そして壁は崩れた…

Written by Your Favorite Enemies. Posted in From Upper Room To Higher Sky Tour

今日の目覚めは、私たちにとって早朝でした…午前5時過ぎにベッドにいった人がいることを考えると、特にです。ツアー2日目の夜、もう既に長くて心地良い、深い眠りにさよならです!待って下さい…そんなの経験したことありましたっけ? 😉 きっとそれがツアー中の生活、特にYFEの生活なんだと思います!

ジェフはミーティングに行きました。ミス・イザベルとムースは食料調達のためスーパーに、セフとベンは今夜のライヴのためにギターなどの機材チェック、そしてアレックスはヴォーカルエクササイズを続け、皆さんとやり取りをしていました!多くの人が最近アレックスが書いたブログについてメッセージを送ったようです。(未発表曲の歌詞を初めて公開したブログ!曲も歌詞もとても崇高です!まだブログを読んでいない人はこちら!)

朝は知らぬ間に去っていきました!もう既に、車に荷物を運び入れる時間となり、私たちは今夜ライヴするMorrison’s Irish Pubへと向かいました!午後1時にサウンドチェックをする予定だったのですが、少し遅くなったので…コーヒーを飲みにいくことにしました!お昼時に9人もの客をコーヒーのみで入れてくれるお店を探すという無謀な試みのあと、Morrison’sのラウンジセクションに戻ることにしました。私たちは1カ所あったクールなセクションに座り、色々なことについて話しました…ジェフのいびき(他の人もですが、ジェフはこのカテゴリーの中でも最強です)、ムースのシャンプー(彼の部屋に飾ってあります!クレイジーです!)そして、セフであるセフ。彼のいないツアーは全く違うものになっていたでしょう…ある意味、彼が6本目のギターを持って来なかったことに感謝します…ギターケースのトラブルが避けられましたし、何よりもセフほど面白くありません!

ようやくサウンドチェックの時間!全ての機材を運び入れましたー簡単!今回はアンプを運ぶ必要なしです!でも、その後は全てをステージにフィットさせる必要がありました…手強い!何もなくてもステージは小さいんです…そこに、ドラム、アンプ、フットボード(ステージの半分を占めるセフの宇宙船)、キーボード、そして6人のメンバー…彼らの足下のスペースを見て下さい!でも、なんとか全てをフィットさせることができました…そしてこのライヴはとってもパンクロックになると確信しました!小さな場所かもしれませんが、今夜は絶対に、壁が崩れること間違いなしです!

そしてオーナーと話しました。彼はアイリッシュ系で、驚くべきことに完璧なフランス語を話しました!今夜のセットは30分だけの予定だったので、延長ができるか聞きました。粘った結果、“良い演奏だったら延長しよう。じゃなかったら、サウンドを消すぞ!”

そして家へ帰り、午後4時半頃、軽食をとり、新しくリリースされたブログを読みました!そう、ツアーに新しい習慣が加わったようです!これはとても特別な瞬間を生みます。そして異なるレベルで、分かち合うことができます…普段そうしないからではなく、会話の良い閃きになると言いましょう 😉 私たち全員が短い昼寝をしました。責めるべきは、ここ数日の睡眠不足です!

昼寝から起き、私たちはリビング/ベッド/ダイニングルームに集まって、Morrison’sでのライヴのセットリストについて話しました!ようやく以下の曲に決まりました:

– Lantern Lights
– Where Did We Lose Each Other
– Would You Believe
– Open Your Eyes
– 1-2-3 (One Step Away)

アコースティックギターでの短いリハーサルをし、アパートを出る直前もライヴのムードを高めました!

そして車に乗り、カンヌの中心街まで、15分。ライブハウスの前まで運転し、中だけでなく外までも人が溢れているのを見ました。それで緊張が高まった人もいましたが、私自身は更にワクワクしました…結局、YFEのフォトグラファーの前に、ファンなんですね 😉

ライヴハウスの近くに車を停め、すぐに準備の時間です。今夜ライヴをする場所はパブだったので、バックステージなどなかったのです。車の後ろにアレックスが座り曲を聴きながら歌う中、ミス・イザベルがヴォーカルエクササイズをし、ムースがとても特別な方法で手を叩いていました。(正直、見ていてすごく面白いエクササイズなんですが、これが大きな違いを生むのです…でも彼しか教えられません!)

