音で聞いている誰かさんと…

私たちはすぐにバルセロナへと発ちます。バンドの次のオフィシャルビデオクリップを撮影するんです!
詳しいことをすぐにお知らせしますね!

– Stephanie

2つのサーカスが出会うとき…

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カンヌでの日曜の朝、とっても起きるのが難しい朝!でも幸運にも、楽しみにすることがありました。数名の友人達とお茶する予定だったんです!私たちの誰もよくカンヌを知らないので、Morrison’s pubの隣にあるBaristaと呼ばれる場所に行こうと決めました。なので、みんなと連絡を取り合って、アパートを出発したのです。そこに着いて、何に気づいたかって?今日は日曜日、全てのお店が閉まっていました。カナダでは、もう見られなくなった光景なので忘れていましたが、毎回ヨーロッパに戻ってくる度に出くわすシーンです!私たちはその近くにパン屋さんを見つけました。みんな喜びました!だって、ベーカリーの食べ物より良いものが、フランスにありますか?そしてもちろん大満足でした!でも、友人たちと過ごした素晴らしい時間に比べれば、食事はただの口実に過ぎません!私たちはもちろん、ライヴについて話しましたが、音楽全般についても話しました…それは本当に古い友人が長い時を経て再会したようでした。それまでの疲れなんて、完全に消えました。そんなの全く気にならなかったんです。私たちがした会話はとても楽しいものでした!

そして私たちはサーカスに招待されました。本物のサーカスです!動物もいて、人がアクロバットをして、小さな子供から年のいった人まで、伝統に沿って本当に旅をする家族。なので、Antibesへ向かい、マジカルで夢のようなCirque de Veniseの世界へと入っていきました。トラ、馬、ラクダ、シマウマ、ヘビにダチョウや駆虫ブランコや曲芸師やダンサーたち。

私たちは家へ帰り、軽食をとって、特にジェフがとても楽しみにしていたものを観ました…スーパーボールです!生放送されていたので、みんなでアパートに集まり、試合を観ました。とても、とても残念な試合。私たちは最後まで観ることもしませんでした。もう逆転することは無理だと分かっていたので。Broncosが負けるだろう。チームにとってそこまで悲惨でなければいいなと思いながら、私たちはベッドへ行きました。

翌朝起きてまず初めにしたことと言えば、スコアのチェックでした。もしかしたら思い切り逆転してたかもなんて期待してたわけじゃありません。でも少なくとも、Broncosがもう少し点を取ったんじゃないかと願っていました!まぁ、そんなことは起こりませんでしたね。試合は結局43-8…可哀想なジェフ、2年連続で応援してたチームが負けました…

そしてアレックスがFacebookの“Monday Socks”の投稿の中で言っていたように(この習慣は数週間前に始まりました。ここから読めます!)今日はYFEのマッドネスの中でも少し平和な1日でした!みんな静かに、これまで経験したことについて、分かち合った瞬間について、出会った人たちにどれだけインスパイアされたか、そしてこれから私たちを待つ様々な瞬間について考えていました。そのような瞬間に何の野望も期待も何もなかったというわけではありませんが…その時間は、皆さんと分かち合った時間によって育てられているんです。私たちはただ皆さんと再び会うことや、初めての出会いにワクワクしているんです!

今は午前2:45。ジェフがちょうどミーティングから帰ってきました。他のメンバーはベッドに行く前の、遅い軽食を食べています。(思ったよりもずっと辛くて、咳き込みながらのインスタントヌードルを)私たちはそのシンプルな時間を楽しみました。ただ家族として一緒にいて、全員が一緒にいるには狭すぎる部屋で…でも、そういうのが好きなんです 😉

– Stephanie