Vague Souvenir – Érosion Du Temps

フランス語の文章の訂正はとても難しいものです…まずフランス語というものを理解する必要があります。全く同じ発音をする単語も、関連する他の言葉によってスペルが変わります。そして動詞なし、ほとんど句読点なしの短い文章には、全ての翻訳の選択肢が当てはまります。同じ文章を読んで、3つの全く異なる意味を問題なく得ることが出来てしまうのです。数えきれないほど、アレックスに聞きました。“この言葉はどこにかかっているの?”、“この言葉はこれか、これか、もしくはこっちと関連してる?”、“この言葉は著者としてのあなたが言っている言葉?それとも文章中の登場人物?”、“この文章の裏にある全体的考えは何?”…初めて読み終え、いよいよ訂正の段階の時には、私のドキュメントは赤とオレンジと緑と太字でマークされた質問で、いっぱいになていました。アレックスも驚いたことに、通常の黒い文字はほんの少ししか残っていませんでした。アレックスは自分の書いた文章やその意味を説明することを好みません…でも、そうする他ありませんでした。
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