Tour Bus Confessional: France & Netherlands

Tour Bus Confessional: France & Netherlands

夢のようなドイツが終わりました…ドイツを再び夜に発ち、ここ数日の中で一番長い移動を経験しました。でも、まだそこまで長くありません。考えても見て下さい、2つの国をまたぐケルンとパリ間が約5時間、モントリオールとトロント間が6時間ということを。同じ国の中で、州をまたぐだけなんですよ(そして信じて下さい、モントリオールとトロント間の高速道路401と比べると、全てがゴージャスに見えます…モントリオールとトロント間はつまらなくなる程、何もないんです!笑)

そして早朝にパリのどこかに着きました。何時だったか正直覚えていませんが…その日もとても寒い、灰色で、雨が降っている日でした。ツアーで行く国の全てに、イギリスの天気も一緒に運んでいたような感じでした!

バスはライブハウスの外に止まりました…カーテンを開けてみて、びっくり!大勢のファンが既にバスの周りに集まっていたのです!こんな早朝なのに、何時から彼らはここにいるんだろう?そんなことはあまり考えませんでした。ようやく彼らに会えることが、単純に嬉しかったのです!私達はみんな着替えをし(もちろんカーテンを閉めてから…)少しコーヒーを飲んだら、もうバスの外に出る時間でした…私達はみんなとてもワクワクしていました。恐ろしさで完全に凍りつくまで…何と、マネージャーが私達よりも先に、バスの下に積んであるスーツケースを取りに、下着姿で外に出たのを見たのです。あちゃー…私達は恥じました。そしてファンの人たちが少し可哀想に思いました。私達はみんなに挨拶をし、お互いに自己紹介をして、少し会話をしました…それはとてもシンプルでしたが、とても良い時間でした!



ライブハウスに貼ってあったポスター


私とMarjoは数分抜け出すことが出来ました。トイレに行き、化粧をする必要があったのです。ライブハウスの一つ先の通りの角に、小さなコーヒーショップを見つけました。「完璧!」と思い、中に入りました。私達は用事を済ませ、そしてせっかく入ったのだから、コーヒーを注文しようと思い、カウンターへ行き、英語で注文をしました。そしてバリスタの人が当惑したのを見て、私達が再びフランス語圏にいるのだと再認識したのです。私達は謝り、そしてフランス語で注文しました…私達はコーヒーをゲットし、ライブハウスに戻り、そのコーヒーを一口飲みました…でも何故でしょうか?それはコーヒーではなく、純粋なエスプレッソだったのです!!!!間違わないで下さい、私はエスプレッソが好きです。でもそれを飲むと分かっている時だけ…!笑

ファンの元へ戻り、ライブハウスの周辺を少し歩き、周りに何があるのか探検しました…パリはとても美しい町です…素晴らしい場所…ライブハウスが偶然もう開いていて、しかもwi-fiが通っていました。嬉しいことです。インターネットカフェを探さなくていいですからね!ケルンで、場所を探すために延々と歩いて探した経験は、私に苦い思い出を残しました…笑 私達は外にある小さいテーブルに座りました…その日はとても忙しくなる1日、多くの予定が詰まっていたのです…



ライブハウスの外にて、その日への準備!

最初の予定としては、雑誌RockOneのための写真撮影です。彼らとは既にコラボレートした経験がありました。そして後にまたコラボレートすることになるのです…それはOpen Your Eyesのビデオクリップのためのコンテストをした時でした!



撮影準備… いつも笑顔!気に入るでしょう…


写真1…笑顔がありませんが… 写真2…まだ笑顔がありません!

違う場所での写真撮影の合間の休憩中、バンドメンバーはファンと話しをする時間を取りました。彼らは撮影の様子を遠くから眺めていたのです。何を話していたかは分かりませんが、みんなが楽しんでいる様子はとても良く伝わって来ました!



