Journal de Montréal – Your Favorite Enemies、DrakeやBeyoncéより上位へ

Written by Your Favorite Enemies. Posted in インタビュー

Your Favorite Enemies、DrakeやBeyoncéより上位へ
ケベックバンドがiTunesカナダのチャート第1位にランクイン

ラジオ局の宣伝協力を受けないまま、ケベックバンドのYour Favorite Enemiesが最新アルバムにて、ドレイク、ビヨンセ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやアデルを抜いて、iTunesカナダのトップに躍り出た。

ドラモンビルを拠点に活動するバンドは、すぐにその座をBlink 182に譲ることとなった。

それでもなお、『Between Illness and Migration』のデラックスバージョンである“Tokyo Sessions”は、2016年6月17日のリリースから、26,000枚のセールスを記録している。

その上、Your Favorite Enemiesのアルバムセールスはデビュー以来、世界中で200,000枚にも及ぶ。バンドは中国、日本やヨーロッパでのフェスティバルにてヘッドライナーを務め、人気を博してきた。けれどケベックでは全くである。

預言者が敬われないのは、その故郷だけであるということわざにもあるように。けれど、10年経ってようやく風向きが変わってきたと、バンドのギタリスト、ジェフ・ボーリューは語る。

「ここまで来るのに時間がかかったよ」とジェフは言う。「海外でライブをするために空港に立ち寄らなくても、ここで同じように認められてきたことは本当に嬉しい。」

「僕らにとって、カナダのケベックでアルバムをリリースすることは、他の国よりも、いつも少し怖いことなんだ。リスナーのリアクションに対して、少し警戒しちゃうんだよね。でも、こういう反応を見るのはすごく特別だよ。最も素晴らしい贈り物だ。ここは、いつだって難しかったから。」

アメリカで成功すること

ファースト・バージョンのアルバム『Between Illness and Migration』は、カナダで2014年に発売された。始まりは今回と少し似ていて、カナダ国内のiTunesチャートでColdplayとThe Black Keysと並んでトップチャートにランクインした。セカンド・バージョンは東京で行われたコンサートにインスピレーションを受けて、同じ曲でありながら、全く新しい音楽の道を探求した。そして、その曲たちとともにニューアルバムの制作を決めた。

「少しエレクトロな音を入れたんだ。日本では、やりたいことを何でもトライできる。音楽へと自分を解放すれば、みんなそれを楽しんでくれるんだ」とジェフ・ボーリュー。

世界中至るところで、アルバム『Between Illness and Migration』は素晴らしいレビューを受け取っている。イギリスのメディアはYour Favorite Enemiesについて、メープルベーコン以来、カナダが生んだ最高のものだと言い、その音楽体験をピンク・フロイドと比較している。

ジェフ・ボーリューはアメリカ合衆国でのブレイクを期待している。また別の”突き抜けるのが難しいマーケット”だ。 しかしながら、バンドは現在、次回作のプロデューサーにロサンジェルスやニューヨークの人物を迎えることをディスカッションしていると言う。

ニューアルバムは2017年の予定

Your Favorite Enemiesは、もう10年ほどこの業界にいる。2009年に、ドラモンビルにある教会を購入し、スタジオへと改築した。

今日、Your Favorite Enemiesは20人の共同体だ。バンドメンバーは、誇りを持って独立しており、全てを自分たちで行っている。自主レーベルを設立し、自らがマネージャーとなり、さらにはバンドのTシャツも自分たちの手で制作している。

口コミや彼らのファン、そしてコンサートに感謝である。バンドは確かな人気を確立してきた。彼らは現在、2017年初頭にリリース予定のニューアルバムに取組んでいる。

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