3年後また中国へ…続くラブストーリー…

Written by Your Favorite Enemies. Posted in The Carp Leaping Over The Dragon Gate

私たちは火曜の明け方3時半に家を出て、モントリオール空港に向かい、トロント行きの飛行機に乗って上海へと飛び立ちました!空港に着いて初めに聞かされたのは、私たちのフライトがキャンセルされて、私たちは午前7時出発(予定より30分早い)のフライトへの保留リストに載っているとのことでした。もしくは、午前7時のフライトがいっぱいだったら、午前8時。もしくは午前9時。早い話が、空港スタッフはいつ私たちがトロントに着けるかも、そして上海行きの飛行機に間に合うのかも分かりませんでした。これはかなりのトラブルです。フライトが遅くなればなるほど、初日のライヴに間に合いません。4月15日にスノーストームを送ってくれて、どうもありがとう、カナダの空よ!とっても優しいのね!ゲートのスタッフとしばし話して、午前8時出発トロント行きのフライトに全員、乗ることができました!

トロント空港での、伝統!みんなでパッタイを食べます!そしてジェフには追加分のハンバーガーも。午前9時半でしたが、特に誰も迷惑そうではありませんでした。夜、全く寝なかったので、朝という感じがしなかったんでしょう!ジェフは、これから中国ツアーで経験するであろう食事をYBに味見させてあげました…激辛フードです!

そして、上海行きのフライト搭乗時刻。まだ飛行機に乗り込む以前に、中国人の傾向において、あることが思い起こされました。彼らは、個人的なスペースがないことを知っています。搭乗のアナウンスがされたのと同時に、一気に全員がゲートに集まりました。でも中国ではこうなんです。彼らは列を作りません。そして全員が全員と話しています。最初は、互いに叫んで、どなっているのかと思いました。でも違うんです。彼らはただ友人になり、まるで長年の友人かのように、色々なことを話しているのです。だからこそ、私たちはフライト中、素晴らしい人々に会いました。というのも、私たちは機内の後ろに集まって乾杯したので、みんな何事かと思い、仲間に加わったんです。

そうして上海に到着しました。楽器機材も全て無事に手にできました。(フライトが不確かだとどうなるか分からないんです!)そして、ツアー中の通訳者Yu Huiさんと会いました!彼女は自己紹介をし、外に出てタクシーに乗り込み、上海から45分ほどのNantongへと向かいました。でもタクシーが来るのが遅くて、しかも来たのは2台のみ。私たちが座るのにシートは足りず、1台はほぼ音楽機材とスーツケース。45分の移動の予定は、結局2時間半となりましたが、なんとかNantongに到着しました!ホテルのチェックインを済まし、ロビーに集まり、ライヴハウスのオーナーに会い、伝統的な中国レストランへと夕食をしに行きました!

そしてライヴ初日!中国での3年振りのライヴです…どれだけワクワクしていたか、言葉では表現できないくらいです!Nantongでライヴしたことはありませんでしたし、町の名前すら初めて聞きました。実は、中国人の友人に、私が今Nantongにいると言ったら、彼女ですらこの町のことを何も知らなかったんです!私たちは朝遅く起きて(疲れと、時差ボケのせい!)ホテルのレストランから追い出されるまでみんなで時間を過ごしました。閉店時間から3時間過ぎていたんですが、ジャイアンツの試合を最後まで見なきゃいけなかったんです!そして…サウンドチェック!何というサウンドチェックだったんでしょうか!バンドは数曲を演奏しました。スタッフはとても喜んでいました!

少し休憩(昼寝と読む)をした後、ライヴ本番!そして素晴らしいライヴでした!会場は人でいっぱい、彼らは完全に燃えていて、それは私たちも同じでした!バンドがステージに上がり、マッドネスがThe Voidいっぱいに広がったのです!人々は叫び、ヘッドバンギングし、汗をかき、曲の合間に呼吸を戻すためにセキュリティーランプの上で休憩し、モッシュピットを作り、クラウドサーフィンしていました…フロアは汗とビールが飛び散っていました(中国の人は水の代わりにビールでリフレッシュするようです!)あとは煙草。でも誰も気にしません。これはライヴで、激しくて、ロックンロールなんです。ただ、そうであるべきなんです!私たちは記憶に残るような夜を過ごしました。ライヴに来てくれた色々な国の人たちと、素晴らしい会話をしたのです。この町での初めてのライヴでしたが、Nantongは私たちの心に素晴らしい印象を残してくれました!