ファン数名と一緒に & ファンと一緒にバスの周りで…

そしてもう、サウンドチェックの時間でした。その夜は他のバンドもいましたが、私達がヘッドラインを務めるということで、サウンドチェックが一番最初だったのです…ライブハウスは最高でした!とてもクールな場所でした!一目見て私達は気に入りました…そしてバックステージも、最高の場所だったんです…私達はみな、とても気に入りました…サウンドチェックが終わってすぐに、そこに戻りました!そこで何をしたか分かりますか?笑



サウンドチェック… 数名はバックステージで素敵な時間を過ごしたようですね!笑

数名はバックステージでビデオや写真やブログ(また!)をアップしたりして働き、他の人は眠り、Alexはアムネスティ・インターナショナル・フランスのインタビューを受けていました。とても体調を崩し、かろうじて動ける感じでしたが(酷くなってから数日が経っていました)インタビューを受けることは彼にとってとても重要だったのです…外の、川の近くで、15分のインタビューの予定が結局1時間のインタビューになりました。でもAlexを知っていたら、驚くことではありません…彼は自分の信じているものに情熱的で、人権について話す時は、その熱意や炎を止めるのが難しいのです…



アムネスティ・インターナショナルとのインタビュー

夜になり、もうすぐバンドがステージに立とうとしていました…ショーは大量のスモークで始まりました…霧が濃すぎて前に何があるか見えず、ステージのどこに向かっているのかも分からないくらいでした…とても危ないですよね…!セフは転んでいたかもしれません…!笑 ショーは激しかったです…観客の人々と同様に、とても激しかったです。ショーを見る限り、Alexがかろうじて動ける状態だなんて分かりっこありません。Benが毎回観客の中へと何度も戻って行ったのは、休むためであり、Mooseとあまり良い時間を共有していなかったからだなんて分かるはずありません…そしてこのショーで、現在”Vague Souvenir”の中の曲として現れる、Noir Désirのカバー曲”Des Armes”がパフォーマンスされたんです。



扉が開いた時のステージの前の人々… ありのままの激しさ


そう、あれはロックなショーでした! ショーの後にファンに敬礼…

バックステージに一瞬寄って、メンバーはまた外に戻りました。ショーに来てくれたファンの人たちが彼らを待っていたのです…数名は早く帰らなければいけませんでしたが、他の人たちは終電を逃すことも気にせず、その場に留まっていました。次の日の電車で家に帰ったのです。その日の出来事は、今すぐ終わるには激しすぎて、リアルすぎて、クレイジーすぎたと言っていました!そのうちの一人は、クレイジーさの限界を越えたかったのか、セフにダンスのようなものを教えようとしていました…笑



ライブハウスの外にて、ショーの後のファン

私達はバスに戻りましたが、1日が終わる気配は全くありませんでした。そうです…私達はツアーバスに乗り、他のファンたちはタクシーを使って、エッフェル塔の前でまた合流したのです…短すぎる時間でパリの最も美しい場所を巡りました…エッフェル塔のてっぺんを見るだけでも、とても感動的な眺めでした…特に自分がたった今経験した瞬間を考えると…その後私達は少し歩き、士官学校まで進みました…エッフェル塔の素晴らしい眺めを見た場所から…歩いて、階段を上り、AlexとJeffは最高の瞬間をともに分かち合いました…「僕らをここに導いたのが、僕ら自身の音楽だって信じられるかい?」…もちろん…私達は信じます…今ならもっと、音楽がどれだけパワフルかを理解できるので。パリはとても美しい町でしたが、音楽が自分たちをそこに導いたのだと発見することは、全く違う視点を与えます。そしてファンの人たちと経験したもの、フランスの人々との繋がりはとても強く、とても鮮やかで、とてもリアルなものでした。そしてそれが始まりに過ぎないことを知っていたのです…



エッフェル塔



エッフェル塔での素晴らしい夜の後、私達は早朝にパリを出ました。行き先はオランダ、デン・ハーグ。ベルギー全土を通り、5時間ほどの旅です。私達は到着しました。そしてたとえ少し軽薄でも、アムステルダムのような景色を期待していたのです…でも私達がいた場所は少し脱線していました。そこはそんなに大きくない、可愛らしい村、より歴史的な感じでした…建築物は再び素晴らしいもので、道には人が少なく、ネオンの明りも少なかったです。私達はこの町に一目惚れしました…

バスを降り、ライブハウスの場所を確認するために少し歩きました…そんな早朝にライブハウスが開いているはずもなく、私たちはまたカフェを探して歩きました。大きなプラザの前にあって、道なりに立っているカフェを、割とすぐに見つけました…素敵な場所…静かで、2階があって、美味しいモカがありました!そこに数時間留まった後は、もうサウンドチェックの時間でした…