そうしてライヴの時間です!転換(前のバンドから次に移るための切り替え)は、簡単なタスクではありませんでした!バンドの音楽機材がステージの真横にあったとしても、人が多すぎて歩くのも難しいくらいだったんです…セフの巨大な宇宙船であるフットボードを想像して下さい… 😉 そうしてステージへの準備が完了し…ショータイムです!

何というライヴだったんでしょうか!オープニングを飾ったのは、Lantern Lights…ドラムの音からシンプルに始まりました。とっても大きなドラムの音だったんです!この曲で経験するものを説明するのは難しいです…朗読から始まり、そして叫び、突然メロディーにシフトして、魂を鷲掴みにされます。そして、今まで感じたこともないような緊急的な感情とともにエピックなリズムへと変化していきます…残りのショーですか?まぁ、アレックスは1曲目で誰かの肩に乗り、2度部屋全体を回り、バーから観客へとジャンプし(可能だったかもしれませんが、今回は2階のバルコニーからじゃありませんでした!)そしてドラムがバーの上に置かれ、ムースがプレイし、アレックスがベースドラムの上に乗って歌い、バンドメンバー全員が観客の中にいた…と言いましょう。今夜こんなことが起きるなんて、誰も予想していなかったと思います。でもみんなが参加し、瞬間を抱きしめ、更に壮大なものにしてくれました。何時間も運転して私たちに会いに来てくれた長年の友人たち、ずっとやりとりを続けて来て、ようやく初めて会えた人たち、この夜バンドを知った人たち…ライヴがかなりパンクロックだったと分かっていました。一生忘れないだろうことも。ライヴハウスで演奏している時に壁が崩れ落ちただろうことも…今夜までに、この壁がどんなものだったか、知らないだけなのです。今やその壁が崩れ落ち、全てが新しい視点で築き上げられます。それが最も楽しみな部分。だって、そこにもう限界はないということだから。だって、信じる限り、全てが可能だということだから!

今夜の演奏枠は30分の予定でした。私たちは70分演奏しました。そんなに悪くなかったということだと思います… 😉 そして最後にオーナーは、もう5曲くらいやっても良かったのにと言いました。大歓迎だったと。13年間この仕事をしてきて、毎晩ショーがある中、このようなライヴは見たことがないと言っていました…そして最後に、午前2時半頃、パブを追い出されました。お店を閉める予定時刻の1時間半後でした。

今は午前6時です。お休みなさいの時間だと思います…

カンヌでの初日!

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カンヌでの最初の朝!;) そして今日は晴れてました!私たちの小さなアパートにはあまり陽が入ってきませんが、でも空が灰色じゃないって知るだけで十分です!私たちはいつものように1日をスタートしました…自分たちのパソコンで、皆さんからのメッセージに返信することです!昨日の夜ベッドに行く前にしていたことも、それでした!カナダの本部に残っている人たちとスカイプをして、私たちのこれまでの冒険についてシェアしました。そしてアップされたブログをみんなで一緒に読みました。こんなことをしたのは初めてだと思います…各自ではいつもブログや投稿を読んでいますが、声に出して読んだことはありませんでした…!もう一度そういう風にしたいなって思います!;)
私たちは、ソファに座ったり、椅子に座ったり、スーツケースの上に腰を降ろしたりして、テーブルを囲んで集まりました。その後は、ニースにあるリハーサルスタジオへと向かいました。

ジェフ:何時に出発?
バンド:朝食が済んだらすぐ
ジェフ:朝食はいつ?今すぐ朝ご飯食べたいからっていうわけじゃないけど…ただ知りたいんだ…でも、すっごくお腹空いてるんだよ!今すぐ朝食でもいいくらいだ!

どれがジェフの朝食で、どれがアレックスのかを当てて下さい…簡単でしょ?;)

朝食を済まし、バンに荷物を運び、ニースにあるリハーサルスタジオへと向かいました!家からは45分かかると知っていたので、Julien Templeのドキュメンタリー映画“Glastonbury”の続きを見ることにしました。一つのスクリーンは今だ真っ黒でしたが、Nick Cave, Kaiser Chiefs, Radiohead, Pulpまで見ることができました…

カンヌの中心街にあるOrangeに寄りました。wifiのコネクションの問題(というか何も繋がらない)を解決するためです。もう既に2回訪れているジェフ以外のみんなにとって、カンヌは初めての場所でした!ジェフは自分の知っている場所や、お気に入りのスポットや通りなどを、私たち教えるのにとてもワクワクしていました。“あの角のすぐそばにはマクドナルドがあるんだ!” ありがとう、ジェフ。私たちの経験を、そんなにも文化に根付いたものにしてくれて!

