台湾 Ho Hai Yan フェスティバル

Written by Your Favorite Enemies. Posted in カテゴリーなし

7月10日、午前2:30に家を出ました。また睡眠ゼロの夜。実際、SFCCメンバーとのリハーサル生中継が終わったあとからパッキングをし始め、更にこれから待ち受ける旅に乾杯をする時間も取ったんです!それが出発前の睡眠をゼロにすると分かっていましたが、この2つの瞬間はとても大事だったので、やらずにはいられませんでした!空港に着いて、私たちはそれぞれのフライトへと分かれました。みんなが同じ飛行機ではなかったのです!

バンドメンバーが最初に出発しました。トロントでの乗り換えのあと、予期していなかったバンクーバーに立ち寄り、東京で再び乗り換えをしましたが、1時間以上も遅れ、結局台湾に上陸したのは、バンドメンバーが最後でした。7月11日の午後10:00頃です。そう、家を出発してから32時間もの移動!しかし更に移動をし(これが最後!)ホテルへと向かいました!辺りは暗いながらも、首都を離れてすぐに、私たちを囲む山々の姿を見ることができました。山の裾野は家やお寺によって光が灯されています。そして曲がりくねった道のすぐ横には、海も見えました。深夜過ぎにFulongビーチに着きました。疲れ果てていましたが、ワクワクしていました!

ベッドに行った人もいたかもしれません。でも、私たちの場合は違うのです。機材を部屋に運んで、数人は外へ行き食料調達、そして残りはインターネット上にて、皆さんとこれまでの旅のニュースを分かち合っていました。私たちは食事をし、古いアメリカ映画を観て、外に出てみることにしました。プールを見つけ、しかも夜中だというのに、びっくりするくらいまだ暑くて湿気がありました。みんな水着に着替えたのですが、ロビーには人がいませんでした:午前2時に閉まるのですーそしてプールはそれよりも前に閉まっていました!あらら、残念。じゃあ、部屋に戻ろう。でも待って、小さな金属棒だけであのドアは本当にロックされてるの?あれって簡単にどかせるのかな?あ、できるっぽい!しかもあの中庭のドアはさっき見たプールに繋がってる?そう?どうやら、ベッドルームのすぐ横から、プールまでアクセスできそうだ!もう一度外に出て、海を眺めながらのプールの中で、私たちは乾杯することにしました。この国に来て初めての乾杯でした!

午前3:45、ベッドへ行く時間です。とても短い夜のあと、私は午前5:00に起き、海からの日の出を見るために外へ行きました!寝不足はもちろんでしたが、日の出を見れるのは2日間だけだったので、チャンスを逃したくなかったのです。日が昇りきって、私はホテルの周辺をぶらぶらしました。そこには小さな漁村。男性が小さな船で海へ行き、女性が陸に残って広大な庭の世話をする。私が歩くたびに、鶏の鳴き声がしました。まだ午前6:00にもなっていないのに、既に暑さと湿気がすごかったです!ここでは誰も英語を話しませんでしたが、みんなとても歓迎的でした。

目の前に広がる素晴らしい海の景色を見ながら、ホテルのレストランに集まり全員で朝食をとったあと、数人は台北へ行き、数時間町を観光することにしました。台北は、数カ所を除いて、低い建物が立ち並ぶ大都市です。他の建物の高さを考えると、2010年から町の中心に建つ世界で最も高いタワーは、驚くべきものです。少なくとも、101タワーは、周りにある全ての建物よりも一番目立っていると言えます。私たちは、他のアジアの町と同じように、人で溢れ返っている景色を想像していました。でも台北はびっくりするくらい広々としていました。私たちはたくさん歩きました。建物のほとんどは何の変哲もない普通のものでしたが、道行く人々において同じことは言えません。彼らはとてもカラフルで、フレンドリーで、社交的で、とても歓迎的で、明らかに迷っている外国人集団をいつでも手助けする準備ができていました!今日の台北観光の最後には、出会った人たちが口々に見るべきだと私たちに勧めてくれた、あるものを見ました:夜市です!そこに午後5:30頃行きました。が、そこまで感動はしませんでした…太陽が完全に沈むまでは。私たちの頭上にあったランタンが、既に人でごった返している夜市の道を照らしてくれ、より多くの売店を見つけました:肉、シーフード(生きてるのもありました!)、Tシャツからカラフルプリントのシャツやネクタイまで売るお店や、ペットショップ、魚の水槽、時計、ローカルな食事を提供するレストラン、そう豚の血プリンとか黒豆腐のマリネとか、かき氷とか。辺りが暗くなればなるほど、市場は栄えていきました。

