長旅を経て、カンヌへ!
私たちは午後3時に家を出ました。いえ、午後3時半でした。私たちはもう既に遅れていたのです。でもパッキングはいつも冒険なんですよ。簡単なパートは、楽器機材。どのギターを持って行くべきか、どのケースに入れるべきか、それによってどのペダルが必要なのか、みんな熟知しています。それはもう決まりきったことでした。ある一つの例外(セフの宇宙船に新しいペダルが加わったんです)を除いては。家から持って行けないものは、楽器屋John Henry’sにてピックアップします。そして、もう一つのパートは私たちのスーツケース。2ヶ月もの長期ツアーなので、確実に必要なもの全てを持って行きたいと思っていました…多分、だからムースは4ポンド(約2kg)ものシャンプーを持って行こうとしたのでしょう。ファミリーサイズの巨大シャンプーが自分には絶対必要なのだと言っていました。長い説得の末、普通サイズのがなくなったら向こうで買うということに落ち着きました。
モントリオールの渋滞を楽しんだあと、空港に着きました。スケジュールより少し遅れていましたが、チェックインには間に合いました!忠実な旅行客でいてくれてありがとうございます!(私たちの重いケースだけでなく、長髪、髭にタトゥーを怖がっていたからかもしれませんが)私たちのためだけに特別にカウンターを開けてくれたので、素早くスムーズなチェックインができました!そして、私たちは少し特別なサロンへ行き、これからの冒険に乾杯をしました。限界というのは、自分自身が勝手に設定しているものだということを再確認しながら…。そして搭乗時間です!数時間でも睡眠がとれる、この移動は誰もが大歓迎しました。アレックスが言ったような“YFE流 時間との戦い”による、2日間連続の徹夜の後には特に!
ロンドンには午前7時半に到着しましたが、太陽はありませんでした…見る場所すべて真っ暗だったんです。でも税関を通り、荷物をピックアップしながら、私たちが良く知るロンドンに改めて気づきました…灰色の空に雨です!そう、そうです。これが私たちのよく知るロンドンであり、そのキャラクターに関わらず好きになることを学んだ町です…短い間に3回もこの国に戻り、知っている場所を見て、行ったことのあるコーヒーショップに行き、プレイしたライヴハウスやショーを見に行った場所、色々と歩き回った道を見ることは、本当に家にいるような感覚になります。私たちにとって家族である人々と分かち合った瞬間から、それらの場所は息づいているからです。まずはJohn Henryへ行き、楽器機材をピックアップしました。そこでは長年の友人のように迎えられました。正直彼らは、YBが今や世界中で有名な超ショートパンツを着ていないことにがっかりしていましたが…;) そしてスーパーに寄って、St. Pancrasのまた別のスーパーでスターバックスをゲットし、その後の行き先はWestbourneスタジオです!
Westbourneスタジオはとても素敵な場所です。クリエイティビティとアーティスティックな精神が溢れている場所です。そこで2つの素晴らしいチームと会いました。UKでの私たちのパートナーと、コーヒーハウスセッションのイベントを担っている人です。私たちは、この大学ツアー中に演奏するアコースティック2曲をレコーディングするために来ました。そのうちの1曲は「Where Did We Lose Each Other」です。(第20回Bla Bla Bla:ライブショーにて少しビデオを見ましたね?字幕付きビデオは2月2日リリースです!)もう1曲について、今は秘密にしておかなければいけません 😉 とても意味深く、ソウルフルで深い瞬間でした…Your Favorite Enemiesがあなたの目の前で空間を消すような瞬間の一つ…サウンドや歌とともに、あなたの精神が流れていくように…。その後はインタビューにて、バンドの様々な面について話して、終了しました!
フライトやら車での移動で、ものすごく疲労がたまっているはずではありましたが、それでも皆とってもワクワクしていました!この日経験したことについて、そして今後の2ヶ月間のツアーで自分たちが見つけるであろうクレイジーな冒険に、ワクワクしていたんです!そうしてロンドンを離れる時間でした。行き先はドーバー。そこまで行ってから、フェリーに乗り、カレーまで。そして、そこからは最終目的地であるカンヌまで12時間の運転です!一部の人は睡眠をとりました。他の人は仕事をして、また別の人たちはリコリスを食べていました。(ツアー中の必需品です!)この時、ベンはジェフがプレゼントしてくれたマーマイトを持ってくるのを忘れたことにがっかりしていることを皆に言いました。判断は皆さんに任せますが、彼はマーマイトが好きだと言ったんです…(正直、私たちの誰もそれを信じていません 😉
そしてフェリーに乗り込みました。今回初めて何の問題もなく、乗り込むことができました。マットは税関の人を笑わすことすらできたんですよ!乗り込む前、更に1時間待たなくていいのは初めてでした!私たちは、大きくて心地良く眠れるようなソファを探しに、ワクワクしながらフェリーの中へと入りました。が、見つけたのはテーブルばっかりのスペースに、カフェテリアにあるような椅子…でも一カ所を除いて!フェリー内部のインテリアデザインについて、再確認した後、今回はそこでフェリーでの時間を過ごすことに決めました!
手を叩きながら、ものすごいハイピッチの甲高い声で、親切にもカレー到着を知らせる女性に、私たちは起こされました…そうですね。おはようございます!私たちはバンに乗り、DVDを観ることにしました。アレックスが大好きなJulien Templeによって監督されたGlastonbury。しばらくの間サウンドしかない状態の後(鳥のさえずりと牛の鳴き声)、私たちはなんとか映像も観ることができました!でも2つあるスクリーンの1つだけ。もう1つはただの青い画面になってしまいました…なんてエンターテイメント!
カンヌまでの道はとても、とても長かったです…そして、アズール海や白い砂浜で、温かい天気に恵まれるだろうと期待していた私たちでしたが、灰色で雨が降るカンヌに到着しました…実際、雨が酷すぎて、町を歩くこともできませんでした…なので、私たちの広くて豪華な部屋で、心地よい夕食をとることにしたのです!はい。まぁ、そこまで言うほど広くないし、豪華でもないですね!でも、ここがこれから数日間の私たちの家になります。幸運にも、みんな気に入りました!みんなで一緒にいられさえすれば、他に大事なことはありません!なのでフランスのTVを流しながら、夕食をとりました…一言、言わせて下さい。フランスのTVは、なんてエンターテイメント!
– Stephanie
PS: 何一つ逃さないようにしてね!