そしてマットは私たちを喜ばせようと、ニースのスターバックスに立ち寄ろうとしました。でも行き方を人に聞こうとしても…誰も分からなかったんです!“Ah non, désolé, je ne suis pas de Nice.”(あぁ、ごめんなさい。ニース出身じゃないんです)この言葉を何度も何度も聞きました!結局行き方を聞くため、近くのマクドナルドに入りました…アメリカの企業が知らないことなど、あるはずがありません!私たちは正しかったのです!行きたい場所まで正確に道を教えてくれました!

そこから数分ドライブして、Nice Sound Studiosに到着しました!何て素晴らしい場所なんでしょうか!迎えてくれた人たちは、私たちを家族のように扱ってくれて、リハーサルするのに全て問題がないか確認してくれました。本当に家のように心地よい場所でした!そしてリハーサル、スタート!とても思い出深い瞬間でした!毎回、ライヴとリハーサルの境目がないことに、私はいつも驚かされます。その激しさ、パッション、そして滴り落ちる汗の量!彼らと一緒にスタジオにいられることを、本当に光栄に思います。私はミュージシャンではありませんが、毎回彼らが演奏するたびに、そこに違いはないと感じます。誰が演奏してるとか、してないとかではなく、そこで起きていることは、純粋な心の交流です。あなたはバンドにはいません。あなたはクルーの一員ではありません。あなたはファンではありません。でも私たちは、みんなそうです。そして今この瞬間、それが最も大事なことです。私たちは生きていて、自由だということ。

3時間に及ぶ意味深いリハーサルは、コート・ダズールで音楽をする場所を与えるために、全てを自分で建てた、スタジオのオーナーOlivierとの素晴らしい会話にて締めくくられました。

そして私たちは海辺に行き、少し歩きました。リハーサルで経験した様々な感情を思い出しながら…シンプルな瞬間。私たちのように、とても近かったり、とても遠かったりする、海に反射する光を見ながら。私たちはとても近いですが、同時に遠くもあります。でも私たちの心にある炎が消えたことはありませんでした…たとえこの光が、信じることをやめた何かを表していたとしても、たとえ時に、それが見えないことがあったとしても…自分たちが気づく以前に、その炎は存在しているんです…私たちは互いを再び見つけます。

明日の夜にライヴをするMorisson’s Irish Pubに寄ったあと、私たちは家に戻りました!ライヴは深夜に始まります。そしてライヴは無料です!皆さん友達を連れてきて下さい!

– Stephanie

PS: 何一つ逃さないようにしてね!

長旅を経て、カンヌへ!

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私たちは午後3時に家を出ました。いえ、午後3時半でした。私たちはもう既に遅れていたのです。でもパッキングはいつも冒険なんですよ。簡単なパートは、楽器機材。どのギターを持って行くべきか、どのケースに入れるべきか、それによってどのペダルが必要なのか、みんな熟知しています。それはもう決まりきったことでした。ある一つの例外(セフの宇宙船に新しいペダルが加わったんです)を除いては。家から持って行けないものは、楽器屋John Henry’sにてピックアップします。そして、もう一つのパートは私たちのスーツケース。2ヶ月もの長期ツアーなので、確実に必要なもの全てを持って行きたいと思っていました…多分、だからムースは4ポンド(約2kg)ものシャンプーを持って行こうとしたのでしょう。ファミリーサイズの巨大シャンプーが自分には絶対必要なのだと言っていました。長い説得の末、普通サイズのがなくなったら向こうで買うということに落ち着きました。

モントリオールの渋滞を楽しんだあと、空港に着きました。スケジュールより少し遅れていましたが、チェックインには間に合いました!忠実な旅行客でいてくれてありがとうございます!(私たちの重いケースだけでなく、長髪、髭にタトゥーを怖がっていたからかもしれませんが)私たちのためだけに特別にカウンターを開けてくれたので、素早くスムーズなチェックインができました!そして、私たちは少し特別なサロンへ行き、これからの冒険に乾杯をしました。限界というのは、自分自身が勝手に設定しているものだということを再確認しながら…。そして搭乗時間です!数時間でも睡眠がとれる、この移動は誰もが大歓迎しました。アレックスが言ったような“YFE流 時間との戦い”による、2日間連続の徹夜の後には特に!

