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ベッドフォードでのライヴ!

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

今日はスケジュールよりも少し早くベッドフォードに到着しました。なので、The Esquiresでのサウンドチェックに向かう前に、ホテルで少し休む時間がありました。(とても有り難い!)

ライブハウスはなかなか見つかりにくい場所にありました。歩道から離れたところにあり、2つの大きな建物の間に位置していたんです。ようやくライブハウスを見つけ、中に入り、ステージを素早くセットしました。待機ゲームを覚えてますか?それが始まりました。PAスタッフが問題に直面し、遅れて会場に到着したんですー2時間も。午後6時半にサウンドチェックを始めたのですが、会場が開くのは午後8時…あまり時間がありませんでしたが、今夜の経験を素晴らしいものにするために準備することができました!

そしてそれは正しかったんです!!!再び、ライヴは完全なマッドネスでした!ステージの上だけでなく、観客の中でも!セフ&ベンと一緒にヘッドバンギングするために、人をかき分け何とかして最前列まで来た人々もいました。アレックスは会場内をよじ上り、観客へとジャンプしました…でも、彼は私たちを冷や冷やさせたんです。人がたくさんいる場所を越えてしまいそうなくらいジャンプしたんですよ。幸運にもそうはなりませんでしたが。ライヴの最後はまた観客の中で終わりました。アレックスがバスドラムの上に乗って…本物の瞬間です!

ライヴ後、私はアレックスに楽しかったか聞きました。そして彼はとてもシンプルな言葉でこう答えたのです…“僕は持ってるもの全てを出し切った。解放的だよ”…それが音楽のエッセンスです…ステージ上での瞬間を捉えた写真を見てみて下さい。楽しんで!

Stephanie

セント・オールバンズでのライヴ!

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

今日は午後3時半にバンに荷物を詰め込み、午後4時にホテル出発。ここまで遅い時間に出発できる日は稀なので、特に昨日のライヴを考えると、いつもより少し長く眠れるというだけで、みんなとてもハッピーだったと思います!午後1時にみんなでロビーに集まり、朝食をとりました。朝食をすませ、メンバーはYFEストアで注文をしてくれた人たちや新しいSFCCメンバーたちに、ポストイットのメッセージを書き始めました。皆さん、どうもありがとうございます。瞬間を味わい、この冒険に参加してくれて、すごく嬉しいです!

私たちはライヴハウスに到着し、楽器機材を中へ運び始めました。私たちが到着する前、ステージには全く何もなかったんです!そう考えるとクレイジーですよね!私たちはアンプ、フットボードを設置し、ドラムとキーボードをセットアップしました…自分たちのサウンドを毎回、作り上げてるみたいです!これは、誰もがこのタスクを少しでも楽しむための、全員に共通した努力です。

私たちは前回もThe Hornでライヴしたのですが、到着したときメンバーたちは、そのステージの広さに驚きました!でもそれはドラムをセットする前まででした。それとキーボードと、アンプ。あとセフの宇宙船であるフットボード。そこでやっと思い出したのです。ステージの狭さを…!

バンドはサウンドチェックをし、一度ホテルに戻りました。そこで軽く食事をとりました…フルーツと野菜です。今夜のライヴのプロモーターから頂いたものでした。えぇ。きっとライダーにフルーツと野菜を頼むバンドなんて私たちくらいでしょうね!私たちはアレックス&ベンの部屋でライヴのリハーサルを1時間半ほど行いました。再び、アコースティックギターを使って。色々なものが削ぎ落とされた音ですが、私たちが行っていたアコースティックツアーとは、ある意味とても異なるものです。そしてもう既に、その部屋の中には、今夜のライヴが最高のものになるという感覚が広がっていました!長い間、ライヴ前に感じるストレスは、楽しみよりも重要なものでした…!でも今は、違います。もちろんまだストレスはありますし、これからもきっと無くなるものではないでしょう…でも、その時の楽しみやワクワク感を奪うものではありません。

ライヴハウスに着き、壁に書かれているあるものに気づきました…

“絶対に失敗しないと分かってたら、どんなことを試したい?”