ライブハウスの外 & バンドのライブポスター

サウンドチェックはすぐに済みました…少し哀愁が漂う感じでしたが…というのも、これがツアー最後のショーだろうと分かっていたので…



サウンドチェック中… コントロールボード-小さいやつ!笑


ショーの前の弦の調整

サウンドチェックが終わり、バックステージで時間を少し過ごしてすぐに、ファンの人たちが外で私達を待っていることを知りました!バンドメンバー数名とクルーたちは彼らと一緒に、最後のプロモーションをするために、午後中フライヤーが配られた場所へと行きました。もちろん、Jeffは彼らと一緒に行きました。彼はそういうことをするのが大好きなんです…まぁ、彼が通りで違法行為をして、2人の警察官に逮捕されるまでですけど。ジェフは抗議しました。別に違法なことなど何もしていないと。ドラッグやマッサージパーラーの広告なんかも配ってないし、これは近くで今夜行うカナダ人が行うショーのプロモーションなんだと…彼は、その警察官たちが間違っていたと気付かせるために、熱心に説明しました。しかし…警察官は間違っていなかったのです!何が違法かと言うと、そこでフライヤーを配ることでした…たとえ健全なものでも。ジェフは何の収穫もなくそこを離れました…でもプロモーション時間が少し短くなっただけと言いましょう!笑



フライヤーを持って出発


ミスったプロモーションをインタビューに… 2人の警察官がジェフを逮捕?

その後、割りとすぐにライブハウスへと戻らなければいけませんでした。ショーの前に準備する時間を確保するためです…ストレッチしてボーカルエクササイズをし、セットリストを復習しながら、バンドメンバーは待っていました…



ショーへの準備… ムースがジェフにギターを教える?笑

再び、ショーは最高でした…そんなに多くの人はいませんでしたが、来てくれていた人の一人がとてもエネルギッシュで、今まで見たことないくらいでした…全くエネルギーが失われていないかのように、体に残っていたのと同じくらいの強さで、そのエネルギーが壁に響いて私達に跳ね返って来る感じでした…バンドも観客も両方…



ステージを去る前のさよならの挨拶

そして私達は2階へ上がり、クレイジーなダンスパーティーが行われていた、小さなカフェ/バーに行きました…それは長くは続きませんでしたが。ほんの数人だけが参加しました。そしてその場で起きていることに注目をしなかったことで戦っているようにも見えました…もしくは注目しすぎていたからかもしれません。どちらにしろ、それはダンスとケンカの両方だったと思います。



ケンカと間違われることもあったかも… ダンスを思われることもあったかも…

そうして、そこを発つ時間が迫って来ていました…最後の写真の時間…



ファンとの最後の一枚



コメント (4)

  • RIE

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    Wow…what a great sharing with us of all these experiences through some European countries…!! <3 I wish I could've been there with you guys.
    But I'm sure I will be able to be with you next time you will visit Germany, France, Holland, England…and Belgium!!! (YAY!!!)
    I will move to Belgium in next April, 2013…If you will need any help there, please contact with me then!! And of course I would love to go with you all through your tour in Europe!! (^-^)/

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    • Stephanie

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      Wow, Rie!!!
      Definitely, it will be a pleasure to spend this time on tour with you next time we go to Europe… Some of us from Canada, some of us from Japan, who have met through Your Favorite Enemies, would meet in Europe… Wouldn’t that be incredible? lol! That fascinates me all the time… 🙂
      I am looking forward to seeing you again… in Europe, or in Japan!!!! 🙂
      xxx

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  • Momoka

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    色々な角度からこのフランスとオランダでのツアーの様子が見れて、嬉しかったです!!ファンとの距離がいかに近いか、人との繋がりをいかに大事にしているかが、とても伝わって来ました!そしてそれは今でも変わっていないこと…繋がり、分かち合い、瞬間…それらを生み出す彼らの音楽に出会えたこと、そしてYFEというとってもユニークなバンドに出会えたことに感謝しています!これからのツアーがとーーっても楽しみ!!!^^

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    • Stephanie

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      Your Favorite Enemiesはもちろんユニークなバンドで、彼らと一緒にいることもユニークな経験…私はバンドがYour Favorite Enemiesになる少し前、ムースが入るちょっと前にメンバーに出会ったけれど、もうすでにそれは感じられたわ…この彼らとの最初の出会いが私を今へと導いて、一緒に働いているの…彼らとの毎日は、日々のツアーみたい…何が起こるか全く予測できないし、それがどんなインパクトを持つのかも分からないわ…予想外への準備をしていてね…いつの時も!

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