ロンドンには午前7時半に到着しましたが、太陽はありませんでした…見る場所すべて真っ暗だったんです。でも税関を通り、荷物をピックアップしながら、私たちが良く知るロンドンに改めて気づきました…灰色の空に雨です!そう、そうです。これが私たちのよく知るロンドンであり、そのキャラクターに関わらず好きになることを学んだ町です…短い間に3回もこの国に戻り、知っている場所を見て、行ったことのあるコーヒーショップに行き、プレイしたライヴハウスやショーを見に行った場所、色々と歩き回った道を見ることは、本当に家にいるような感覚になります。私たちにとって家族である人々と分かち合った瞬間から、それらの場所は息づいているからです。まずはJohn Henryへ行き、楽器機材をピックアップしました。そこでは長年の友人のように迎えられました。正直彼らは、YBが今や世界中で有名な超ショートパンツを着ていないことにがっかりしていましたが…;) そしてスーパーに寄って、St. Pancrasのまた別のスーパーでスターバックスをゲットし、その後の行き先はWestbourneスタジオです!

Westbourneスタジオはとても素敵な場所です。クリエイティビティとアーティスティックな精神が溢れている場所です。そこで2つの素晴らしいチームと会いました。UKでの私たちのパートナーと、コーヒーハウスセッションのイベントを担っている人です。私たちは、この大学ツアー中に演奏するアコースティック2曲をレコーディングするために来ました。そのうちの1曲は「Where Did We Lose Each Other」です。(第20回Bla Bla Bla:ライブショーにて少しビデオを見ましたね?字幕付きビデオは2月2日リリースです!)もう1曲について、今は秘密にしておかなければいけません 😉 とても意味深く、ソウルフルで深い瞬間でした…Your Favorite Enemiesがあなたの目の前で空間を消すような瞬間の一つ…サウンドや歌とともに、あなたの精神が流れていくように…。その後はインタビューにて、バンドの様々な面について話して、終了しました!

フライトやら車での移動で、ものすごく疲労がたまっているはずではありましたが、それでも皆とってもワクワクしていました!この日経験したことについて、そして今後の2ヶ月間のツアーで自分たちが見つけるであろうクレイジーな冒険に、ワクワクしていたんです!そうしてロンドンを離れる時間でした。行き先はドーバー。そこまで行ってから、フェリーに乗り、カレーまで。そして、そこからは最終目的地であるカンヌまで12時間の運転です!一部の人は睡眠をとりました。他の人は仕事をして、また別の人たちはリコリスを食べていました。(ツアー中の必需品です!)この時、ベンはジェフがプレゼントしてくれたマーマイトを持ってくるのを忘れたことにがっかりしていることを皆に言いました。判断は皆さんに任せますが、彼はマーマイトが好きだと言ったんです…(正直、私たちの誰もそれを信じていません 😉

そしてフェリーに乗り込みました。今回初めて何の問題もなく、乗り込むことができました。マットは税関の人を笑わすことすらできたんですよ!乗り込む前、更に1時間待たなくていいのは初めてでした!私たちは、大きくて心地良く眠れるようなソファを探しに、ワクワクしながらフェリーの中へと入りました。が、見つけたのはテーブルばっかりのスペースに、カフェテリアにあるような椅子…でも一カ所を除いて!フェリー内部のインテリアデザインについて、再確認した後、今回はそこでフェリーでの時間を過ごすことに決めました!

手を叩きながら、ものすごいハイピッチの甲高い声で、親切にもカレー到着を知らせる女性に、私たちは起こされました…そうですね。おはようございます!私たちはバンに乗り、DVDを観ることにしました。アレックスが大好きなJulien Templeによって監督されたGlastonbury。しばらくの間サウンドしかない状態の後(鳥のさえずりと牛の鳴き声)、私たちはなんとか映像も観ることができました!でも2つあるスクリーンの1つだけ。もう1つはただの青い画面になってしまいました…なんてエンターテイメント!

カンヌまでの道はとても、とても長かったです…そして、アズール海や白い砂浜で、温かい天気に恵まれるだろうと期待していた私たちでしたが、灰色で雨が降るカンヌに到着しました…実際、雨が酷すぎて、町を歩くこともできませんでした…なので、私たちの広くて豪華な部屋で、心地よい夕食をとることにしたのです!はい。まぁ、そこまで言うほど広くないし、豪華でもないですね!でも、ここがこれから数日間の私たちの家になります。幸運にも、みんな気に入りました!みんなで一緒にいられさえすれば、他に大事なことはありません!なのでフランスのTVを流しながら、夕食をとりました…一言、言わせて下さい。フランスのTVは、なんてエンターテイメント!

– Stephanie

PS: 何一つ逃さないようにしてね!