以前にも聞いたことがあるクオート。私たちにとって新しいものではありませんでした。でも、何となく今夜のライヴにぴったりな気がしました…バンドにいることが、必ずにもみんなの頭に浮かぶ答えではないと思います。でも、私たちが試したのはそれでした…全てを始めたとき、成功する保証など何もありませんでした。私はそれこそが、この物語を美しくしているんだと思います。もしも自分が成功すると知っていたら、自分に起こることを全て知っていたら、全てのステップにおける詳細まで全て言えるくらいにもう分かっていたら、それは本当に挑戦する価値のあるものなんでしょうか?私たちがバンドを始めたとき、自分たちどんなことが降り掛かってくるか全く分かりませんでした。アレックスがいつも言うように、世界征服までの5年間のプランなんて立てていなかったんです…それでも、私たちは飛び込みました。それが正しいことだと思ったからです。私たちは予想していなかった成功を得ました。予想していなかった失敗も経験しました。間違った道を進んだこともあるし、進むべきでないカーブも経験しました。続けるべきときに立ち止まり、立ち止まった方が良いときに、ずっと遠くまで進んでしまったこともありました。私たちは道に迷い、転び、自分たちを傷つけました。でも、私たちは立ちあがり続けたんです。自分たちが一人ではないと知っていたから。違うようにもできたでしょうか?えぇ。もちろん。でも、選んできた選択は自分たちのものであり、私たちが毎日受け入れている選択です。何故なら、その選択が今の私たちをつくっているから。私たちは完璧じゃありません…これから先も完璧になることはないでしょう。でも私たちは正直です。本当に唯一大事なのは、それだと思うんです。失敗しないと分かっていたら、どうしていたでしょうか?きっと今の自分たちを形作った道ではなく、安全な道を選んでいたと思います。その方が良かったでしょうか?それは分かりません。でも、つまづいても、転んでも、再び自分たちの足で立ち上がり続ける限り、自分たちがしてきたことが失敗だったとは言えません。それについて、私たちは皆さんに感謝をしなければなりません。もうダメだと思ったときに、私たちを何度も励ましてくれました…本当に、皆さんのおかげです!!!

それはライヴの始まりにエネルギーを与えました…本当に、ものすごく!とても美しいかたちでオーディエンスがバンドに参加した純粋な解放でした。改めて、それはラウドで、激しくて、本物でした…!バンドメンバーはステージ上で叫んでいました。全員です。例外なく…ミス・イザベルも!ベンとジェフはステージ上を飛び回っていました。こんな小さなステージで互いにぶつかることなく飛び回れるのが、未だに謎です。演奏中や曲の合間に、メンバー同士で目を合わせて、笑顔を交わしている様子が、観客の中からも見ることができました。そういうほんの一瞬が、言葉で表現できる以上のものを表していました…この時点で、“Open Your Eyes”を始める前、アレックスは息が切れて上手く喋れないほどでした…でも、そんなのは大したことではありません。次の曲が始まり、前の曲と同様、とても激しい瞬間でした。アレックスは“From The City To The Ocean”のときに、ドラムの上に立ちました。ライヴの最後は“I Just Want You To Know”…バンドは観客の中で、そしてアレックスはボディサーフィンをしながら、誰かの携帯で全てを撮影していました。昨晩起きたことを、言葉にして表すのはとても難しいです…私はこれまで、ほとんどのYour Favorite Enemiesのライヴに参加していますが、昨晩はとても特別な何かがありました…彼らのパフォーマンスのスタイルのせいかもしれません。でも、主に私が選んだ彼らの曲の受け取り方がいつもと違ったんだと思います…彼らがステージでしたのと同じ解放とともに。

この写真たちで皆さんに少しでも分かってもらえたら、そして自分も私たちと一緒にそこにいたんだと感じてもらえたらと思います!!!

Stephanie

“曲を忘れないで…”

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

ここ数日はJohn Henry’sで過ごしました。今後あるギグへの準備を確実にするためです!

