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Your Favorite Enemies新しい友達を見つける – La Presse

Written by Your Favorite Enemies. Posted in インタビュー

(DRUMMONDVILLE) ドラモンビルに住むバンドYour Favorite Enemiesは、日本、オーストラリアとヨーロッパへのツアー準備をしている。とりわけイギリスで、ラジオ出演などの成功に乗じているものの、英語で歌うロックバンドとして、ケベックでのコマーシャルラジオからは冷たい態度を受けている。

“予言者は自分の国では敬遠されるって良く言うよね”と礼儀正しくジェフ・ボーリューは言う。“ここの人たちが僕らを知るために何が必要かは分からないけど、CRTC(カナディアン・ラジオ–テレビジョン・テレコミュニケーション・コミッション)が手を貸してくれることはないだろうね(その割り当てを)”

Your Favorite Enemiesはここ数年で名前を広めるのに、Papa Roachとステージをともにするようなレアなチャンスを色々と得てきた。このようなライヴでアンダーグラウンド・カルチャーでのファンを多く掴むことができた。

新しい友人を作るため、バンドメンバーは家を一軒一軒まわってアルバムを売り歩くことに決めた。彼らは最近シェルブルックでそれを行うことにした。“僕らはDIYの哲学を選んだんだ。アルバムをプロデュースし、自分たちの機材をも購入できたから、バンドのTシャツも自分たちでプリントすることができるんだよ”とギタリストは加える。

2006年に結成されたYour Favorite Enemiesは、セフ(ギター)、ミス・イザベル(キーボード&ヴォカル)、アレックス・フォスター(ヴォーカル)、ベン・レムリン(ベース)、チャールズ・アリッシー(ドラムス)とジェフ・ボーリュー(ギター)から成る。バンドはモントリオールにて結成され、2009年に追い出されるまで、本部はヴァレンにあった。その時からドラモンビルへの冒険が始まったのだ。

“僕らはヴァレンにスタジオを持ってたんだけど、警官が何度も訪れてね。それでドラモンビルにセント・シモンの古い教会があるのを発見したんだ。僕らにとっては完璧な場所だったよ。とても静かなところだから、自分たちのことに集中できたんだ。”とボーリューは説明する。

バンドはほとんどのインスピレーションをPearl JamやNirvanaなどのグランジの流れから受け、更にはSonic Youthの回想としてより“ノイズ”を取り入れている。

アルバムセールス12万枚
2007年4月にHopeful Tragedy Recordsを設立してから数ヶ月後、Your Favorite Enemiesは初となる5曲入りEPをリリース。その翌年、バンドは彼らのファーストアルバム『Love Is A Promise Whispering Goodbye』をリリース。他国での彼らの成功は、日本人ビデオゲームコンポーザーTakeharu Ishimotoとの仕事の機会をもたらす。作詞をした3曲をディシディア:ファイナルファンタジーのオリジナルサウンドトラックに提供したのだ。

スタジオに籠り沈黙していた数年の後、バンドは『Vague Souvenir』をプロデュースし、2012年に表舞台へと舞い戻った。このアルバムはバンド初となるフランス語の曲が含まれている。

これまで、Your Favorite Enemiesは世界中で12万枚ものセールスを記録している。彼らの成功の強みと共に、バンドは4thアルバム『Between Illness And Migration』を来春カナダで発売予定だ。

現在ドラモンビルにベースを置くYour Favorite Enemiesは、日本、オーストラリアとヨーロッパに向かう準備をしている。

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『Youthful Dreams』EPカバーにある意味

Written by Your Favorite Enemies. Posted in インタビュー

カバー写真に見たインスピレーションは?

これは1月のニューヨーク。それが東京、パリ、ロンドン、上海、サンパウロやカイロだったかもしれないようにね。僕らはこの時、アルバムのミキシング最終段階に入っていて、ニューヨークにしては珍しく、異常なほど寒い夜の道を歩いていた。寒さが僕を支配しようとしていた時、この景色(最終的に「Youthful Dreams Of An Old Empire」カバーになったもの)が僕の意識を捉えたんだ。まるで町が、寒さよりももっとしっかり僕を掴もうとしているように感じた。奇妙に静止した状態で、ネオンライトやフェイクカラーが、世界中誰もが認める方法で人生を装い、魂の集合へいやらしく身を委ねていた。かつて夢見たもの、そして最終的に自分を支配するものにおいて、僕らは主体性がなく、みな同じだ。まるで、変化ではなく魂の解放を追い求めたプロセスのどこかで、自分自身を失ったかのように。僕らはビルの反射となった。クリエイティブな混沌の幻をつくるため完璧に整頓され、組織されている。まやかしの悲しい皮肉、そして自己防衛タイプの偽物の安全に対する、鮮やかで不完全な体現から、僕らの中にある手なずけられない性質を枯らしてしまうために。

まるで、真のアートを最も明確に表したもの、すなわち人生が、僕ら自身をプラスティックで象ったものになったようだった。目に見えない色を確かめ、そして再び明確にするために、かつて僕らを導いたものは幻想の集まりになった。今や僕らの性質を手なずけるものは、その色が、追放された夢を想像する最も確かな方法だと見なしている。

あらゆる帝国は今も、本来持つ自由への望みや、境界線を超えて生きるチャンスをつかみたいという人々に、その支配的性質を課している。失敗することへの恐怖を手放したら、僕らは再び夢を見る、何度も何度も。そして僕らの目に新しい朝日が昇る。僕が見たのはそれなんだ。そしてあの景色について黙って考え、抱えて来た幻想について物思いにふけり、そして生きるチャンスを掴むため、絶対に必要な解放について考える時間を取ったんだ。その夜、僕がスタジオに入ったときにできていた凍傷について説明しながらね。他のメンバーは僕がスタジオに来る前に、仲の良い友達の家に寄ったんだと思ってるよ…まぁ、誰もが幻想やまやかしを育てているよね:)

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