アレックスより

Written by Your Favorite Enemies. Posted in ニュース

今はクリスマスと大晦日のどこか、午前6時を過ぎたところ。今日が何日なのかは特に重要じゃない…生きていると感じるために日付を数えるのは止めたんだ。一時の保証のために時計を見るのを止めたんだよ。次々に消えていく日々に意味を見出そうとする意思を失くしてしまったんだ。僕が詩を書く部屋にある小さな窓からの眺めが、今知るべきこと全てを教えてくれる。街は眠っているということ。そして、僕の友人たち&バンド仲間のジェフ、ベン、ミス・イザベル、セフとムースも。彼らはここ1、2週間ほど家に滞在しているんだ。外を吹く風は、秋の明るい色を見せている山の木々ほど穏やかで、僕は柔らかく平和に晴れるであろう1日の最初の輝きを讃えている。レナードとマッカイは僕の足元で眠っているよ。本を読んだり書き物をしてる時、いつもそうしてるようにね。こういう心を明け渡すような純粋な瞬間に感謝できるようになったんだ。こういうときは、新鮮な空気の中、無垢な心が自由に溢れ出す。その静けさ、またはその破片こそ、鬱との長い戦いに疲れてタンジェへと渡ってからずっと、自分の心と精神を満たそうとしてるものなんだ。それはバージニア州にまで及び、数ヶ月間をここで過ごしている。

この1年は、感情的に豊かでありながらも、混乱した年だった。きっと他のバンドメンバーたちもそうだと思う。言うまでもなく、YFEファミリーチーム全体も。タンジェは僕にとって心の回復の時間であり、僕ら友人として素晴らしく安堵できた時間だった。最高の喜びに溢れた生活が、僕の人生に、僕らの冒険や創作の旅に待っているなんて信じていなかったよ。自分の目で見ることができたとしてもね。多分、僕は何度も疑いすぎて、奇跡を信じることができなくなっていたんだ。でも愛は…愛が僕を裏切ったことはない。たとえ、僕が色々な方法を見つけて、その贖いの本質を欺き続けたとしても。幸運なことに僕の場合、愛は膝をついた正直な男をいつだって許してくれる。それこそ、僕にとっての1年だったように思うんだ。自分の足で立つ意思、そして前へと進む勇気を見つけることについて。たとえほんの少しだったとしても。後ろ向きに這っていたような存在だった僕にとっては、今も学んでいる途中なんだよね…

僕は全く赤の他人から、素晴らしいライター、レポーター、そして親愛なる友人たちから受け取った、たくさんの質問に答えたー多すぎて数えきれないくらいーYour Favorite Enemiesのフロントマンとして答えてきた数よりもずっと多くね。でも、最近になってようやく、最も個人的な質問に対して、本当の答えを探しても良いと思えるようになったんだ。いくつものハテナマークの後に来る沈黙を、気が散るようなホワイトノイズや安全装置の響ではないもので埋めても良いんだってね。過去を振り返るのは嫌いなんだ。たとえ、陰った亡霊が常にイメージとして頭の片隅に残っていたり、疲れすぎて閉じれないくせに、降伏するにはプライドが高すぎる僕の目の前で、古い嘆きの季節の痛みが繰り返し映し出される中、生き続けていたとしても。そして、何故、何故、何故ー果てしなく続く何故ーを避けるためにできること全てを行い、どうでも良いような幻想を真似ようとした後、「分からない…本当に分からないんだ」ってシンプルに答えることは、僕にとって何となく特別なんだ。そして、きっと偽物の笑顔を、たとえ期待されたものでなくても、本物の瞬間に変えても良いんだと思う。

数日前、ジェフと僕は話をしながら、昨年のマッドネスについて笑い合っていた。そしてお互いの存在がどれだけ恵であるかを改めて話したことで、喜びの涙へと導かれたんだ。ベンとミス・イザベルが会話に混ざり、その後ムース、そしてそのすぐ後にセフが加わった。僕らはタンジェについて、音楽、人生、嘆き、信仰、希望について分かち合い、また恐れ、疑い、心配、不安、そして大切な愛すべき人たちのことについても話した。僕ら6人について話し、今も成長を続けている素晴らしいYFEファミリーについて話した。僕らの世界、そのナンセンスやその不思議について話して笑ったよ。僕らの友情がいかに機能不全であり、けれど素晴らしく、どれだけ恵まれているかについて話した。僕らはキッチンで何時間も立ち話したんだ。お互いがすごく近かったから、グループでの祈りの会か何かのようだったよ。テキーラのショットを数回飲んだ後、朝日が見えるくらいの時間にベッドへ行った。神々しい光とシンプルな約束をまとった朝だった。朝の目覚めと共に、僕らはみんな眠りについた。そして、このメッセージを書きながら、僕は同じように賞賛に値するような素晴らしい朝日を眺めている。

僕にとって、僕らみんなにとって、個人的にも全体的にも2018年がどれだけ決意に溢れたものかを書こうと思っていて、2019年がどんなものになるかのヒントを知らせたいと思ったんだけど、セフが一部屋ずつ扉を開けてみんなを起こしてるから、ジェフが大声で笑ってるんだ。こうやってさ、今日も1日良い日になるって分かる。どんなことが起きようと、その理由が何であろうとね。セフが僕の部屋に来る前に、2018年を振り返るとしたら、僕にとって人生最高の瞬間を受け入れられたことに深く感謝をしてるってことかな。それが、どんなものであろうと、一瞬だろうと、長期間だろうと、幸福だろうと悲しみだろうと、後悔だろうと完全な受け入れだろうとね。人生最高の瞬間はいつだって、自分の手にあるものなんだ…

「ブラザー、起きろ!プレゼントを開ける時間だぜ!!!レッツゴー!起きろ!!!」って、セフが今まさに叫んでいる。僕が今、違う部屋にいることも知らずに。ということは、今日は12月31日のはずだ。毎年恒例のプレゼント交換はこの日だから。いつものごとく、きっとセフは受け取るプレゼントにがっかりするだろう。そして、欲しかったのは1959年フェンダー・ジャズマスターであって、バカげた詩集や1959年じゃないフェンダー・ジャズマスターじゃないって文句を言うはずだ。(今年も僕はセフの名を引いたんだよね!!!)

長々と書いたけど、どうもありがとう、兄弟、姉妹、友人、ファン、仲間、そして愛する人たち。君の忠実なサポートと寛容な愛が、僕らの足元を明るく照らし続けてくれた。疑いの暗闇の中で行き先を見せてくれただけでなく、落ち込んだり、絶望の中で自分を見失っているときには、いつも手を差し伸べて導いてくれた。そして、覚えておくべきは、君たちこそ本当に永遠に続く瞬間であり、不安定な意思を奮い立たせてくれる存在なんだってこと…

「アーレーックス、どこにいんだぁー?プレゼント交換の時間だぜぇぇぇ!!!!!」ーセフ

行かなきゃ 😉

大好きだよ!!!

アレックス