ここで聴く曲は、私が何度も何度も聴いた曲です。歌詞を見なくても全て覚えていて、最初の音でどの曲か分かるくらい。それぞれの曲に物語があります。完全に鮮やかな記憶として残っている曲もあれば、ほんの断片だけ覚えている曲もあります。初めて聴いたときの瞬間をはっきりと覚えてる曲もあります。スタジオセッションでの瞬間、曲についてのディスカッションや、ある特定のリフを見つけたときのメンバーのリアクション、彼らが望むものを伝えるために触れる必要のあったものを見つける難しさについて覚えてる曲もあります。どの曲とも、私は特定の繋がりがあります。私の人生の良いとき、悪いときを共に過ごした、”love-hate”な繋がりです。

時に、バンドの曲は自ら招いた惨めさを映し出していました。自分が表現できたよりもずっと良く描写されていたんです。時に、深い解放へのきっかけとなることもありました。時に、喜びの源となりました。メロディーだけで、十分勇気づけられたのです。時に、現実から逃げるために同じ曲を何度も何度も聴いたりしました。時に、私のお気に入りの曲となり、何度もリピートして聴くことができました。でもどの曲にも、共通するものがあるんです。聴けば聴くほど、理解していくということ。そして理解すればするほど、自分自身を知っていくということ。何曲かは、2006年か、2007年に聴いた曲です…“Midnight’s Crashing”のように。この曲を初めて聴いたときのことを覚えています。私はまだ両親の家に住んでいて、大学へ通っていました。そして当時はHotmailだったのですが、ある時アレックスからメールを受け取ったんです。ほんの数行と、ファイルが添付されていました。ハイスピードというのは、現在の速度とは違い、添付されていた曲をダウンロードするのに20分かかりました。古いベージュ色のデスクトップコンピューター。スクリーンがコンピューターと同じくらい大きくて、フロッピーディスクが使えるやつです。その20分は永遠のように感じました。でもようやくファイルの準備ができ、私はWinampプレーヤーで開き、一度曲を聴きました。そして二度…三度…。私の母が夕飯だと知らせに来るまで何度も何度も聴いたんです。でも、その時はそれ以外どうでもいいと感じました。私は特別な経験をしていたのです。その曲は私を違う世界へと連れて行きました。曲と私だけが存在する世界に。私の周りには何も存在しないような。そして今日、John Henry’sのスタジオでバンドのリハーサルを聴いていて、全く同じように感じたのです!曲は違います。初めて聴いたときから、随分と進化しました。バンドは成長し、自由の新しい側面を発見し、様々な形で解放の意味を発見したからです。ステージ上でも、それ以外の時でも。それこそ、私が最も音楽に感嘆することです。自分が変われば曲も変わり、自分が成長すれば曲も成長する。でも、一度意味を見つけた曲は、一生自分にとって意味深いものです。そして、自分に正直であればあるほど、毎回CDやライブで聴くたび、更に意味深くなるんです…

“あなたが涙を流した曲を忘れないで。あなたの人生を救った曲を”…
疑うことなく、バンドの曲が私の人生を救ったと言えます。そして毎晩彼らが演奏するたびに、きっと再び救われます。

– Stephanie

COFFEE HOUSE SESSIONS : 第一周目!

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

月曜日

午前6時半。メンバーの部屋へ行く時間。このホテルにはもう戻って来ないので、忘れ物がないか最終チェックをしなければいけません。昨晩は一睡もしませんでした。アラームまであと1時間しかないと気づいたので…。部屋に入ってすぐ、熱意に溢れる人物アレックスは、私を笑いました。何故なら“数分前に起きました”みたいな顔をしてるから…まぁ、どうもありがとう。でも違うんですよ、一睡もしてないんです。私たちは荷物をまとめました。どこに入れたらよいか分からない小さいアイテムを詰め込み、ラジオインタビューとCoffee House Sessions での最初のアコースティックパフォーマンスに必要なものを準備しました!私たちが出発したのは午前7:20。予定より5分遅れです。それはコーヒーを買う時間はないということを意味していました!このツアーの名前が何故 “Coffee” House Sessionsなのかよーく分かったと言いましょうか…このツアーにコーヒーは欠かせません!

私たちはサウサンプトンまで移動しました。そこで、VoiceFMの朝のショー“The Morning Zoo”でのインタビューを行う予定でした。バンドとのインタビューに、これ以上良い名前はありませんね!何となく日曜の早朝に行うBla Bla Blaを思い出しました!インタビューはとても良く、最高の時間を過ごしました。基本的には、ほんとうに楽しんだんです!早朝だということを忘れるくらいでした!

