ラスト4つのライヴ…
聖パトリックの祝日。世界中で祝福される日…この日をイギリスで過ごすのは初めてでしたが、こんなにもたくさんの人が緑色の洋服を着て、帽子を被り、大げさなほどに楽しんでいるのは、初めて見ました!今日が聖パトリックの日だということは疑いようもありません。まだ午後3時でしたが、もうすでにお祭りムード一色でした!
ライヴハウスのステージは小さく、部屋は寒かったですが、思い切り楽しめるだろうことは分かっていました!しかも、YFE本部からマリーが来て、今夜のライヴに加わったんです!アレックスと共謀して、私たちを驚かせました!本当に、記憶に残るような夜でした!
この夜のライヴで会った長年の友人たちの存在も、この日を忘れられないものにしました!アレックスはとても高い場所にのぼり、後ろからドラムの上にジャンプしました!クレイジー…本当にクレイジーな夜でした!
そうしてシェフィールドへと向かいました。Coffee House Sessionsツアーの際に立ち寄った町の一つです。たくさんの人から、このライヴハウスの話を聞いていたので、そこでプレイするのをとっても楽しみにしていました!ステージを見た瞬間、メンバーは更に喜びました…とても高くて、広くて、奥行きもあったんです。ということは、互いにぶつかるのを心配しながらジャンプしたり、ヘッドバンギングしたりしなくて済むということ!そして再び、昨晩よりも更に良く、今まで見たことのないようなギグを見せてくれました!
そしてロンドンへ。“From Upper Room To Higher Sky”ツアー最後のライヴです。少なくとも、発表されていたライヴでの… 😉 そしてこのライヴには、イギリス中からだけでなく、フランス、スイス、ドイツ、日本からも参加してくれました。この最後のライヴは、ロンドンのカムデンにあるThe Barflyというクールなライヴハウスにて。以前ここでライヴしたことがあったので、今回また戻れることを楽しみにしていました!サウンドチェックに少し遅れて到着したら、そこにはもう既に数名が集まっていて、バンドの到着を待っていたのです…!とてもワクワクしながら、みんなで一緒にライヴハウスに入りました。特に、この日のサウンドチェックをバンドのファンクラブSFCCの専用オンラインサイトで生中継して、世界中の人たちと共有しようと決めていたからです!私はとてもワクワクしていました。もう完全に準備万端だったんです。バックステージにてwi-fiがちゃんと使えるか入念にチェックし、Digital Dateのustreamチャンネルの準備をし、下の階にあるライヴ会場へと戻りました。そして気づいたのです。そこではwi-fiが通らないと。ライヴハウスの分厚い壁はwi-fiの通りを妨げていました。世界中のライヴハウスで共通のことです。でも、私はこの事態への準備ができていませんでした。私のiPhoneで試し、ジェフのiPhoneで試し、生中継ができないという結論に至りました…でも、受け入れられなかったんです。私たちは世界中にいる人たちをサウンドチェックに迎えることに、とってもワクワクしていました。上手くいかなきゃいけないんです。ある友人に携帯を貸してくれないか頼みました。でもそれもダメでした。3Gをもってしても…。そして違う友人に、彼のiPhoneを貸してくれないか頼みました。そしたら、wi-fiが使えたんです。使えたんです!!嬉しいなんてもんじゃありませんでした。たくさんの人たちがこの瞬間を楽しみにしていると分かっていたし、それは私たちも同じだったからです。なので、生中継ができたのは彼のおかげです…そして皆さんの反応を見て、バンドはライヴの一部、最後の数曲も生中継することに決めました…何というライヴだったんでしょうか!!!会場は人で溢れ返り、エネルギーレベルも高く、バンドは全く最高でした。本当に、驚くほどに、素晴らしかったです!それこそが“瞬間”でした。なるべくしてなった瞬間。今後もずっと長く忘れないであろう瞬間…一生忘れないもの。一人一人にとって、とても意味深くなった瞬間。ライヴハウスにいた人たちだけでなく、生中継を見ていた世界中にいる人たちにとっても…ライヴはアレックスがサンドリーヌをクラウドサーフィンへと送ることで終わりを迎えました…魔法のような瞬間!
そして友人やファミリーと数時間、外でライヴについて話したり、初めてでも、再会でも、ただシンプルにお互いに会えたことを喜んで、特別な瞬間を過ごしました。でも、ある時点で、疲れて来たし、寒かったので、もう行く時間だと決めました。家に戻るのではありません。24時間オープンのスターバックスに移動したんです。そうすれば、肺炎になるリスクを負うことなく、もっと長く話していられると思いました。この瞬間が終わってほしくなかったんです。そして完璧な場所を見つけました!
なかなか別れを言えず、引き延ばして、家に着いたのは午前4時でした…そして数時間の短い睡眠を取り、また別のライヴへと向かいました。再びカムデンにある、今度は The Enterpriseという場所で、シークレットパーティーを行ったのです。ライヴ会場はとてもクールでした。すごくパンクロックで、でもステージが少し狭かったので…自分たちの旅行ケースなどを使い、少し“広げ”ました…(セフは自分のおもちゃ(エフェクター)と離れたくないと言ったのです!)
そして、何という夜だったんでしょうか!“ツアー最後のパーティー”の他に上手く説明する言葉が見つかりません。この場所は熱く燃えていました!とても暑くて、みんな汗が滴り落ちていました。ステージ上でもフロアでも!人々はダンスしてヘッドバンギングして、曲を一緒に歌っていました。素晴らしい夜でした。毎回のライヴでどんどん良くなっていきます…それは疑いようがありません!
私たちは明日、家へ帰ります…ここを離れるのは寂しいですが、分かち合った瞬間全てが、永遠です!
Stephanie