Author Archive

Australia Tour

Written by Your Favorite Enemies. Posted in カテゴリーなし

9月初め、Your Favorite Enemiesは”More Than Noise And Make-Believes”オーストラリアツアーを行います!

9/11 – Big Sound Festival, Brisbane, Australia
9/12 – Big Sound Festival, Brisbane, Australia
9/13 – Miami Shark Bar, Gold Coast, Australia
9/18 – The Bald Faced Stag, Sydney, Australia
9/19 – Hot Damn, Sydney, Australia
9/21 – Cambridge, Newcastle, Australia
9/22 – Sounds Of The Suburbs, Cronulla, Australia

チケット等の詳細はこちら

More Than Noise And Make Believesツアー

Written by Your Favorite Enemies. Posted in カテゴリーなし

Your Favorite Enemiesはこの秋、日本へのツアーに乗り出します!
彼らのライブをぜひ見に来て下さい!

9/27(金)
大阪 千日前TRIBE
HP:http://kaerudou.net/tribe/tribe.htm
チケット購入(メール予約)

9/29(日)
京都 愛宕念仏寺
HP:http://www.otagiji.com/
*入場料2,000円(チケットは不要)

10/5(土)
東京 渋谷THE GAME
HP:http://www.shibuyathegame.com/
チケット購入(eプラスにて)

レビュー: Paris, 2013年5月24日

Written by Your Favorite Enemies. Posted in レビュー

ライブレポート:Your Favorite Enemies + September Boy @ Saint-Ouen, Les Mains D’Oeuvres, 24/05/2013

今夜サン=トゥアンで行われたライブは、少数ではあったものの人々が長年待ち望んでいたものだった。実際、観客は6年振りのYour Favorite Enemiesの来仏を歓迎していた。Final Fantasy (Dissidia)のオリジナルサウンドトラックに参加して、シングル「Open Your Eyes」をリリースしたこのバンドを知っている人も多いのではないだろうか?今もバンドをフォローしている数人のパリジャンたちがその夜来ていた。こうして、このめざましいバンドに正しく敬意を払っていることに、私はとても驚かされた…

Your Favorite Enemies

ようやく、長年待ち望んだフレンチ・カナディアンたちがステージに上がる時間がきた!このコンサートで、彼らのアルバム『Between Illness And Migration』から数曲を聴くチャンスを得た者もいただろう。現在このアルバムは日本でしか発売されていなが、この秋にフランスでも発売される予定だ。どこからか漏れたアルバムをインターネットでダウンロードした一部のネットユーザーや、もしくは日本からの送料や手数料を恐れない勇気ある者たちは、このアルバムの驚嘆するような内容を既に知っていた。前作のEPとは劇的に変化を遂げたアルバム…その変化はVague Souvenirの時からもう始まっていたが、今回のアルバムの内容はライブでプレイしたときにこそその真髄が発揮される…

バンドの強みの一つに、まず人々との親密さがあげられる。ミュージシャンとファンとの関係を強固にする繋がり、そして彼らのコミュニケーション能力。バンドがステージにいる喜びや、曲から湧き上がる感情のチャージによって、全ての人々とコミュニケーションをとることができる。今夜の息を飲むような美しさや感動によって、彼らはそれを証明した。今夜1曲目にプレイした「Satsuki Yami」はニューアルバムのイントロだ。ヘヴィーで雰囲気のある曲…それがライブにもなると、ギターの音が完全にコントロール不可能な異なるものになる。今夜我々を待ち受けるものへの序章であるかのだった。2曲目は「Empire Of Sorrows」…アルバムの世界をフランスの大衆に見事に紹介した曲の一つだ。そして何たるノックダウンだろうか…語りから始まるこの曲は、Jordan Dreyer (La Dispute)を思い出さずにはいられないが、より低いトーンである。バンドはエネルギーに溢れていて、フロントマンは間違いなくカリスマ的な要素を持ち合わせ、ライブハウス全体を魅了した。彼の歌はスタジオと同じくらい上手く、それだけではない…彼の語りかける言葉はよりアグレッシブに唱えられおり、彼の歌声は時にまるで遠吠えのようにもなった(Birds In RowのBartが、声の限界を越えた時のような声すら連想させた)そのようにして魔法が唱えられ、まるで全員がまじないにかかったようだった。ライブ全体を通して曲には同じラインがあることに気付く。舞い上がるようなオルタナティブロックの中に、ポストパンクの一節や、シューゲイザーのサウンド、そしてバンド初期の頃からある永遠のエモの雰囲気の中で揺れている。自分を納得させるにはただ「Where Did We Lose Each Other」を聴けば良い。今夜3曲目にプレイされた曲で、特にコーラス部分はThriceに似たサウンドを持っている。

バンドは前作EPからのヒットを披露することも忘れなかった。(「Open Your Eyes」、「Little Sister」、「Midnight’s Crashing」)彼らがまだSenses FailやThursdayのようなサウンドだった頃の曲たちだ。観客は歓声をあげ、大いに喜んだ。主にカバーソングが多く収録されているアルバム『Vague Souvenir』より、観客のためにバンドがプレイしたNoir Désirのカバーソング「Des Armes」は、激しさが増していた。特にアレックスの感情的でたゆまぬ歌声は、しばしば“ボーダーライン”にまで達した。バンドは彼ら自身に忠実で、ファンとのコミュニケーションをいかに大事にしているかは明らかであり、それはライブの最後まで続いた。ライブが終わろうとしていた曲の最中に、バンドメンバーはドラムをピースごとに観客の中へと運び、ファン数名にドラムを叩くように促したのだ。(私自身も含めて。その後1日腕が使い物にならなかった)ピットでギタリストとベーシストがユニゾンでプレイした。パワフルなサウンド、感情的で雰囲気たっぷりに魅了した時間が終わった後、目を輝かせたファンたちの喜びは極限に達した。そう、まだ終わりではなかったのだ。ベンとアレックスが3曲のアコースティックソングを披露してくれた。オーディエンスたちも彼らと共に歌っていた。遍在する親密さの中で、彼らはサービス精神に満ちあふれていた。