サウサンプトン大学へ向かう前に少し時間があったので、スターバックスに寄ることにしました!まだコーヒーを飲んでいなかったので、完璧なタイミングです!

残りの一日はあっという間に過ぎていきました!大学に到着して、キャンパス内で迷い、なんとか場所を見つけて、アレックス、ベンとセフはマットと一緒にサウンドチェックをし、YBはビデオ撮影、ミス・イザベル、ジェフとムースは周りにいる人々と会話をし、私は写真を撮りながら同時にツイートしていました!あの時間は本当に速くて、2曲だけのライブパフォーマンスよりも早く過ぎていった気がします。バンドは1曲目に「Kerosene」を、2曲目に「Where Did We Lose Each Other」を披露しました。分かりますか?何かとってもとってもクールなものを経験しようとしているのに完全に没頭しきれないという、このやりきれない気持ちを!まさにそういう感じだったんです!でも、今日の最後のショーは少し長くなりました。Coffee House Sessionsで行うのは通常、オリジナルとカバーの2曲と決められています。それがこのコンセプトなんです。でも、ウィンチェスター大学の人たちはとっても夢中で、すごく活気づけてくれたので、もっと聴きたいと頼まれたときに、“No”とは言えませんでした。その後は何も予定がなかったので、オーディエンスを喜ばすというよりも、自分たちが楽しめるように演奏することにしました!



ホテルに戻り、荷物を降ろしました。数名はプロモーションに行き、他のメンバーはホテルに残り練習をしました。数時間後、全員で集まり、食事をとり、今日1日のことを互いに話しました。嬉しかった瞬間、意味深い出会いや、それを通して思ったことなど…全部話しました!

火曜日

今日の最初のショーは午後1時。そしてハートフォードシャー大学まではほんの数分だったので、少し朝寝坊をすることができました!私たちは集合場所をスターバックスに決め(ホテルのすぐ横にある24時間営業のスタバ!道を渡ることすらしなくていいんです!完璧な場所!)アメリカンコーヒー、もしくはコーヒーが飲めない2人はティーを飲んで(すごく残念です!)小一時間ほど過ごしました。12時になり、大学へと向かうと、素晴らしい人々に迎えられました。私たちがスターバックスに着いたとき、空は晴れていました。雲はたくさんありましたが、とても美しかったんです!でも長くは続きませんでした。ハートフォードシャー大学に向かう頃には、灰色の空に雨が降り始めていました。典型的なイギリスの天気だと思います…!でも、私たちは見たのです!とても薄く、明るく輝く虹を!綺麗な弧を描いていました!暗くみえることにも、どこかに光はあるんだということを思い出させてくれました。この虹は私たちがハートフォードシャー大学に到着するまで見えていました。そこでは素晴らしい人々に迎えられました!まだ少し早かったですが、既に人々は演奏場所であるカフェに集まっていました。演奏のセットを終え、先にラジオインタビューです!アレックスとジェフはカフェを出て、キャンパス内にあるCrush Radioステーションへと向かいました!そこではバンドについて話しました。メンバーがそれぞれ持つバックグラウンドや、影響を受けたアーティスト、そしてYFEの音楽がどんなものであるかはっきりと決めるのがどれだけ難しかったかなど…!あぁ、あとフランス語も喋ったんです!イギリスでフランス語を話すとは思いませんでした!その後、カフェに戻り、ショーの始まりです!改めて、2曲では全然足りません!でもとてもソウルフルで意味深い時間でした。短い時間ではありますが、ステージでのメンバーの情熱には限界がありません!ショーの後に幸運にも、少し人々と話す時間があったので、私たちは最大限楽しみました!1日に2~3のショーに、ラジオインタビューとあって、たいていは常に急がなきゃいけないんです!でも心配しないで下さい、色んな人と会話をしたあと、急ぎましたから!