私たちは朝早くNantongを出発し、上海へと向かいました。そこから電車に乗ってHangzhouまで行きます。前日、私たちと機材のための車内スペースが足りなかったのを見て、通訳者のYu Huiさんは、今度はそうならないように手配をしてくれました。実際、私たちにはソファ付きのバスが来たのです。あまり広すぎても変な感じがしました!この機会を使って、睡眠をとることにしました。ある人は誰よりも良く…。というのも、バスがホテルに到着した時、まだ目覚めていなかった人もいますから−セフとか!

新しいホテルへのチェックインを済ませた後は、もうサウンドチェックの時間でした。今夜のライヴへの楽しみとともに、疲れが私たち全員をおそいました。サウンドチェックを済ませホテルに戻り、ライヴ前にもう少し睡眠をとることにしました。でも45分ではもちろん足りません…。私たちはレストランでもある、ライブハウス9 Clubに入りました。そこでまさに起きていたこと:食事です!人々は食事をとっていました。でもバンドがステージに上がるというアナウンスがされてすぐ、みんな急いでステージの前へと集まって来たのです。それは今まであまり見たことのない光景でした。誰もが最前列に行こうとしていたのです!そのためか…この夜のライヴは完全にクレイジーでした!言語の壁は大きいかもしれません。私たちは中国語を一言も話せないし、人々も英語をほとんど話しません。でもこの夜は、そんなことは何の問題でもありませんでした。音楽が言葉であり、感情を伝えるのに言葉は必要ありませんでした!

Hangzhouからの長距離移動を経て、私たちはWuhanに到着しました。ここに戻って来れて嬉しいです。駅から、滞在していたホテル(ベストな場所とは言えません!)、そしてVoxライヴハウスへ続く道まで、全てを覚えていました。Voxのオーナーは、3年前私たちを歓迎してくれた人と同じで、彼は私たちに会えることをとっても楽しみにしていてくれました。私たちのようなバンドはこれまで見たことがないと言っていたオーナーです。こんなに激しくて、バンドのためにこんなに熱く燃えている観客を見たのも初めてだと言っていました。中国人は静かにライヴを見ることで知られているのです。バンドがまたVoxでライヴするという発表をしたときの反応も驚くべきものでした。3年前の私たちを覚えていて、バンドの存在はその時から広まっていました!この夜はちょうど違う場所でStrawberry Festivalというのが開かれていましたが、ライヴハウスは人で満杯で、多くの人がバンドを見に休暇を取り、数時間かけて電車で来てくれた人もいました…Strawberry Festivalを諦めてでも…“君たちが今度いつ帰ってくるか分からないけど、Strawberry Festivalはまた来年も開かれるって分かってるから”!

そして再び、観客はクレイジーでした!“A View From Within”が始まってすぐ、拍手喝采。その後の夜はどんどん激しさを増していきました。バンドが激しくなればなるほど、観客もどんどん激しさを増し、それが更にバンドをクレイジーにしていきました。数えきれない人がステージダイブし、アレックスもファンも然り、フロア中でヘッドバンギングしてる人がいて、再びビールの洗礼、アレックスはライヴの半分以上観客の中にいて、観客もステージの上で過ごしました…本当に特別な瞬間でした。ここでの話を知っている人、ここはアレックスが2階のバルコニーから飛び降りたのと同じ場所です…そして今夜もそれが起こりました。今回は2回も!このライヴでツアーの前半戦が終了します…とっても記憶に残るような時間だったと言えるでしょう!Wuhanは私たちの心に刻み込まれています。そして、この町とのラブストーリーは、全く新しいレベルのパッションへと到達しました!

– Stephanie

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