これまで多くのコンサートに参加して来たが、この日のライブは私が参加してきたコンサートの中で真に最も美しいものだった。激しさと、現在においては稀な音楽への関わり、真実で誠実な人としての温かさ、音楽的にも完璧なライブだった。更に、我々は彼らの曲を再発見できたのだ、以前よりもっとパワーとヘヴィーな要素が増したパフォーマンスだった。このバンドは本当に一見の価値ありだ。多くの賞やツアーなどの成功に関わらず、情熱に溢れ、誠実で、彼らのオーディエンスとの距離はこれからもずっと近いだろう。多くの観客であろうと一人のファンであろうと、どんな小さなリアクションにも子供のように喜ぶバンドだ。次回も大いに期待したい!

セットリスト :

Satsuki Yami
Empire Of Sorrows
Where Did We Lose Each Other
A View From Within
Midnight’s Crashing
City On Fire
Des Armes
From The City To The Ocean
Little Sister
Open Your Eyes
I Just Want To Know You
Would You Believe
Voice Inside

YFE Franceのジュリエットにも大変感謝している!

Guillaume D.

オリジナルレビューを読む

レビュー: Liverpool, 2013年5月20日

Written by Your Favorite Enemies. Posted in レビュー

その後は長髪で髭を生やしたカナディアンたちの時間だった。ビデオでは髪がもっと短く見えたから、私はこのバンドに気がつかなかった。今では全く正反対の、Your Favorite Enemiesの時間だ。小さなステージに6人のメンバーがキツキツに立ち、ドラマーはTシャツを忘れたのだろう、彼の胸全体に描かれたムース(大鹿)のタトゥーを露にしていた。最初の曲は轟くような音で、シンガーが“I grew up in a storm”(僕は嵐の中で育った)と唱えながら始まった。ギタリストは床に広がった彼のエフェクトペダルで背骨がうずくような音を出していた。2人のギタリストが奏でる素晴らしいギターラインの交わりは、聴いていて最高に楽しかった。多少イラっとしたのは、バンドではなく、カメラを持ってメンバーの顔を撮ろうとライブ中ほぼずっとステージ前に“取り巻いて”ブロックしていた3人の男(女)だ。

彼らの爆音的サウンドはライブハウスThe Holdの裂け目までとどろいた。シンガーがジョークを飛ばす-“僕らはカナダのモントリオールから来たんだ。ちょっとしたフレンチ・カナディアン文化や、長髪や髭や、うるさいノイズを持って来たよ!” 彼はまさに的を射ていた。彼は背後で鳴り響く爆音によって強化された、素晴らしい声を持っていた。どのメンバーもライブを楽しんでいるようで、見ていて喜ばしかった。ライブが続くにつれてオーディエンスの視界を妨げるカメラが増えたようだったが、最後の曲でシンガーは、彼らをすり抜ける道をみつけ、一人の少女にセレナーデのごとく歌うことができた。予期していなかった状況に、彼女はものすごく喜んでいたようだった。ライブの終わりを告げるアトモスフェリックなサインで、バンドがオーディエンスを沸き立たせる中、彼はステージ上へと戻っていった。メンバーがステージ袖へと入っていくとき、会場は大きな喝采で溢れていた。そして、ライブはまさにその大喝采に値するものだったと言えよう!

オリジナルレビューを読む

ヨーロッパツアー最後のライブ

Written by Your Favorite Enemies. Posted in Youthful Dreams Of An Old Empire Tour

昨日パリでヨーロッパツアー最後のライブをしました。このライブはちょっとしたサプライズでした。ライブの数日前まで秘密にされていたのです…イギリスでのプロモツアーが正式に決まったとき、フランスにも立ち寄りたいと強く思いました。そして、バンドメンバーにとって一度だけでは足りなかったので、パリでの2回目のライブのチャンスを与えられたときは、すぐさま承諾しました!

このツアー中、パリでライブをすることは私たち全員にとってとても感慨深いものがありました…最初のライブで多くの人と感情を分かち合い、その後来ることを楽しみにさせる、新しい絆を発展させたのです…そうして2回目であり、最後のライブもあっという間に過ぎていきました!

私たちは全員体力的に疲れていましたが、心はとっても元気でした。でもバンドメンバーは全員体調を崩し始めていました―アレックスの声はほとんど出なくなっています!!でもライブがとっても楽しみだったので、疲れや体調の悪さは特に問題とはなりませんでした。

そして最高のライブを行いました。それは真実で、本物で、とても感情的でした。数日前のライブを見に来ていた人もいれば、初めての人もいました。ステージ上のバンドメンバーからフロアにいる人々全員が、最高だと感じたと思います。本当に言葉を超えた瞬間でした…このような瞬間は私たち全員にとって大切な思い出となりました…ロンドンへの帰り道、そして今日またみんなと集まったとき、私たちはあなたのことについて話していたのです。ライブについてではなく、あなたについて。皆さんがどれだけ私たちに影響を与え、勇気づけてくれたかについて。

そして自分自身に約束をしました-きっとまたすぐに戻ってくると。

-ステファニー