次はロンドンのクイーンメリー大学へと向かいました。そして焦りに満ちた1日が始まったのです!渋滞や道路標識のせいで、ギリギリに到着し、急いで車から荷物を取り出して、サウンドチェックをしたのですが、機材に問題がありました。でもマットが直す方法を見つけました。すごくラッキーでした。というのも、この大学には機材担当の人がいなかったんです!このパフォーマンスには友人が加わったので、ちょっと特別になりました!その後は、インタビュー。予定されていたものではありません。でもバンドのパフォーマンスを見て、バンドメンバーにインタビューする時間は必須だと思ったそうです!

そして今日3つ目のエセックス大学へと向かいました。バンドは午後6時に演奏する予定でした。前の大学を午後4:15頃出発したので、時間は十分にあるはずでした。そう、渋滞です。更に通行止め。また更に渋滞。エセックス大学に到着するまで3時間もかかりました…遅刻です!ラッキーなことに、ステージはセットされていたので、私たちは実際、ただプラグをセットし、演奏するだけでした。でも、その夜はサッカーの試合が行われる夜でした。キックオフは午後7時半。学生はみんなとても楽しみにしていました。何というか、本当にものすごく楽しみにしてたんです!カナディアンBruinsのホッケーの試合、もしくはSFジャイアンツvsLAドジャーズの試合並みに。それでもなお、バンドが最初の曲「Kerosene」を演奏し始めたとき、みんなの視線がTVスクリーンからバンドに変わりました。バンドは午後7:28頃、演奏を終えました。大きなスクリーンに映像が流れ、人々は再び視線をTVに戻した直後に試合開始!完璧な時間です… 😉

水曜日

今日のショーは一つだけ!レディング大学での演奏です。ここで出されるコーヒーはスターバックス…それだけで私たちはワクワクしていました!ここでは、アムネスティ・インターナショナルの人たちを含む、素晴らしい人たちと会いました。彼らと最高の時間を過ごし、その後はもうショーの時間でした。アレックスは有名なレディング・フェスティバルにてプレイできて嬉しいと言っていましたが、ちょっと違うものを想像していたようですね。多分、レディング・フェスティバルではなく、レディング大学だと、伝えておくべきだったかもしれません。同じ町ですが、全く別物です…!ショー自体は、もちろんボディサーフィンは禁止されていましたが、とても激しくて、深くて、意味深いものでした。そして私たちは早めにホテルに戻りました。というのも今夜は特別なことを予定していたからです…バンドのファンクラブSecret Family Cult Clubのメンバーとのデジタルデート!私たちはメンバーのホテルの部屋から、皆さんをリハーサルに招待することにしたのです…!私たちは全員部屋に集まり、カメラの後ろで、世界中から集まってくれた皆さんとチャット上でアクティブに話していました。数名の人にとっては、クレイジーな時間帯だったと思いますが、多くの人が、演奏された音楽に元気づけられ、インスパイアされただけでなく、曲の合間にアレックスがシェアしてくれたことに感動したと言ってくれました。でも、言わせて下さい。皆さんがどれだけ私たちのインスピレーションになってきたかを。心を開き、解放し、ありのままの自分になって、自由になる。皆さんは本当に私たちのインスピレーションなんですよ。デジタルデートを終えたあと、私たちは皆さんについて話しました。3時間。ノンストップで。その後、私たちはベッドへ行きました。そうしたかったからじゃありません。そうしなきゃいけなかったからです。翌朝、早くにホテルを出なきゃいけなかったんです。

木曜日

今日の予定は、ラフバラ大学→レスター大学→ウォーリック大学!そして3回のアコースティックショーで足りないとでも言うように、その後はラジオでのインタビューと生演奏が予定されていました。なので、この日がとても忙しくなることは分かっていましたし、立ち寄る大学での時間も短くなることは承知していました。少しでもスケジュールに遅れたら、その後の全てに影響します…2日前でのエセックス大学からの経験で学んでいました!こういう視点は、プレッシャーに更にストレスを与えるものかもしれませんが、スケジュールが詰まっている時には必要なことです!最初の大学に予定より早く到着したので、あまりストレスを感じることなく準備ができました。Tシャツにスウェット姿という学生を多く見かける中で、この大学がスポーツで良く知られる大学なのだとすぐに気づきました!私たちがパフォーマンスをしたカフェは広々としたオープンスペースで、壁の色は白。部屋の雰囲気が少し寒々しいものだったとしても、光に溢れていました。というのも、この日はとても晴れていたのです!あの日光は、私たちを迎えてくれた人たちを完璧に表しています。まるで曲を聴くために、それまでしていたことをみんな止めたようでした。ここで私たちは自称ミルク飲みファンを名乗る人と出会いました。バンドのこともCoffee House Sessionsのことも知らなかったのですが、通りすがりにカフェの光景を見て、立ち止まって私たちと一緒に楽しまずにはいられないと思ったそうです。また、私たちは世界を変えるべく活動している素晴らしい人々にも会いました。アムネスティ•インターナショナルと関わっている人々です。その後は大学のTVステーションでのインタビューでした。