私たちはホテルに戻り、その日1日を振り返りました。その日起きた出来事や、出会った人々、自分たちが見たものなど。午前2:00頃にベッドに行きました。午前4:45、数人が再び起きて(みんなを起こす大音量のアラームに感謝!)、日の出を見るためにビーチに向かいました。外に出て数分後、太陽がゆっくりと昇り始めたので、アレックスは中へ戻り、全員を叩き起こして、みんなで日の出を見ました。空は暗くありませんでしたが、雲がその邪魔をしていました…目に見えないものの証へと、私たちは乾杯しました。この日の太陽のように、私たちの目には映らない物事もありますが、それでもなお、本物です。

軽く朝食を済まし、サウンドチェックへと出発しました。もう、そんな時間!既に滞在1日目が去っていったことが、信じられないくらいでした!サウンドチェック自体の始まりは午前8:00からでした。私たちよりも先にサウンドチェックを終えたバンドの人たちは、最高に暑くなるから覚悟しておいた方がいいと言いました。午前10:30頃に会場に着きましたが、知らされたのはサウンドチェックが少し遅れるということだけ。その遅れのおかげで、ステージをよく確かめ、スタッフと話し、砂浜がどれだけ熱くなるかを体験し、ビーチにも行きました。そうして、ようやくサウンドチェックを始めました。ぴったり正午から。出番が日中でなくて良かったと心から思いました。サウンドチェックだけでも、十分辛かったんです…!

サウンドチェックの後すぐにホテルへ戻り、唯一可能なことをしました。プールに入ることです。すぐにでもリフレッシュしたかったんです!実際リフレッシュとはほど遠かったですが、巨大なアウトドアのお風呂に入ってる気分でした…言うまでもなく、そこにあまり長居はしませんでした!大半の人が短い昼寝をしに行き、午後6:00に再び集合して、最後のサウンドチェックをしました!

フェスティバル会場に着いて、そのものすごい数の人に感激しました!みんな砂浜に穴を掘って座り、そこから心地よくフェスティバルを見ていました。カードボードの箱を椅子代わりにしている人もいました。テントからフェスティバルを見ている人たちもいました…どんな光景を想像しようと、まさにそういうことが起きていたんです。疑いようもなく、それは砂浜でのフェスティバルでした!でも、そんなに長く居心地良く座ってはいませんでした。オーバーなくらいにエキサイトしてる女の子がバンドのアナウンスをし始めると、すぐに人々は立ち上がり、その日の素晴らしいパフォーマンスへの準備をしました。バンドメンバーがステージに上がり、そしてすぐに、オーディエンスに火がつきました!そして、それはYour Favorite Enemiesにとっても同じでした。曲ごとに、激しさが増していきました。ステージに立つ前にどれだけストレスや不安を感じていようと、まるで全てが溶けてなくなり、代わりにクレイジーさがその夜を占めていたかのようでした。アレックスが「From The City To The Ocean」の曲中に話したように、彼は前の週にお父さんを亡くし、このフェスティバルに参加することは彼にとって、完全に無茶なことでした。しかし、そんな状況でも、このフェスティバルに参加し、演奏し、全てを出し切ることは、アレックスにとって、とても大事なことだったのです。それは彼のお父さんとの約束でした。そして、このライヴで感じられたことは、まさに“完全なる解放”でした。ライヴの始まりから、アレックスはステージのフロント、サイドを走り回っていました…彼は本番前に、ステージからジャンプすることは止めてくれと言われていました。なので、ステージのサイドによじ登り、“she’s thinking of jumping”と歌いました…すると、その後すぐに、おそらくジャンプするだろうと考えたセキュリティーたちがそのエリアに侵入してきました。ステージ上を駆け回っていたにも関わらず、彼はいつもより脆く見えました。でも、それこそ、ありのままの自分でいるということなんだと思います。良いときも、悪いときも。そして、フェスティバルが生中継されていることに、何故彼があんなにも喜んでいたのか理解できます…彼は、この瞬間を特別な方法で皆さんと分かち合いたかったんです。何故なら皆さんこそが、日々私たちに勇気を与えてくれているから。皆さんのおかげで、新しい夜明けの色を見ることができているからです。

ライヴを見逃した皆さん、ここからまた観ることができます。バンドのパフォーマンスは 4:12:27 から始まります 😉

Comments (1)

  • Fukakey

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    何度見ても楽しいあれこれです。
    いい年なったので、まさかファンクラブに入る事があるなんて、考えてもいなかった自分が今こうやって生活のメインに入るくらい楽しんでいます。
    写真全てに魅力を感じます。台湾が更に大好きになりました。
    アジアのYFE最高!!

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