Vague Souvenir – Des Armes

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初めてバンドがこの曲を生で演奏したのはヨーロッパツアーの時でした…イギリスでのライブ…でも歌詞はフランス語なので、人々には曲の意味が分かりませんでしたが、とても温かく迎えられたのを覚えています。ショーはバンドにとって、彼らの曲を演奏し分かち合うだけでなく、バンドメンバーに影響を与えた曲を大好きな人々と分かち合う良い機会でもあります…ヨーロッパツアーでは、この”Des Armes”が、その一つでした。

Leo Ferréによって書かれた素晴らしい歌詞、そしてNoir Désirによって作曲されました。彼らはアレックスが長年に渡って大好きなバンドです。彼らの歌詞、音楽、そしてその激しさの…。そしてこの激しさは、Your Favorite Enemiesも良く知っています…なので、”Vague Souvenir”に”Des Armes”を加える決断は、全員にとってとてもナチュラルなものだったと思います…この曲は、バンドのとても重要な瞬間である初めてのヨーロッパでのツアーを共に歩んだ曲でした…

でも今回は、過去に行ったものをただ再び行うだけではありませんでした。バンドの馴染みのある曲を演奏するということについてではなかったのです。この曲が楽器を通して彼らに経験させたものを、表現することについてでした…曲は基本的に同じかもしれません、しかし、他人の感情を再生することによって繋がることはしませんでした。今回演奏したものは彼ら自身の感情でした…

そして、私が経験したこともそうでした…というのも、2007年にヨーロッパで演奏されたのと比べると、今回のこの曲は、全く新しいものだったのです…歌詞は一緒でした。コードも一緒でした。しかし激しさは、2007年と同じくらい明確であったものの、全く異なるものでした…この曲を通して、バンドが個人的にも、バンドとしてもどれだけ進化したかが感じられます…6月3日のBla Bla Bla:ライブショーで演奏されたのを聴いてすぐ、この曲は、バンドがここ数年歩んできた旅の完璧なイメージだと確信しました。疑うことなく、彼らはハイスピードで現在の彼ら自身まで到達したのです…そしてその歩みは今も続いています…だって私たちが歩んでいるこの旅は、決して終わらないものですから…

ーステファニー

Comments (3)

  • Tsugumi

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    フランス語で歌ってるけど違和感なく聴く事が出来ます。分からないからこそ素直にストレートに聴けるんだと思いました。メロディーと歌声が寄り道をせずに心に届くのだと思います。(多分、私だけだろうけど。。。) 後、この写真が好きです♪
    PS. いつも意味不明なコメントですみません…

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    • Momoka

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      Tsugumiさん、コメントありがとうございます!
      “メロディーと歌声が寄り道をせずに心に届く”…とても素敵な考えであり、その通りだと思います!!言葉の意味が分からないからこそ、きっとこの曲の魂がそのままダイレクトに音に乗って届くんじゃないかと、勝手に思っています。

      あはは!大丈夫ですよ〜!私もこの写真好きです!!自分のコメントにも書いたけど、特にこの曲のビデオの照明の色や雰囲気がとっても好きです!!

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  • Momoka

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    翻訳をする身として、歌詞の言葉には特に敏感な私…初めてこの曲を聴いたのは2012年6月3日のBla Bla Bla:ライブショーでの生演奏でした。フランス語の曲…意味が分かるわけありません。笑 でも、たとえ言葉が分からなくても、私の心に訴えかける何かがそこにあると感じました。そうしてVague Souvenirがリリースされ、ビデオと共にこの曲を聴きました。私の好きな色が青だからかもしれないけど、青く光る照明と共に作り出される空間と音楽がたまらなく好きだと思いました。まさに引き込まれる音楽…自分を全く異なる空間へと連れて行ってくれる曲です。この曲は私に、音楽は“魂”であると、実感させてくれた曲です。“魂”は“理解”することではなく、“感じる”ことだと…何かを感じた時点で、純粋に良いと思った時点で、心に触れた証拠。それは私がこの曲を私なりに“生きた”ということではないかと思います。言葉に感動するのも一つ、しかし、音楽それ自体に深く心を動かされることも、貴重で素晴らしい体験だと思います!

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