そうして次の目的地レスター大学へと向かいました。私たちの友人から、レスターの町はイギリスで最初にイギリス人以外の民族を多く受け入れた町だと聞きました。この町の通りを運転するだけで、この場所がどれだけ多文化かということに気づきました。道を歩く人々、様々な建物や彼らに馴染み深いお店など…まるで町に漂う香りを味わえるかのようでした…私たちはレスター大学に到着し、素早く準備をしました。というのも到着した時は何も準備されてなかったんです(ステージのすぐ横に置かれた大きなピンクの象以外は…セフに敬意を表すために置かれたのかどうかは不明ですが!笑)そうして演奏を始めました。すると人々に一気に火がつきました!音楽が始まった途端、その場の空気が一気に変わったんです。それは、この時のツイート/リツイートの数や、ハッシュタグされた数の多さで証明されています!全く尋常じゃありませんでした!

そしてすぐに、ウォーリック大学へ向かいました。でも途中、道路工事が行われていたせいで、少し遅れて到着しましたが、準備は全て整っていたので、数分で支度ができました。ステージに上がり、ショーを始めました。そしてここでも、私たちはそこにいた人々の反応に言葉を失いました!バンドはガラスを背にして演奏していて、ちょうどサンセットの時間だったので、太陽の光で、アコースティックセッションが更に魔法がかったような映画のような雰囲気になったんです!その後はインタビューを受けて、そこからそんなに遠くないHillzFMラジオステーションへと向かいました。

道路工事のせいで、何度か迂回しなければいけませんでした。そこでイギリスの道路標識について学んだのです。彼らは、近々通行止めにする道路を全く発表しません。全くです。その道路の代わりにどの道を行くべきかも教えてくれないのです。なので、どこに行くのだろうかと不安に思いながらも、判断は全て自分です…モントリオールの道路工事も酷いですが、少なくとも、工事を始める前にアナウンスしてくれますし、他に通れる道を教えてくれます。まぁ、他に通れる道が必ずしも良いものだとは限りませんが…

私たちは、とてもお洒落に洋服を着こなした、手にタトゥーを入れている女性に迎えられました。彼女は私たちをスタジオに案内してくれました。階段を上るとレゲェ音楽とともに、それっぽいDJたちがいました。素晴らしい人たちで、バンドやそこにくっついてきた多くのクルーたちも温かく歓迎してくれました。インタビューは午後6時から6時半までの30分。もう既に始まっていたレゲェのショーのど真ん中です。ジャンルの違う音楽、それはもちろんです…でも、そこで働いていた人たちは純粋に音楽が大好きだったので、バンドにぜひとも出演して欲しいとのことでした。他に選択肢はありませんでした。このラジオに出演する必要があったのです。そこで何をするかというのはあまり重要でありませんでした。彼らはバンドに会って、話して、リスナーに紹介したかったのです。まさに、そういうことが起きました…バンドは3曲を生演奏しました(「Kerosene」,「 Where Did We Lose Each Other」と「City on Fire」)そして、バンドが持つコミュニティの価値、DIY精神、これまで旅してきた色々な国、曲や歌詞にある精神や今後の予定などについて話しました。インタビューと生演奏は40分ほど続きました。次のDJがスタジオに戻ってきて、もう時間はとっくに過ぎているし、自分のショーの時間を盗んでいるとインタビュアーに伝えに来ました!まぁ、でもそれはスタジオのドアを閉め、ここで何が起きているか知るまでですが…彼は、ここにいるのが、ギターを持った男性一人だけでなく、3人が演奏して歌い、そして他に8人もの人がいる、トータル11人がスタジオにいることに気づいたのです…“君たちは本当に一つなんだね…一つの家族。一つの愛。みんなで一緒に繋がってる”…そして私たちは彼と話し始めました。バンドの名前の意味や、恐れと疑いがどれだけ大きな敵となるか、そして互いの様々な違いを越えて、私たちはみんな同じであることについて。そして、この時、彼はもう一曲演奏して欲しいと頼んだのです。彼はもっと聴きたいと言いました。たとえ彼がDJじゃなかったとしても、このショーを続けたいと思ったようでした。もう、そこには何の問題もありませんでした。まさにこの瞬間が、既に永遠へと変わり、本物で正直なものになっていたからです。私たちはブリストルまでの移動中ずっと、そのラジオステーションを聞いていました…というか、少なくともそれを受信できるまでは!

