祝う価値のある人生の流れ

Written by Your Favorite Enemies. Posted in ニュース

親愛なる兄弟、姉妹、友人、ファン、そして愛する人たちへ

君が素晴らしい日々を過ごしているといいな。僕らは2017年への気持ちや想いを手放し、既にフルモーションで流れている期待でいっぱいの2018年に浸っている。新たな始まりの時期は、いつだって僕ら自身を振り返る良い招待だ。それによって、希望に満ちた夢への新たな信仰を持って未来を想像することができる。様々な色を1色ずつ、様々な発見を1つずつ紐解き、喜びと興奮の気持ちで呼吸し、今を生きることができるんだ。明日は明日の風が吹くと知りながら。だって、いつだってそうだからね。

2017年に過ごした12ヶ月は、僕ら全員にとって、とても魅惑的で意味深いものだった。バンドとしての僕ら。友人としての僕ら。家族としての僕ら。素晴らしい瞬間や多くの達成に満ちた豊かなシーズンだったよ。グループとして、個人として、一緒にいることの喜びの意味を改めて知るのと同じくらい、新たな発見もしたんだ。シンプルな笑顔、みんなで大笑いする時間、たとえしばらく離れていても – 本当に長いあいだ離れていても – まだお互い、一緒に成長していける美しい恩恵について考えを巡らせることができた。

実際、だからこそ2017年は僕らにとって意味深い年だったのかも。僕は遠くへ行き、ほんの少しだけ残っていた自分自身を見つけるために、しばらく漂流していた。たとえ真実が完全には理解できない場所にあったとしても、自分自身や愛する人たちへの正直な心から自由は生まれるんだと気付いたんだ。僕らは多くを疎外することで個人的な影と戦いがちだけど、そうすると光が僕らの周りに作り出す影よりも、自分がもっと暗くなることは避けられない。個人的な巡礼の旅は世界の果てまで導いてくれるかもしれない、けど自分が最初に夜明けへとひざまづいた場所、解放、認知、受け入れることを教わった場所…僕らの契約、個人的な教義、進化する必然性とまやかしの宿命性からは程遠い何かに落ち着くことはあまりない…。

だから、ほぼ2年前、タンジェで旅が始まったときと同じテーブルに今まさに座っているのも不思議じゃないだろう。バンドの最新ストーリーブック・プロジェクト“A Journey Beyond Ourselves”に取り組み、たくさんの曲を書いたのと同じテーブル、でも何よりも大事なのは、朝早くから夕暮れまで海を眺めながら平和を見つけることができた場所。どんどん膨らんでいく拒絶への恐怖から、静かな内省、個人的な回想による解放的な恩恵。感情のサイクル、復活を話す人もいれば、魂が本当の居場所に戻ること、前世にここにいたんだと言う人もいる…どうだろう…多分、自分自身でいること、なりたい自分になれていないことへの重荷に耐えることなく、鏡に映る自分を見ることができる場所を見つけたっていうくらいシンプルなのかもしれない…家と呼べる場所、その時その瞬間におけるありのままの自分を受け入れてくれる場所。分からない…タンジェは僕にとって、そうなんだ…正直な心、愛、死、その間にあるものすべてと同じように掴みにくい…そのすべてのまとめ、と同時に、何のまとめでもないもの。

そして、これまでの10年間の僕らの人生の物語、それがどれだけ信じられないような航海かってことに加えてーそれにしても、なんてクレイジーな10年だったんだろう。数えきれないほどの奇跡を、自分たちや他の人たちの中に見てきたー僕は兄弟、姉妹、友人、そして人生を共にしてきたパートナーたちを、僕の場所タンジェに招待することができた。レコーディングスタジオを設置し、音、言葉、色、イメージに取り組む最高の恵みを得たんだ。それらを曲にし、歌詞にし、絵画や映画などにして、バンドとして、友人、家族としての僕らを発見し、再発見している…それは君たちみんなと分かち合うのを楽しみにしている希望の欠片だよ。

だから、この新鮮な創作スペースで、ベンと僕は、セフのコラボレーションと一緒に、新しい音楽プロジェクトに取り組んだんだ。今年の春にリリース予定だよ。これまでの作品とは全く違うものであり、喜びに満ちた刺激的な感情をアーティスティックなランドスケープで描いたものだ。探し求める者が持つ挑戦の心、膝をつく者と一緒に立ち上がる結束、一人よりも大きなアイディアによる勝利、絶望から生まれた純粋な愛にインスパイアされたコンセプチュアルなプロジェクトなんだ。僕らはこのプロジェクトを誇りに思っているよ。その本質を君に知ってもらうのが待ちきれない。

Your Favorite Enemiesの次の冒険として、これからの数ヶ月は交流に富んだものになるはずだ。というのも、6人全員がタンジェに集まって4月まで一緒に音を探し、実験していくからね。それこそ、簡単に素早く創作しようっていう試みに固く反対する僕らのやり方だ。ただここに全員が集まったというだけでも、もう既にとても刺激的だよ、だから、僕らの生き返ったアーティスティックな海から何が生まれるか、とても楽しみにしてる。

君たちと過ごす瞬間が早く来ないかと待っているよ。新しい1年が君にとって喜びに満ちた達成的なものでありますように。きっともうすぐ会えるさ。ハグや笑顔、コンサートや音楽に関するお祝いとか、ツアー中のどこかとかでね。

みんな大好きだよ
アレックス、そしてジェフ、ミス・イザベル、ベン、セフとムースより

PS:バンドのファンクラブ(SFCC)に入って、僕らの北アフリカの冒険や今後のプロジェクトについての情報を楽しんでね。

SFCCメンバーになる