モントリオール、あらゆる不思議のある街
2年振りにモントリオールでライヴをしました…ここ2年間、ヨーロッパ、中国、台湾、日本、オーストラリアなどをツアーしてまわり、更には日本、オーストラリア、カナダでのアルバム『Between Illness And Migration』の発売、そしてこのアルバムに収録されている3曲のビデオクリップ撮影などに多くの時間を費やしてきました…息切れしそうですか?私たちもです!でも、このホームギグは私たち全員にとって、新鮮なそよ風のようで、頭と心の憩いの場所のように感じられました(体にとっては、あんまりだけど)!
私たちは皆この夜のライヴにオーバーなくらいワクワクしながら、午後ドラモンビルを出発しました!Club Sodaに到着し、そこで働くスタッフに会いました。すごく良い人たちでした!ロードインは午後6時頃から始まり、その後すぐに短いサウンドチェック。バンドメンバーが下の階にある控え室に向かったときには、もう人々が会場に入り始めていました!メンバーはストレッチをし、着替えをし、厳しい時間制限のあるライヴに関して少し話しをして、私はその夜のライヴハウスをソールドアウトした950人もの人混みの中で、ステージに近いスポットを見つけるために上の階に行きました。
私は知らない人たちや見たことのない人たちに囲まれながら、早く始まらないかとドキドキしながら待っていたのですが、そんな中、YFEを確実に知っていて、バンドのライヴを見るのをとても楽しみにしている人を見つけました!“マジだって、1回ライヴ見たことあるんだけどさ、シンガーはクレイジーで、常にそこら中ジャンプしまくって、長髪のギタリストは野獣みたいなんだ…コイツらはヤバイって!”という声が聞こえたんです。その通り!まさにステージ上でのYFEです!イントロが始まり、バンドメンバーがステージに現れました。薄暗い照明の中で見えるのは彼らの影だけ。まるで違う世界からのゴーストのよう… バンドは、セフがバイオリンの弓でギターを弾く“A View From Within”でショーをスタートしました…そして次々と演奏をし、とどまるところを知らぬような40分間のショーをオーディエンスと共有しました。そして、オーディエンスもまた、会場全体が揺れるようなヘッドバンギングでバンドを歓迎したのです!“Midnight’s Crashing”のときに、アレックスはクラウドへとジャンプし、そのまま会場の後ろの方までクラウドサーフィンして、ステージへと戻ってきました。また少し後に、クラウドの中を今度は歩きながら、人々をハグして、彼らのために、そして彼らと一緒に歌いました。セフの演奏に人々は叫び、彼がステージの際に立って近づく度に、彼らもどんどんセフの方へと近づいていきました!“Open Your Eyes”もすごく盛り上がりました。バンドを長く応援してくれている人にとっては、初期の曲です。言うまでもなく、この曲が始まってすぐ、ライヴハウスの熱は一気に上がりました!!バンドはライヴを終え、荷物を片付けはじめました。この2年間、なんでもっとモントリオールでライヴしなかったんだろうと不思議に思いながら!
そして今夜、最高のパート…みんなとの時間!この瞬間こそが、毎回のライヴの本当のギフトであり、特権です!皆さん、本当にどうもありがとう…この夜、私たちは空高く飛ぶことができました。それは皆さんのおかげです。思い切り楽しむというチャンスを掴み、私たちと一緒にこの瞬間を分かち合ってくれました!
また皆さんに会うのが、待ち遠しいです!
Stephanie