金曜日

バースでの最初のショーです。この町がどんな町なのか、みんな興味津々だったと思います。その名前だけでも興味をそそられます。何ていうか、そうですよね?そうじゃない人なんていますか?!まだ日が昇っているうちに出発しました。もうすでに、ここはイギリスの地域の中でも素晴らしい場所だと確信しました!バース大学へ向かう途中、私たちは言葉が出てきませんでした。本当に、全く。谷、景色、広大な草原が、大きな灰色の雲が浮かんでいる青い空とコントラストを生み出していました…美しすぎて、絵画のようだと感じました。そして町へと入り、たった今見た自然とは全く違う光景でしたが、それでも息を飲むほど素晴らしかったです。古い建物、淡い色、大きな木製の扉に、庭を囲む鉄のフェンス…一目見て、みんなこの町が大好きになりました。それは私たちがこの場所の心、ここに住む人々に会う前です。大学内に入り、そこで勉強する学生や勤務している人たちと会って、私たちは更に魔法にかけられたようでした。

そして演奏も魔法のようでした。誰もショーを終えてほしくありませんでした。しかし、その外観だけでなく、そのスタイルにも驚かされた、この美しい町バースを離れなくてはいけませんでした。私はブリストルに位置する西イングランド大学に向かうよう促しました。

バースは美しい場所ですが、渋滞がよく起こる道路はかなり発展が遅れています…でも私たちは時間通りに大学に到着できました。プラグをセットし、演奏し始めました。カーリングでカナダがイギリスと対戦していた時です–カナダが金メダルを取りました!ブリストルで演奏するカナダのバンドにとっては特別なバックグラウンドです…金メダルを逃したにも関わらず、大学の人々は私たちと一緒に共有した時間をとても喜んでくれました!ショーが終わってすぐ、ラジオインタビューもあると知ったので、急いで向かいました!上の階に行き、インタビュアーに会って(2008年からバンドのファンだったそうです)素晴らしい時間を過ごしました。歌詞や音楽へのバンドのインスピレーションについてや、信じる心と希望について、そしてバンドの今後の予定も!ブリストルにてライブをするためにすぐに戻ってくると言いながら、インタビュアーとカメラマンに別れを告げました。

そしてBradley Stoke FMステーションへのラジオインタビューへと向かいました。完全に疲れきっていました。アレックスは風邪気味で、喉の嗄れが深刻になってきていました。でも、このラジオ局のヒストリーについて聞いたのです。自分たちの好きな音楽や、意味深い音楽をシェア出来る場所をつくるという夢を叶えるために、音響機材などをあちこちから探してきて、ずっと昔に、土台からこのラジオ局をつくりあげたという話を…。特別な方法でコミュニティに貢献し、同時に音楽を通して彼ら自身を表現する場所をつくりあげました。

ホテルに戻ってきた私たちはSFGのライブストリーミングを観ました。SFジャイアンツがバッティング練習を公開しているスコッツデールからの生中継でした!こうしてCoffee House Sessionsの第一周目が終わったのです…週末に休みをとったと考えたかもしれませんね…でも、私たちは週末に多くの様々な機会を与えられたのです。私たちの目の前にどんな瞬間が紐解かれるかが楽しみでなりません!

– Stephanie